【マーベルMCU】『アベンジャーズ/エンドゲーム』ネタバレあり感想&考察|21作品のすべてが報われる最高の完結編

こんにちは、ゆーです!
今回は、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』についてお届けします。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、2008年公開の『アイアンマン』から始まったインフィニティ・サーガ、その集大成となる作品。
『インフィニティ・ウォー』でサノスに敗北したアベンジャーズは、失われた仲間と世界を取り戻すため最後の戦いへ挑みます。
本作はシリーズ最大規模のアクションはもちろん、21作品にわたって積み重ねられてきた物語やキャラクターたちの想いが一つに繋がる、まさにMCUの集大成。
今回は『アベンジャーズ/エンドゲーム』を振り返りながら、心を揺さぶられたシーンや感想・考察をネタバレありでお届けします。
▼MCU前作『キャプテン・マーベル』についてはこちら
https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame
物語を振り返りつつ、感想&考察をお届けします~!
NEW




























映画概要・あらすじ(アベンジャーズ/エンドゲーム)
| 劇場公開日 | 米・日:2019年4月26日 | ||
|---|---|---|---|
| 監督 | アンソニー・ルッソ ジョー・ルッソ | ||
| 制作 | ケヴィン・ファイギ | ||
| 上映時間 | 181分 | ||
最凶最悪の敵“サノス”によって、人類の半分が消し去られ、最強チーム“アベンジャーズ”も崩壊してしまった。はたして失われた35億の人々と仲間を取り戻す方法はあるのか?大逆転の確率は、1,400万605分の1…。 わずかな希望を信じて再び集結したアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーたちに残されたのは、最強の絆だけ──。“今はここにいない”仲間のために、最後にして最大の逆襲が始まる!
https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』を振り返る
以下より物語のネタバレを含みます
①『インフィニティ・ウォー』の直後から描かれる物語
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』において、木っ端微塵に敗北したアベンジャーズ。
今作はその敗北の直後、宇宙で漂流するトニーとネビュラのシーンから始まり、アベンジャーズの面々はサノスに対して復讐を果たすことに成功する…、のですが。
そのあっけなさ。その不気味さ。
そして、サノスに復讐しても、サノスの命を奪っても何も元に戻らない、失った命が帰ってこない、そのやるせなさ…。
正直、あまりにも『インフィニティ・ウォー』の絶望が深かった分、てっきりエンドゲームでは冒頭から反撃パートが描かれるものだと思っていました。
甘かった。
アベンジャーズの、人類の絶望はそんなものではなかった。
冒頭約30分、たっぷり時間をかけて、改めてその絶望を味あわせてくれます。
例えば、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のときにワンダに見せられた絶望ー、”自分だけが生き残って敗北する”という事実を目の当たりにしたトニー。
無事地球に帰還した際に、「坊や(スパイダーマン)を失った」と真っ先にポッツに告げるシーンがものすごく悲痛でした。
家族を一度に全員失ったバートン。
ネビュラと共に悲痛な面持ちで虚空を見上げるロケット。
守るべき民の半数と弟を失って、心が壊れかけているソー。
5年もの月日の間ずっと、アベンジャーズ本部にいて残された面々との通信をつなぎ続けていたナターシャ。
挙げていけばキリがないくらいのそれぞれの絶望があって、もう取り返せないという絶望的な重さがあって、胸がぎゅうぎゅうと締め付けられましたね…。
この”それぞれの絶望”を深く深く描いてくれたからこそ、のちの戦いの感動に繋がったのだと思います。
②”MCUシリーズ凱旋パレード”のようなタイムトラベルに歓喜!
そんな絶望の状況に突破口を開いた、アントマン。
そうして描かれるタイムトラベルのシーンは、まさにこれまでのMCUシリーズを凱旋パレードするような、伏線回収&小ネタ満載の最高のシーンでしたね…!
シーンが切り替わるたびに、「おお!!」「ああ!!」と溢れ出す心からの声が止まりませんでしたよもう…!
これまでの21作、全部見てきて良かった…!と心から思えました!!
2012年ニューヨーク:『アベンジャーズ』
1つ目は、2012年のニューヨーク。スペース・ストーン、マインド・ストーン、タイム・ストーンの回収に向かうわけですが、その裏で起きている戦いは『アベンジャーズ』で描かれたもの。
まるで『アベンジャーズ』の裏側を見ているような感覚で素晴らしいですね本当。←
特に、マインド・ストーンを回収するスティーブのシーンが大好きでして…!
エレベーターの中で警戒するラムロウたちの描写は『キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー』のシーンそのままですし、そこで「ヒドラ万歳」と耳打ちするスティーブの姿にはニヤニヤが止まらず。笑
その後に2012年のスティーブに遭遇し戦いになってしまうシーンでは、過去の自分が一番動揺するセリフとして「バッキーは生きている」と告げるのがまたニクいところ!
その全ての意図が手に取るように分かるのが、嬉しいやら誇らしいやら。笑
最高でしたね。
1970年ニュージャージー州”キャンプ・リーハイ”:キャプテン・アメリカ/アイアンマンシリーズ
そんな2012年で回収に失敗したスペース・ストーンと、ピム粒子を同時に手に入れるべく、トニーとスティーブが訪れたのは1970年のニュージャージー州、”キャンプ・リーハイ”。
ここでトニーは自らの父であるハワードに出会いますし、スティーブはかつて愛したペギーの姿を見つける訳です。このシーンがこれまた泣けてしまう。
「子どものためにはどんなことでもしたい」、そう語るハワードに共感するトニー。
そうだよな、ハワードも不器用ながらもその言葉を実行して、後々トニーの命を救ったんだもんな…。(『アイアンマン2』)
今や娘を持つ立場になったトニー。
葛藤しながらも今回の戦いに身を投じた背景にはそんな父と同じような思いがあったはずで。
それを目の当たりにした彼の心情を思うと、思わず感動の涙が出てきてしまいました。
一方、氷漬けにされていた期間を考えると70年以上ぶりにペギーの姿を見た、スティーブ。
任務に忠実で、献身の塊であるスティーブが、文字通り固まった。
その心情を思うと、これまた涙が出てきます。
この時、どれほどペギーのもとに駆け寄りたかったことでしょう…。
2013年アズガルド:『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
一方2013年、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』時代のアズガルドを訪れた、ソーとロケット。
ああこの二人がコンビになるのか…!とあたたかい気持ちになります。
『インフィニティ・ウォー』のときから、傷心のソーを支えたのはロケットだったもんなあ。
ところが、ロケットに叱咤激励されるも、ソーの心は折れたまま。
そんなソーの心を救ったのが過去の母親、というのもまた泣けるポイントです。
母はソーが未来から来たソーであるとすぐに見抜いたんですよね。
そのうえで「己がなりたい自分になれ」と励ましてくれる。
自身の身に危険が迫っていることも察しつつ、そんなことはどうでもいいと撥ねつけて、ソーの心に寄り添うその強さに感激です。
2014年モラグ:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
2014年のモラグを訪れたのはローディとネビュラ。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の冒頭でクイルが奪取するオーブを先回りして入手する訳ですが、このシーンはシンプルに面白かった!笑
ヘッドフォンから流れる音楽に身を任せて踊るクイルを端から見るローディたち。
「アホなのか?」とコメントしていますが、なるほどこのアングルから見るとかなりアホですね…笑
一転、2014年ヴォーミアで描かれる犠牲に涙
そういったわけで、命をかけたタイムトラベルの裏で繰り広げられる激アツ展開に涙したり興奮していたりしていたら、ヴォーミアでは恐ろしく悲痛な物語が待っていました。
まさかナターシャがここで命を落としてしまうとは。
あれほどアベンジャーズの復活を願い、彼らを”家族”と呼んでいたナターシャが。
「何を犠牲にしても」とスティーブは言いましたが、その”何”の中には、誰かの命は含まれていなかったはずで。
お互いにお互いを守りたい、守るべき存在であるバートンとナターシャ。
ヴォーミアで待っていたのがまさか、そのいずれかの生命を犠牲にしなくてはならない…という悲劇だとは。
目の前でナターシャを失う事になったバートンの心情を思うと、もう…。
希望が見えたと思ったところで、なおもまた絶望を突きつけてくるのかこの物語は、と衝撃でした。
③トニーとスティーブの対比
さて、『エンドゲーム』の物語の裏テーマといいますか、その戦いの裏で描かれていたもう一つのテーマはトニーとスティーブの関係であり、その対比だったのだろうなと思っています。
『アベンジャーズ』に始まり『シビル・ウォー』で崩壊した信頼が戻る
思い返せば、トニーとスティーブの出会いは『アベンジャーズ』。
当初から、基本的には傲慢でありエゴの塊でやりたい放題していたトニーと、謙虚で任務や国に忠実で献身的なスティーブとではまるで性質が真逆。
当然反りが合うはずもなく反発しますが、戦いを経て互いに信頼できる関係を築き上げます。
ところが、『シビル・ウォー』の出来事を経て決裂。お互いに信頼していたが故にその傷は深かった。
そんな壊れた信頼が、今作での戦いを経て徐々に回復し、最終的には戻っていく様子が描かれたのが良かったですね。
自らを犠牲にしたトニー
『インフィニティ・ウォー』後も運よくポッツと共に生き残ったトニー。
他の皆が絶望の時を過ごす中、新たに子どもが誕生し、幸せな家庭を築いていました。
そして、アントマンによって突破口が開かれた後も、その幸せを壊したくなくって、参戦するか否か葛藤する。
思えばトニーが戦う理由は、まず「自分なら勝てる」という傲慢さがありました。そしてその上で「自分と自分の大切な人を守るため」という理由も。
『エンドゲーム』でアベンジャーズに復帰する際も、優先事項として「今の暮らしを守る」と上げている辺り、自らを犠牲にするつもりなど基本的には無かったのだと思います。
そんな彼が、最終決戦の、最後の最後の局面になって、ドクター・ストレンジの”1”がどういう道であるのかを悟って、身を犠牲にする道を選ぶ。
I am Iron man.
最後に言い放ったこの言葉。
『アイアンマン』以降その言葉を口にする度に転換点を迎えていたトニーの物語を締めくくるのに、これほどふさわしい言葉はありません。
トニーのこれまでの物語、その葛藤していた心情、それら全てが走馬灯のように駆け巡って、もう涙で画面が見えなくなりましたね……。
第二の人生を手に入れて歩んだスティーブ
一方、スティーブ。
彼は当初から国に、任務に忠実で、自らの幸せを追い求めるということを一切していませんでした。
その献身っぷりは、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』であったように、スティーブが一番恐れているのは”戦争が終結すること”であるほど。
だからこそ、今作のラストでスティーブが選んだ道、ペギーと過ごす第二の人生を手に入れるという道には拍手喝采を贈りたいです。
トニーが見せてくれたヒーローとしてのラスト、スティーブが見せてくれたヒーローとしての姿勢、そのどちらもきっと次の世代のヒーローに引き継がれていくことだろうなと思います。
本音では、ソーのハンマーを扱える様になったスティーブの戦いっぷりはもっと見ていたかったけどもね!!笑
④「Avengers Assemble」
On your left.
そう告げるサムのセリフを皮切りに、アベンジャーズのテーマに合わせて”スリング・リング”のゲートが次々と開き、5年前に失ったはずのアベンジャーズの面々をはじめとした、総力が結集。
そして、スティーブにより宣言される、
Avengers Assemble
この時の胸の高まり、興奮、高揚たるや………!!
もう何と言えば良いんでしょうね、紛れもなく最高としか言いようが無いような、それだけでは表しきれないようなこの感情…!
映画を見ていて、これほど心が高鳴って、動かされることはそうそうありません。
間違いなくこのシーンを迎えた時の心拍数はとんでもないことになっていたでしょうね…。
信じられないくらい全身に汗をかいていたので、気のせいと言える範疇を超えています。絶対。
これまでのMCU作品21作は、紛れもなくこのシーン、この瞬間のためにありました。
この瞬間を味わうことが出来て、本当に幸せです。
その後の決戦シーンも紛れもなく最高です。もう最高が飽和しすぎてとんでもないことになっている。
各ヒーローたちが、それぞれの力を駆使してそれぞれのフィールドで戦う。
その途中で”指パッチン”から復活したメンバーと、空白の5年間を過ごしたメンバーとが再開するシーンは、もう涙無しには見れません…!
トニーがピーター・パーカーを抱きしめるシーンは、号泣ものでしたね…。
インフィニティ・ストーンをリレー形式で運搬するアベンジャーズのシーンも必見。
スパイダーマンが窮地に陥ったときに颯爽と現れたキャプテン・マーベル、そして彼女を護衛するアベンジャーズの”女性陣”の格好良さも際立っていました。
いつの間にかペッパーもそちら側にいるし…!凄い。
そういった戦いの一瞬一瞬のシーンも全て素晴らしいですし、その先に待っている結末も、その重さも含めて素晴らしかったです。
総合的な感想
マーベルMCU作品22作品目である今作『アベンジャーズ/エンドゲーム』。
アベンジャーズ作品、そしてインフィニティサーガの集大成としてこれ以上無いくらい最高の作品でした。
本当に、これまでMCU作品を全て見てきて良かった!!
素晴らしいポイントは本当に沢山あり、今回の記事でもあれこれ書き連ねたものの、まだまだ一部しか書ききれていないなという感覚です。
この作品の良さ、素晴らしさを表現するのに、まだまだ私も力不足だなと感じます。
ああ、もっとうまく伝えられたら良いのに!
そんな『アベンジャーズ/エンドゲーム』の全世界の興行収入は27.9億ドルを記録。
歴史的な大ヒットと言われたアバター(2009年)の29.2億ドルに次いで、全世界2位を獲得しています。
それだけでも十分凄まじい記録なのですが、ちょっとここで立ち止まって考えてみてください。
今作は、MCUシリーズの22作品目で、シリーズものの集大成となる作品。
多少ムラはあることだとは思いますが、基本的には”これまでMCU作品を21作品見た人が鑑賞している”作品なわけです。
つまり、「ちょっと人気そうだし面白そうだから見に行こうかな?」が全く通用しません。
それほど鑑賞難易度が高い作品であるにもかかわらず、この記録です。本当に化物としか言いようがない。
でも、いざこの作品を見てしまった身としては、その記録は納得ですし、その感動を味わうことができて本当に幸せだと思います。最高でした。
MCU作品の定番となっていた、ポストクレジットシーンが今作にはありませんでした。
その代わりにエンドクレジットの直前では、アベンジャーズのテーマに乗せて、シリーズの中で活躍してきたヒーローたち一人ひとりの過去の映像が流れ、後半には当初のアベンジャーズメンバー(ホークアイ/ブラック・ウィドウ/ハルク/キャプテン・アメリカ)がフォーカス。
最後にアイアンマンが映し出されて映像が終了します。
そこで映し出される全てのヒーローの活躍を知っていること、それを見続けてきたこと。
そのことが胸に差し迫ってきて、感動が止まりませんでした。
そしてエンドクレジットも全て流れ終わった後、物語は「カーン、カーン」という金属音で締めくくられます。
これはあの時、『アイアンマン』でトニーがスーツを作った時の音。
全てはあの時に始まって、ここで締めくくられるのだと言うことを、金属音だけで伝えてくるこのラスト。
その音が鳴り止んだ後も、静かな余韻がいつまでもいつまでも心に残り続けています。
MCU作品はここで大きな一区切りを迎えますが、これまで作られてきた”ユニバース”はこの後も拡大を続けています。
まずはこの『エンドゲーム』の余韻を心に抱きつつ、次の章へと進む前に次作の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を楽しんでいきたいと思います!
まとめ
今回の記事では、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』について、ネタバレ感想をお届けしました。
- 『インフィニティ・サーガ』の戦いを締めくくるMCU最大の集大成
- 『インフィニティ・ウォー』敗北後の絶望と希望が丁寧に描かれる
- タイムトラベルによって過去21作品の名場面や伏線が次々と蘇る
- トニー・スタークとスティーブ・ロジャース、それぞれの物語が感動的な結末を迎える
- 「Avengers Assemble」はシリーズ屈指の名シーン
- アクションだけでなく、仲間や家族との絆、喪失と再生も描かれた作品
- ポストクレジットはないものの、『アイアンマン』を思わせる演出がインフィニティ・サーガの終幕を彩る
- MCU作品を見続けてきた人ほど感動が大きくなる、まさに"ご褒美"のような一本
『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、単なる大作ヒーロー映画ではありません。
『アイアンマン』から始まった22作品の物語が一つに繋がり、それぞれのヒーローが歩んできた道のりに最高の答えを与えてくれる作品でした。
笑って、驚いて、そして涙する――。MCUを見続けてきたからこそ味わえる感動が、この作品には詰まっています。
インフィニティ・サーガの戦いはここで幕を閉じますが、この感動はきっとこれからも色褪せることはないでしょう。
BeePlus【びーぷらす】では、他にもマーベルMCU作品の解説、ネタバレあり感想&考察を行っているため、合わせてチェックしてみてください~!
NEW




























▼MCU前作『キャプテン・マーベル』についてはこちら
また、マーベルMCUの作品一覧については以下記事にまとめています。
「どこから見ればいいの?」「どんな順番で楽しめばいいの?」とお悩みの方は、ぜひこちらも見てみてください。

