【マーベルMCU】『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』ネタバレあり感想&考察|ロケットの過去と仲間たちの旅立ち

こんにちは、ゆーです!
今回は、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のネタバレ感想&考察をお届けします!
銀河のはみ出し者たちが集まったガーディアンズ。
彼らの物語が、いよいよ大きな節目を迎える今作で中心となったのは、これまでほとんど語られてこなかったロケットの過去でした。
ガーディアンズらしいいつもの笑いと派手なアクションも盛りだくさんで、気づけば何度も胸がいっぱいになる、MCUの中でも屈指の名作だったと思います。
物語を振り返りながら詳しく語っていきます!
https://marvel.disney.co.jp/movie/gog-vol3
物語を振り返りつつ、感想&考察をお届けします~!
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概要・あらすじ(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3)
| 公開日 | 米:2023年5月5日 日:2023年5月3日 | ||
|---|---|---|---|
| 監督 | ジェームズ・ガン | ||
| 制作 | ケヴィン・ファイギ | ||
| 時間 | 150分 | ||
アベンジャーズの一員としてサノスを倒し世界を救ったものの、ガモーラを失ったショックから立ち直れないピーター・クイルとガーディアンズの仲間たち。そんな彼らの前に、銀河を完璧な世界に作り変えようとする、恐るべき狂気の科学者が立ちはだかり、ロケットに命の危機が迫る。家族を超えた絆で結ばれた大切な仲間の命を救うカギは、ロケットの知られざる過去に隠されていた…。最強の落ちこぼれチームvs最凶の完璧主義者の全銀河の運命をかけたラストバトルが今、始まる――。
https://marvel.disney.co.jp/movie/gog-vol3
お気に入りの作品を観返すのはもちろん、新しい物語との出会いも!
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』を振り返る
以下より物語のネタバレを含みます
①ロケットの過去
今作は物語冒頭、ハイ・エボリューショナリーの指令を受けたソヴリン人・アダム・ウォーロックの襲撃によって重傷を負わされたロケットを救うために奮闘する、という物語。
キルスイッチのパスキーを入手すべくガーディアンズの面々が動く傍ら、今まで描かれてこなかったロケットの過去が描き出されました。
ロケットはどのようにして誕生したのか。
今まで全く触れられてこなかったその秘密、それは実はロケットはハイ・エボリューショナリーが理想的な社会を創造するための”理想の生命体”を作り出す実験の被験体だった、というものでした。
さまざまな動物たちを実験台に、より高度な生命体になるよう手術を施す。
その手術は、似たような経歴をもつネビュラをもってしても「見ていられない」と言わしめるほどで、当時どれほどロケットが苦しんだかが、それだけで分かりますね…。
数々の動物が実験台になる中、ロケットはハイ・エボリューショナリーの知能を超えるという大成功例。
なるほど、これまでのシリーズでもまたたく間に機械を組み立てたり、宇宙船の修理をしたりというシーンがありましたが、そのルーツがここにあったとは…!
”ハイ・エボリューショナリー”という狂気のヴィラン
さて、そんなロケット誕生の経緯も大概ですが、その後そんなロケットの様子を見たハイ・エボリューショナリーは、実験の成功に喜びつつも、自分の知性を上回る発想を見せられた怒りが爆発。
さらには、ロケット以降、ロケットと同じようなひらめきを持つ存在を生み出せない事実に激昂し、挙句、研究のためにロケットの脳を摘出することを決定するわけです。
ハイ・エボリューショナリー、とことんマッドサイエンティスト過ぎます。怖。
そしてそんなロケットに逃げられ、後にその存在を確認してからは、もうなりふり構わずロケットを執拗に追い続けますが、この執拗さも、めちゃくちゃ怖い。
序盤はアイーシャとウォーロックを使って、「ロケットを捕り損なった場合、ソヴリンを破壊する」と脅してロケットを追わせます。
実はソヴリンの創造にもハイ・エボリューショナリーが関わっていた!という事実にも驚きましたが、一つの惑星の運命そのものを脅しの材料にするのが怖すぎましたね。。
次に、ウォーロックがロケットの入手に失敗すると、今度は自らガーディアンズを罠にかける形でロケット入手を目論む訳ですが、その過程で自身が作り出したカウンター・アースが不完全だからと爆破して、星ごと完膚無きまでに破壊します。
いやいやいやいやマジかよ…。
異様なまでの完璧主義で、少しでも気に食わない部分があると、その命を全て奪ってまたゼロから作り直す。
倫理観が完全に、全くのゼロです。本当に怖い。
サノスの行いだって到底許されるものではありませんが、命を自分の作品としか見ず、失敗作だと判断したら平然と壊すハイ・エボリューショナリーには、また別種の恐ろしさを感じました。
Vol.2のエゴといい、今回のハイ・エボリューショナリーといい、ガーディアンズのヴィランは完全に倫理観がバグっているヤバい人物が多いですね…。
カウンター・アース破壊後、部下が止めるのも無視してロケットを執拗に求め付けたハイ・エボリューショナリー。
挙句、反乱した部下たちを一人残らず殺し、残った部下に恐怖を植え付けたうえでロケット入手を命じます。
その姿は、もう完全に狂気そのもの。
人間の皮を被る、という見た目といい、その言動と言い、とことん狂気のヴィランでした。
ロケットには仲間がいた
そんなロケットの過去の中で、彼には実は仲間がいたことが明らかになります。
カワウソのライラ、セイウチのティーフス、ウサギのフロア。
皆同じバッチ89の被験者で、過酷な実験の実験台とされた動物たち。
狭く暗い檻の中で、そこには温かな友情が築かれていて、だからこそ彼らを失うことになってしまったロケットがあまりにも辛すぎて切ない。
Vol.2では、ロケットがとにかく孤独で、その孤独を埋めるためにわざと周囲から嫌われるような粗暴な言動をするし、必要がないのにバッテリーを盗んだりするような描写がありましたが、そのルーツがここにあった、ということですね。
ロケットの過去、彼が抱える闇の深さはこれまでのシリーズで端々で触れられていましたが、満を持して語られたその事実は、想像以上に重く辛いものでした…。
②ガーディアンズらしい派手な展開と戦闘シーン!
そんな重いロケットの過去が描かれる一方、ガーディアンズシリーズならではの派手な展開とアクションはもうフルスロットル!
冒頭のノーウェアからオルゴコープ、カウンター・アースにハイ・エボリューショナリーの船と場所を変え状況を変え、激しく物語が動いていくテンポの良い展開が、相変わらず最高でした!
ガモーラとオルゴコープ社への侵入(侵攻?)作戦
序盤のオルゴコープ社への侵入(というより実質的には侵攻)作戦は、ガモーラとクイルのやり取りが印象的。
インフィニティ・ウォーでサノスに命を奪われるも、エンドゲームで過去から現代にやってきた別のガモーラ。
クイルはそんなガモーラの喪失をいまだ受け止められず、別のガモーラに自分の知るガモーラを投影しようとしますが、まあそりゃ過去のガモーラにしてみたら迷惑極まりない訳です。
そんな2人の関係を描きつつ、ガーディアンズらしく穏便に”侵入”したかったクイルに対し、手っ取り早く戦って脅して”侵攻”して目的を達成しようとするガモーラとのギャップが面白かったですね~!
まあ最終的にクイルもオルゴコープ社の女性社員をがっつり騙していましたし、おあいこでしょう。笑
罠ではなく”対決”
次に描かれる、カウンター・アースでのクイルの無謀過ぎる脱出作戦も派手で最高でした。
間違いなくハイ・エボリューショナリーの罠だと警告する仲間に向かって、「罠だと分かっていて赴くのは、罠ではなく”対決”だ」と繰り返すクイル。
いつもの通り、売り言葉に買い言葉という形で言っているだけかと思いきや、パスキーを手に入れられると見るや、激しく戦って空中にダイブするあたり、凄まじい。
覚悟の決まり方が尋常じゃありません。
グルートの能力を使って何とか不時着を成功させるも、あまりの無謀さに後から話を聞いた仲間たちがブチギレるのも納得でしかありませんね。笑
各メンバーそれぞれの見せ場が最高!
そんな諸々のシーンでは、ガーディアンズメンバーそれぞれ全員に見せ場があったのが素晴らしいところ!
なかなかガーディアンズのように複数メンバーのいるヒーロー映画だと、誰かの印象が薄くなりがちなところがありますが、そうはならないのがこのシリーズ。
約150分の間に、これほど各メンバーの見せ場をしっかり用意してくれるとは。
文章で語ってしまったら長くなりそうなので、ここは表にまとめてみました。
| メンバー名 | 主な見せ場 |
| クイル | オルゴコープ社への侵入 カウンター・アースでのハイ・エボリューショナリーの船での対峙と脱出 パスキーの入手と救出 ハイ・エボリューショナリーの船からの脱出(終盤) ↑ガーディアンズのリーダーらしく、見せ場は多め。最終シーンでは音楽プレーヤーを回収しようとして命の危機に見舞われるあたり、クイルらしい! |
| ロケット | 今作のほぼ主人公 ハイ・エボリューショナリーとの決戦 ↑ハイ・エボリューショナリーとの決戦シーンが最高に格好良い。 |
| グルート | クイルと乗り込んだ、カウンター・アースでのハイ・エボリューショナリー船での戦闘 ↑体の中に武器を仕込んでスキャンを突破したり、体を変形させてパラシュートのようにしたりと大活躍! |
| ドラックス | ハイ・エボリューショナリーの船での子どもたちとの対話 ↑散々ネビュラとマンティスに馬鹿にされ(マンティスは無意識だけど…)た後に、子どもたちの笑顔を勝ち取ったシーンがとても良かった。 |
| マンティス | アビリスクたちを手なずける ↑某スター・ウォーズのフォースを思い出させるような強力な能力。Vol.2であれほど苦戦していたアビリスクを3体も味方に引き込んでしまうとは。 |
| ネビュラ | ハイ・エボリューショナリーの船を制御してノーウェアと接続 ↑ネビュラの能力大活躍!腕を変形させて船の操舵自体を可能にするとは想定外。素晴らしい。 |
| ガモーラ | カウンター・アースでロケットを守り切る ↑”自分はガーディアンズではない”と言いつつ、ガーディアンズのロケットに対する思いを目の当たりにして、いざロケットが危機に見舞われた時に身を挺して守る姿が最高でした。 ガーディアンズ船の複雑な操縦が出来ない部分も含めて、良い見せ場です。 |
| クラグリン | ノーウェアの操縦、矢の操作の覚醒 ↑あれほど苦戦していたヨンドゥの矢の操作、いざノーウェアが危機に見舞われた時にヨンドゥの影を見て覚醒するシーンが素晴らしすぎました。 ノーウェアを操縦して駆けつけたシーンも最高。 |
| コスモ | ノーウェアとハイ・エボリューショナリーの船との接続 ↑自分の力を信じきれなかったコスモ。最後にはノーウェアとハイ・エボリューショナリーの船という巨大な2つを操って、大勢の命を救うことに成功。良い犬。 |
こうした全てのシーンが寄り集まって、”ガーディアンズは一人ひとりが欠かせない”と思わせてくれるのが最高でしたね…!
③ロケットの救命とガーディアンズの選択
ロケットに対する皆の思い
何とかパスキーを入手して、ギリギリのところでロケットは命を救われます。
この時のガーディアンズの面々の喜ぶ姿には胸を打たれましたね…!
皆、ロケットに対する思いは強かったと思いますが、特に印象的だったのがクイルとネビュラ。
まず、母親、父親(ヨンドゥ)、そしてガモーラを立て続けに失ったクイル。
その上、1番の親友であるロケットを失いたくないと必死に戦っていました。
これ以上大切な人を失いたくない、という思いは非常に強く。
ロケットの心臓を圧迫しながら「戻ってこい」と念じるシーンは涙無しには見れませんでした…。
そして、ネビュラ。「ロケットは私を良い方に変えた」というような発言がありました。
そう、思えばあのサノスの指パッチンの5年間、ガーディアンズメンバーの中で生き残ったのはネビュラとロケットだけでした。
その5年間、2人がどう生きていたかは物語では描かれていませんが、あの絶対的な絶望の中、お互いにお互いを支えながら生きていたことは想像に難くありません。
ロケットが無事息を吹き返したことが分かった時の、あの表情が忘れられません。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの選択
こうして無事ロケットの救命に成功。
ハイ・エボリューショナリーの船に捕らえられたネビュラ、マンティス、ドラックスの救出に向かうも、彼らはアビリスクの助けで自力で脱出していました。
ここでそのまま撤退することもできたはずですが、船の中に捕らえられた大勢の子どもたちがいると分かるや、ガーディアンズは一も二もなく彼らを救出することを選択するのです。
このシーンが、最高に格好良かった。
「もう逃げるのはやめた」と船の方にロケットが足を向けると、他のメンバーも何も言わず、何も疑わずにロケットと一緒に戦う覚悟を決めて向かっていく。
そんな7人が力を合わせ、見事なコンビネーションで敵を一掃していくあのアクションシーンは、これぞガーディアンズ!というべき最高のシーンでした。
どうしよう、もう最高のシーンがありすぎる…。
④皆が選ぶ道
すべての戦いを終えたガーディアンズのメンバーは、それぞれ戦いを経て自らの道を選んでいきます。
クイルは、”まだ失っていない”家族に会いに、地球へ。
マンティスは、長年エゴに付き従うだけだった自分からの脱却のため、アビリスクとともに自分探しの旅へ。
ドラックスは救出した子どもたちの父親としてノーウェアに残り、同様にネビュラも夢見た世界を作り上げるため、ノーウェアに残ることを選択します。
そう、3作品続いたガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。
これまでのチームはいったん区切りを迎え、それぞれの道を歩むことになるのです。
”I am Groot”
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは終わりか?」と悲しげに聞くロケットに、クイルは答えます。
宇宙にはまだガーディアンズが必要だ、と。そしてロケットはクイルよりも良い船長になれる、と。
これまでの顔ぶれで旅してきたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとは、ここでお別れとなる。
でも、これで終わりではないし、ガーディアンズの面々はお互いにお互いを愛している。
愛しているから、別々の道を辿っても全く問題無いのだと、そう思わせてくれるラストでした。
最後に、グルートが「I love you guys」というセリフを発します。
グルートの言葉は、これまで私たち観客には基本的に「I am Groot」と聞こえていました。
でも、グルートを理解し愛するものならば、彼が何を言っているかがはっきり分かるのだ、と第一作品目から言われています。
最後の最後で、グルートの言葉が私たちにも「I love you guys」として聞こえてくる。
これは、ずっとガーディアンズを見守ってきた私たち観客も、ついにグルートの言葉を理解できる仲間になれた、という演出なのでしょうか。
そうだったら良いな、と思います…!
総合的な感想
シリーズ3作目であり、MCUMCU作品の一つである今作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」。
ガーディアンズらしい派手な展開とアクションの中で、ロケットの過去、ガーディアンズの面々のそれぞれの思いと愛が描かれる、最高の作品でした。
本当にずっと楽しくって、時折泣けて、最後には感動が止まらない、そんな作品だったと強く思います。
今作を経て、これまでのメンバーはそれぞれの道へ進み、新生ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが誕生しています。
今後新生ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーがどう活躍するのか、引き続き追いかけたい気持ちもありますが、まずはガーディアンズシリーズの大きな節目としての今作に拍手を贈りたいです。
最高でした。
エンドクレジットの映像に感動
そんな今作のエンドクレジットでは、これまでのガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズで描かれたシーンが切り抜かれて流されていました。
これがもう感動的でもう…!!
ああ、ガーディアンズのメンバーが初めて出会った時はこうだったな。
グルートも一度ベビー・グルートになって、徐々にもう一度成長したんだよな。
マンティスと出会い、ヨンドゥを失い、クラグリンが仲間になって、サノスに負けてガモーラを失って…。本当にいろんな事があった。
直近の「ホリデースペシャル」のシーンもあり、これまでシリーズを見てきた身としてはもう感激の嵐です。
改めてガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズ、最高だと思います。
まとめ
今回の記事では、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』について、ネタバレありで感想&考察をお届けしました。
- ロケットを救うため、ガーディアンズが力を合わせてハイ・エボリューショナリーに立ち向かうシリーズ第3作
- ロケットが実験体として生み出された過去と、ライラ、ティーフス、フロアとの悲しい別れが明かされる
- 理想の生命体を追い求め、命を使い捨てるハイ・エボリューショナリーの狂気が恐ろしい
- オルゴコープへの潜入やカウンター・アースでの冒険など、ガーディアンズらしい笑いと派手なアクションも満載
- クイル、ネビュラ、グルート、ドラックス、マンティスら、それぞれの活躍と仲間への愛が光る
- ロケットの救命だけで終わらず、捕らわれた子どもや動物たちまで救おうとする決断
- クイルたちはそれぞれの道へ進み、ロケットを中心とした新生ガーディアンズが誕生する
ロケットは新しいガーディアンズを率い、クイルは地球で祖父と向き合い、ネビュラやドラックスはノーウェアに残り、マンティスは自分自身の旅へ。
別々の道を選んでも、これまで築いた絆が消えるわけではありません。
初めて出会った頃はお互いを信用することさえ難しかったはみ出し者たちが、こんなに温かい家族になったんだなあ…。
少し寂しくても、これ以上ない節目だったように感じます。
何度もぶつかり合った仲間だからこそ、最後にはお互いの選択を笑顔で送り出せる。
そんなガーディアンズが大好きです。
最高の作品でした!


