【マーベルMCU】『『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ネタバレあり感想&考察|歴代スパイダーマンが集結した最高の一作

こんにちは、ゆーです!
今回は、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』についてお届けします。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、MCU版スパイダーマンの集大成であると同時に、これまで20年以上にわたって描かれてきたスパイダーマン映画への最高のトリビュートとも言える作品です。
前作『ファー・フロム・ホーム』で正体を暴かれたピーター・パーカー。彼の「普通の高校生として生きたい」という願いは、ドクター・ストレンジの魔術によって思いもよらない事態へと発展していきます。
歴代ヴィランの再登場や3人のスパイダーマンによる夢の共演に胸を熱くしながらも、その裏ではピーターが大きな喪失と決断を経験する、シリーズ屈指の感動作でした。
今回は物語を振り返りながら、印象に残ったシーンや感想・考察をネタバレありでお届けします。
https://www.sonypictures.jp/he/11166654
物語を振り返りつつ、感想&考察をお届けします~!
MCU版スパイダーマンシリーズのネタバレあり感想記事はこちら!


































映画概要・あらすじ(スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム)
| 劇場公開日 | 米:2021年12月17日 日:2022年1月7日 | ||
|---|---|---|---|
| 監督 | ジョン・ワッツ | ||
| 制作 | ケヴィン・ファイギ エイミー・パスカル | ||
| 上映時間 | 148分 | ||
ピーターがスパイダーマンだという記憶を世界から消すために、危険な呪文を唱えたドクター・ストレンジ。その結果、このユニバースに、ドック・オク、グリーン・ゴブリン、エレクトロ、サンドマン、リザードといった強敵たちを呼び寄せてしまう。マルチバースが現実のものとなってしまい、次々とスパイダーマンに襲い掛かるヴィランたち。その脅威は、恋人のMJ、親友のネッド、さらにはメイおばさんにまで。この世界を守り、愛する人達を守るために、最大の危機に晒されたピーターに突き付けられる<選択>とはー。
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映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を振り返る
以下より物語のネタバレを含みます
①ミステリオの策略とドクター・ストレンジとの関係
今作の物語は、前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の直後からスタート。
あの時感じた「え!この後どうなるの!」という気持ちを綺麗に回収してくれる冒頭シーン、気持ち良かったですね!
実質的な本作最悪のヴィラン、ミステリオ
今作に多数ヴィランは登場しますが、実質的に本作において最悪だったのは、前作に引き続きミステリオでした。
そもそもこいつが死の間際に策略を巡らせなければ、今回の戦いも、最後のエンディングも訪れなかったはずだと思うと怒りが湧きますねほんと…!←
これまでMCUシリーズでは、サノスを始めとして物理的に強すぎて脅威として大きすぎるヴィラン、というものが沢山描かれてきました。
一方ミステリオ。彼本人に戦闘能力はなく、あったのは策略と虚像です。
それらがこれほどまで強くピーターの人生に影響を与え、強く揺さぶることになるとは。
改めて、”情報”というものが反乱しデジタルが溢れる今の時代において、何が1番凶悪なのか?を感じさせれらましたね…。
ミステリオ殺害の容疑をかけて、未成年でも問答無用で拘束してくるダメージ・コントロール局や、そういった世論を真に受けてミステリオを擁護する人々、逆にスパイダーマンを称賛する人々。
挙句その世論の煽りを受けて、ピーターと彼の友人であるネッド、MJを不当に不合格にするMIT。
それぞれリアルで、それでいて非常に残酷で。胸のうちに苦いものが広がるような物語のスタートでした。
スタークとは少しベクトルが違えど、自信家で傲慢なストレンジ
悩んだピーターはかつて世界の命運をかけて共に戦ったドクター・ストレンジに助けを求めます…が、これもまた相手が悪かったと思わずにはいられません。
ストレンジは、ピーターの師匠であり擬似的な父親のような存在であったトニーと、少しベクトルは違うとは言え自信家で傲慢な性格。
それゆえに、ピーターに快く力を貸してくれようとするのは良いんですが、その手段が正直あまりよろしくなかった。
手段として選んだのは、自身の得意な魔術でした。
それも、かなり危険で高難易度なやつで、失敗するとどえらいことになるもの。
でも、自身は絶対に成功すると確信していたわけです。
が、結局途中ピーターによる想定外の妨害があり、魔術は失敗。
確かに途中で妨害したピーターにも非はあるとは言え、明らかに事前の説明不足でしたし、何よりそもそもそんな危険な魔術をあっさりやろうとするな!ストレンジ!←
その後ピーターが悪党たちの”治療”をすることで彼らの運命を変えようと提案するも、「危険だから」の一点張りで一切耳を貸そうとしなかったのも、まあストレンジらしいと言えばらしいんですよね…。
もしここでストレンジがここまで傲慢ではなく、謙虚にピーターの提案をもう少しよく聞いてくれて、一緒に立ち向かうことができていれば…と思わずにはいられませんでした。
改めて「ああ、ストレンジってこういう人だったよな…」と思わせられます。
②スパイダーマン作品、ここに集結!
今作の最大の魅力は、何と言っても過去のスパイダーマン作品が集結すること!
「スパイダーマン」3部作、「アメイジング・スパイダーマン」2部作を全て鑑賞していた身としては、何度も胸が熱くなりましたね……!
過去作のヴィランが現れるシーンに歓喜
最初にピーターを”アーム”が襲撃した時のあの衝撃といったら…!
まさか!MCUの作品に!ドクター・オクトパスが出てくるの!?
さらにはグリーン・ゴブリンのパンプキンボムも飛んできますし、もうこの辺りで興奮メーターが振り切れています。とんでもない作品ですよこれは。
その後も次々と、リザードにエレクトロ、サンドマンも登場してきて、過去のスパイダーマン作品に登場していた主なヴィランがある程度揃いました。そんな事あるの!!←
過去の作品でそれぞれスパイダーマンに敗れたヴィランたちですが、今作ではトム・ホランド演じるMCUスパイダーマンと初戦闘。
MCUの世界では、トニーが残したナノマシンを駆使したり、電柱やら味方になったサンドマンとの共闘で何とかエレクトロを封じたり、と本家では見られなかったような戦い方が描かれているのも特徴的でしたね!
3人のスパイダーマンならではの共闘が熱い!
そして各ヴィランがやってきた世界の”スパイダーマン”も集結。
トビー・マグワイア演じる『スパイダーマン』シリーズのスパイダーマンに、アンドリュー・ガーフィールド演じる『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのスパイダーマン、そしてMCUのスパイダーマンがここに集まりました。
それぞれの俳優も当時の作品から続投する、という豪華さで、もうこちらの興奮と感動と感激が止まりません。←
そんなスパイダーマンたちが集まって、「真のヒーローは正体を明かさないもの」と言い合ったり、それぞれ得意な科学の知識を駆使して対策を練ったりする姿が描かれるのも凄いところ。
それぞれの経緯やらこれまでの戦いやらをぽつぽつと語り合うのも激アツでしたね。そうそう、そんなこともあったよ…!
スパイダーマンファンとしては、この3人の会話シーンは全て、何度繰り返し見てもニヤニヤしてしまうような小ネタの宝庫でした。
ラストの戦闘シーンでは、そんな”スパイダーマンズ”が協力して戦う姿が!
それぞれ孤独に戦ってきたが故に最初は連携がうまく行かず、唯一アベンジャーズというチームで戦った経験のあるMCUスパイダーマンが3人の指揮を取る…、という展開もとても良かったですね。
誰もが皆最初から”悪党”だった訳では無い
そんなスパイダーマンたちは、ヴィランたちを”治療”して、元の世界に戻ったときにスパイダーマンと戦うことになる運命を変えようと戦います。
そう、スパイダーマンシリーズの特徴として、登場してくるヴィランは誰もが皆最初から”悪党”だったわけではないんですよね。
むしろ逆で、ごくごく普通に生活していた人たちが、何らかのアクシデントを経てスーパーパワーを獲得。
その結果や代償として市民の敵となり、スパイダーマンと戦う運命に進んでいくことになっています。
ここが他のMCU作品と大きく違うところ。
結構他のMCU作品では、”根っからのヴィラン”という物が存在したり、あるいは自らの強い主義主張を押し通そうとする敵が存在していましたよね。
サノスとか、サノスとか……←
一方スパイダーマンシリーズの戦いは、戦って、敵を倒してめでたしめでたし!というような気持ちの良いものは少なかったなと思い出します。
友人だったり、友人の父親だったり。スパイダーマンにとって身近で大切な人が悪党になってしまう、という辛さも描いていた作品でした。
だからこそ、そんなヴィランを治療することで、”戦わずに済む”という選択肢を見出そうとする…という物語は、本当に良かった!
「もしあの時こうなっていれば」
一度は考えたことのあるような、”真のハッピーエンド”を目指していく戦い、というものを見ることが出来る、最高の作品でしたね…!
スパイダーマン作品を見ていて感じていたあの辛さ、切なさが、今作を見ることによって救われる。
まさかこれほど時を経た後に、明るい希望を見ることができるとは思わず、感動でしたね…!
③ピーターを襲う試練と危機、そして決断に涙
そんな今作は、単にスパイダーマン作品が集合するだけではなく、その過程で描かれるピーターを襲う試練と危機、そして迎える結末が過去一で重たく胸に差し迫るものでした。
事の発端は自業自得、でも…
そもそもマルチバースの扉が空いて、”ピーター・パーカーの正体を知るもの”が集結してしまい今作の戦いが始まってしまった原因は、ピーター自身がストレンジを頼ったこと。
さらにはそのストレンジの魔術を途中で邪魔したり、彼の言う通りにせずヴィランたちを治療しようとしたりしたのも、ピーター自身の選択。
それ故に、今作の出来事は全て自業自得、というようにも見えます。
ただ、思うんですよね。
確かに事の発端は自業自得かもしれない。でも、そこに介在していたのはピーターの意思だけでは無い、と。
ピーターはストレンジを頼って危険な魔術に手を出しますが、ストレンジを頼る羽目になったのはミステリオが策略を巡らせたから。
第一、危険と分かっていつつその魔術を実際に実行したのはストレンジです。
ストレンジの魔術を途中で邪魔したのは確かにピーターですが、それはストレンジが魔術の詳細を始めに説明していなかったことが原因の一つ。
その後ストレンジがピーターの話をもっと聞いてくれていれば…、というのも先に書いたとおりです。
最初に今作を見たときは「ピーターの自業自得じゃないか!」と思う気持ちもあったのですが、改めて見返した今はなんというか、全ての歯車が嵌まりに嵌まった結果の結末だったのだろうな、と思います。
偶然、というより必然だったのだ、と。
大きな喪失
そんなピーターの決断の結果、因果が巡り巡って、メイおばさんが命を落としてしまうことになってしまいます。
嘘だろう…。
ただでさえ少ないピーターの1番の理解者であり、保護者であり、母親のような存在だった、メイ。
そんな彼女が、ピーター自身の決断の結果命を落としてしまうことになるわけです。
その辛さ、絶望はどれほどだったことでしょうか。
グリーン・ゴブリンの襲撃後、メイおばさんはスパイダーマンシリーズを見ている身としてはお馴染みすぎるセリフを口にします。
大いなる力には大いなる責任が伴う
…と。
この言葉を口にするまでメイおばさんは気丈に振る舞っていて、まるで軽い怪我を負っただけのように見えていましたが、このセリフが飛び出してきた時点でこちらは察してしまいます。
ああ、そんな、まさか。
これまでスパイダーマンシリーズでこのセリフはすべて、その人物の死の間際に、スパイダーマンに伝えられたメッセージでした。
だから気づいてしまった。メイおばさんがここで命を落としてしまうのだ、と。
この辺りの展開も全て、きっとスパイダーマンシリーズを見てきた人たちに対して、狙って行われているのだろうと思います。
一人ではない強さを知り、そして孤独になることを決断する
メイおばさんの喪失に戦意を失ったピーター。
そんな彼のもとに集った、別の世界の二人のピーター・パーカー。
彼らは、彼らの世界でそれぞれが愛するものと死別したことについて語り合います。
『スパイダーマン』のピーターは、ベンおじさんを。
『アメイジング・スパイダーマン』のピーターは、彼のMJであるグウェンを。
彼らがいまだその死を深く受け止めていること、後悔していることを改めて見せられてこちらとしても胸が詰まります。
同時に、正体を大っぴらにせずあくまで孤独に戦っていたスパイダーマンたちが、実は一人ではなく孤独では無かったことが分かります。
その力強さ、心強さといったら…!
さらにMCUのピーターには親友のネッドと、恋人のMJもいる。彼らがそばにいれば、出来ないことなどない。
メイおばさんの死に敬意を払い、全員で力を合わせて敵に挑む事を改めて決意したあのシーンは、辛くとも希望に満ちていて、力を合わせること、一人ではないことの強さを感じさせてくれました。
だからこそ。
だからこそ、今作のラストは本当に辛い。
仲間といること、一人ではないことが強いのだと知ったピーターが、世界を守るために自らを犠牲に、自ら”孤独”になる道を選んだ。
その時のピーターの表情はある意味晴れ晴れとしていて、同時に心を引き裂かれるような辛さや痛みも秘めていて。
見ていてもう本当に涙が止まりませんでしたね……。
総合的な感想
マーベルMCU作品32作品目である今作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。
過去のスパイダーマン作品が集結する最高のトリビュートであり、同時にスパイダーマンというヒーローの運命を大きく変えるような物語でした。
ほんとこの2時間半で何度歓喜して、興奮して、そして涙したことか…。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のときに、「これまでMCU作品を見続けていて良かった!」と書きましたが、同様に今作も「これまでスパイダーマンシリーズを見続けていて良かった!」と声を大にして言いたいような作品であり、今作のような物語が実現したことに感激が止まりませんでした。
というのも、アベンジャーズの集結はある意味”約束された集結”というべきもの。
一方スパイダーマンシリーズに関しては、その複雑な背景により、それらの作品が入り混じって一つの作品を練り上げる…というのがほぼ無理だと思われているものでした。
そういったメタ的な要素も含めて、改めて今作『ノー・ウェイ・ホーム』が実現したこと、それを味わうことが出来たこの幸せを噛み締めずにはいられません。
今作はそんな風に過去のスパイダーマンシリーズが集結する夢のような作品でしたが、過去のスパイダーマンシリーズを知らなくても話自体には付いていける構図になっていたのも上手いところでした。
大枠のストーリーとしては分かりやすく、シンプルに映像として戦闘シーンも派手で面白いものでしたね!
ストレンジとスパイダーマンとの戦闘が実現するとは思わなかったし、最高だった!
是非今作を見て、「ああこの会話きっと過去のスパイダーマンシリーズを知っていたら熱いんだろうなあ…!」と悶えた方は、『スパイダーマン』3部作、そして『アメイジング・スパイダーマン』2部作へ手を伸ばしてみることを強くオススメします☺️笑
スパイダーマンの戦いはここで大きく一区切り。
全てを失い、正真正銘孤独になったピーターがこの後どういった道を歩むのか。
これからのピーターの戦いにも注目ですね。
まとめ
今回の記事では、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』について、ネタバレ感想をお届けしました。
- MCU版スパイダーマン三部作の完結編
- 歴代スパイダーマンとヴィランが集結する夢のクロスオーバー作品
- 「ヴィランを倒す」のではなく「救う」というスパイダーマンらしい物語
- メイおばさんの言葉「大いなる力には、大いなる責任が伴う」が物語の核となる
- 3人のスパイダーマンによる共闘はシリーズ屈指の名シーン
- ピーター・パーカーがヒーローとして本当の意味で独り立ちする物語
- ラストは切ないながらも、新たなスパイダーマンの始まりを感じさせる結末
- 過去シリーズを知っているほど感動が何倍にも膨らむ、スパイダーマン映画の集大成
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、過去シリーズへの最高のトリビュートでありながら、未来へ向かう新たなスタートでもありました。
歴代スパイダーマンの活躍に胸を熱くし、メイおばさんとの別れやピーターの決断に涙し、最後には「これからのスパイダーマンも見届けたい」と思わせてくれる――そんな感動が詰まった作品です。
スパイダーマンを長年追いかけてきた人はもちろん、MCUからシリーズを見始めた人にも、ぜひ一度は体験してほしい傑作だと感じました。
BeePlus【びーぷらす】では、他にもマーベルMCU作品の解説、ネタバレあり感想&考察を行っているため、合わせてチェックしてみてください~!
MCU版スパイダーマンシリーズのネタバレあり感想記事はこちら!


































また、マーベルMCUの作品一覧については以下記事にまとめています。
「どこから見ればいいの?」「どんな順番で楽しめばいいの?」とお悩みの方は、ぜひこちらも見てみてください。

