【X-MEN】映画『X-MEN』(2000)ネタバレあり感想&考察|差別と共存、2人の指導者が描く未来

こんにちは、ゆーです!
今回は映画『X-MEN』についてお届けします。
ミュータントへの差別や恐怖を背景に、人類との共存を願うプロフェッサーXと、力によって未来を変えようとするマグニートーの対立が描かれる、シリーズの始まりとなった作品。
ウルヴァリンとローグの出会い、子どもたちを守る「恵まれし子らの学園」、自由の女神像での戦いまで。
初見ならではの驚きや、今後のシリーズにつながる謎を、ネタバレありで感想&考察していきます!
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/x-me
物語を振り返りつつ、感想&考察をお届けします~!
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概要・あらすじ(X-MEN)
| 公開日 | 2000年10月7日 | ||
|---|---|---|---|
| 監督 | ブライアン・シンガー | ||
| 制作 | ラルフ・ウィンター, ローレン・シュラー・ドナー | ||
| 時間 | 104分 | ||
最新VFXを駆使した近未来SFアクション超大作!今、人類の未来と進化をかけ、新たな戦いが始まる──。 200X年、人類は新たな「差別法案」の立法化を目指していた。それはDNAの突然変異により超人的なパワーを持つ“進化した人類=ミュータント”を社会から合法的に迫害するものだった。人類との共存を目指すプロフェッサーX率いるミュータント集団X-MENは、人類の滅亡をもくろみテロ活動を企てるマグニートーたちと全面対決に突入していく!
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/x-men
お気に入りの作品を観返すのはもちろん、新しい物語との出会いも!
映画『X-MEN』を振り返る
以下より物語のネタバレを含みます
①超能力者たち"ミュータント"が出現した世界
物語は、現実の私たちの世界とよく似た、少し先の時代。
遺伝子の突然変異によって特別な能力を持つ人々、「ミュータント」が存在する世界を舞台に描かれます。
超能力に対する世間の対応
そんなミュータントたちに対する世間の対応、それは恐怖や偏見、そして差別でした。
未知の能力を持つ人が身近に現れたら、不安を覚える人がいること自体は想像しやすい部分ではあるんですよね…。
相手がどんな能力を持っているのか分からず、その力が自分たちの生活を脅かすかもしれない。
未知の存在を前にした人々の戸惑いは、作中でもリアルに感じられます。
そういえば日本のアニメでは似たような設定で「僕のヒーローアカデミア」という作品がありますが、あちらでも超能力者が出現した当初は相当な混乱に陥っていましたし…。
あちらの場合は、社会大混乱→一人の超能力者による恐怖政治が引かれるディストピア→ヒーローによって倒されてとりあえずは平和になる…みたいな経緯を辿っていましたね。ヒロアカの背景に今作X-MENの存在があったら面白いなあ…。
そんな中、アメリカの議会では「ミュータント登録法案」の審議が進んでいく。
そんな事をしてはより事態が悪化するだけだ、と証言する人物がいる一方、ケリー上院議員のように、ミュータントは危険だからさっさと登録して管理してしまえ、という意見に大衆は同調します。
自分たちの理解を超える存在が身近にいるとき、理解するより先に管理しようとしてしまう。
人々の不安と、ミュータントたちが当たり前に生きる権利。
人類の歴史がこれまでそうだったように、なかなかに平和的共存は難しそうですね。。
プロフェッサーXとマグニートー
そんな世の中でミュータントとして生きる2人の人物、プロフェッサーXとマグニートー。
プロフェッサーXは「X-MEN」そして「恵まれし子らの学園」を組織しており、ミュータントの子どもたちの居場所と教育を提供して、人類との平和的共存を目指す人物。
一方のマグニートーは、ミュータントの仲間たちを率いており、人類との共存に希望を持たず、力によってミュータントの未来を切り開こうとしています。
どうやらこの2人は旧知の仲の様子。
今作ではその過去はそこまで深く語られませんが、お互いの考え方が対立して、それぞれの組織ぐるみで対立して戦っている一方で、簡単には割り切れないつながりが残っているように見受けられます。
自由の女神像での戦いのあとも、プロフェッサーXがマグニートーをただの敵として切り捨てていないように感じられましたし、「お互いに対立はしているが、過去の思いは消えない」というような関係性なのかな…?
ウィキッドのエルファバとグリンダみたいな関係なのかな…?
②「恵まれし子らの学園」と人々
物語は、治癒能力を持つミュータントのウルヴァリンが、触れた相手の生命力や、ミュータントの能力を吸収するローグと出会ったところから動き出します。
2人は突如ミュータントに襲われますが、窮地を救ったのがプロフェッサーXの元でX-MENとして活動しているミュータント、ストームとサイクロップスでした。
学校の地下に秘密組織がある!
「恵まれし子らの学園」は、一般の世間では疎まれ迫害され居場所をなくした子どもたちが、集い、自らの力の使い方と一般的な学問を学ぶ事ができる学校施設。
一方でその地下には超ハイテクな施設が隠されており、秘密組織「X-MEN」の本拠地となっていました。
この、”一見学校にしか見えない場所の地下が秘密組織になっている”という設定、良いですねえ~!
こういう設定だけでもうワクワクニヤニヤしてしまいます。笑
スタイリッシュでハイテクな組織内部の様子だったり、地下施設からジェット機が飛び立つ描写だったり。
いつかここにいる子どもたちも、X-MENとして活動していくんだろうなあ、というのが想像できるのもワクワクしますね!
メイン登場人物の能力も魅力的
そんなX-MENとして今作でメインで登場する人物は、4名。
ボスのプロフェッサーXはもちろん、天候を操り雷を落とすストーム、目から強烈なエネルギーを放つサイクロップス、テレパシーや念動力を使うジーン・グレイ。
それぞれのメンバーに見せ場があり、能力も分かりやすくて見ていて面白かったですね!
唯一、どうやらジーン・グレイだけはまだまだ能力に拡張の余地がありそうですが、これは今後のシリーズで追々明らかになっていくのかなと思います。
ウルヴァリンとローグ
主人公のウルヴァリンは、超回復の能力を持つミュータント。
骨格をアダマンチウムで覆われた過去について記憶を失っているようで、その素性はまだまだ謎に包まれています。
拳から飛び出す爪は彼自身の身体の一部。
刃が皮膚を突き破っても、「刃が飛び出しても治癒能力でどうせ治るからOK」というなかなか乱暴な仕組みです。
毎回痛みを感じる、というのがえげつないですね。。
アダマンチウムといえば、MCU映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』にも登場した金属です。
映画としてはこちらの『X-MEN』がずっと先に登場しているので、今後X-MENとMCUが合流した際にこの金属がどう扱われるのか?等も気になるところです。
そんなウルヴァリンが出会った少女が、ローグ。
”触れたものの力を奪う”という能力で、相手が人間なら生命力を、相手がミュータントならその能力を奪うことができるようです。
なにそれ強い!
ただ、その能力が突如覚醒した彼女は、恋人とのファーストキスで恋人を昏倒させてしまいます。
ミュータントだ超能力者だと言っても、その能力自体を選ぶことはできないわけで、ウルヴァリンに出会って「恵まれし子らの学園」にたどり着くまで、相当つらかっただろうなあ…。
だからこそ、最後の戦いで無事命が助かって本当に良かった!
あのままマグニートーの策のせいで命を落としてしまうのは、あまりにも切なすぎます。
③自由の女神像での決闘
物語は進み、マグニートーは世界の指導者たちをミュータントに変えれば、人類のミュータントに対する態度も変わるはずだと考え、自由の女神像で計画を進めます。
ミュータントの存在を恐れる人々に、自分たちと同じ立場を経験させようとするわけです。まあ確かに、理屈は通っている。
ただその策略には2つの副作用がありました。
一つは、装置を動かすためにローグの能力を利用し、その命を危険にさらすこと。
この事に対し、マグニートーは「一人の犠牲でミュータント全員が救われるのだから良いでしょ?」というヴィラン的思考を持ち出してきています。
こりゃダメだ…
もう一つは、装置によって無理やり変化させられた人間は、命を落としかねないこと。
どうやらこの副作用についてはマグニートーは知らなかった様子。
完全にローグに対してはヴィランとして振る舞うマグニートーですが、プロフェッサーXに対して直接手を下さなかったり、人類を変化させることで未来を変えようとしたところに、彼なりの思想というか正義はあるように思います。
ますますプロフェッサーXとマグニートーの過去が気になりますね…。
まあ、目的が何であれ、大勢の命を危険にさらすマグニートーの行いはダメですが…。
ローグと人々を救うために
さてそんなマグニートーの企みを阻止し、ローグと人々を救うためにX-MENは動きます。
”セレブロ”への細工で昏睡状態に陥ったプロフェッサーXを除いたメンバー、ストーム、サイクロップス、ジーン・グレイ、そしてウルヴァリンは揃いのスーツを着込んで自由の女神像へ。
このスーツしかないのか?と問うウルヴァリンに対して、「黄色いタイツでも着るか?」とイジられてるシーンに笑いました。笑
尺としては短めながらも、対ミスティーク、トード戦は面白かったですね~!
それぞれの能力が活きるのも良いし、本物のウルヴァリンであることを確かめるのに、サイクロップスに対して「君はクソだ」と言い放つのも良かった。笑
最終的に無事なんとかローグを助け出し、マグニートーの企みを阻止することに成功したので何よりです。
総合的な感想
実写映画『X-MEN』シリーズの第1作である今作『X-MEN』。
104分というコンパクトな尺で、X-MENを取り巻く世界の情勢とそれぞれの登場人物の立ち位置、その心情までしっかりと描かれており、分かりやすく楽しめる作品だったなと思います。
強いて言うなら、象徴的なワクワクするようなテーマソングがあると良かったかな…、全体的に静かめだった気がする。
恐らく今作はシリーズ1作品目ということで、全体的にメンバーや世界観の紹介が中心だったのかな?と思います。
プロフェッサーXとマグニートーの過去や、ウルヴァリンの失った記憶などなど、まだ残された謎や語られていない物語は多数あります。
ここから始まるX-MENシリーズ、続編も楽しんでいきたいですね~!
まとめ
今回の記事では、映画『X-MEN』について、ネタバレありで感想&考察をお届けしました。
- 2000年公開の実写映画『X-MEN』シリーズ第1作。
- ミュータントと人類の関係を描く物語の出発点
- ミュータント登録法案をめぐり、未知の力への恐怖が差別や排除へとつながる社会が描かれる
- プロフェッサーXは人類との共存を、マグニートーは力による変革を目指し、思想が対立する
- 「恵まれし子らの学園」は、能力に悩む子どもたちの居場所であり、X-MENの秘密基地でもある
- ウルヴァリンの治癒能力や失われた記憶、ローグの触れた相手の力を吸収する能力が物語の鍵となる
- ストーム、サイクロップス、ジーン・グレイらの能力やチームワークも、シリーズ第1作ならではの見どころ
- 短い上映時間で世界観と登場人物を紹介しつつ、差別、共存、仲間との絆というシリーズのテーマを印象づける
プロフェッサーXとマグニートーは、ミュータントたちの生きる道にまったく違う答えを出しています。
そして、望まずして能力に目覚めたローグや、過去を失ったウルヴァリンのように、その狭間で自分の居場所を探す人たちがいる。
派手な能力バトルや秘密基地のワクワク感だけで終わらず、彼らがどんな未来を選んでいくのか気になって仕方がない。
そんなシリーズ第1作だったなと思います~!
続編では、それぞれの過去や関係性がどう描かれていくのか、今から楽しみです!


