【マーベルMCU】『ワンダヴィジョン』ネタバレあり感想&考察|ワンダの悲しみとスカーレット・ウィッチへの覚醒

こんにちは、ゆーです!
今回は、ドラマ『ワンダヴィジョン』についてお届けします。
死んだはずのヴィジョンと、幸せな結婚生活を送るワンダ。
白黒のシットコムから始まる奇妙な世界に「一体何が起きているの?」と困惑させられながら、少しずつ明らかになっていく真実にどんどん引き込まれていく作品でした。
そして物語の先に待っていたのは、ワンダがこれまで抱えてきた喪失と悲しみ、そして“スカーレット・ウィッチ”への覚醒。
今回は全9話の物語を振り返りながら、『ワンダヴィジョン』の感想&考察をネタバレありでお届けします!
https://marvel.disney.co.jp/drama/wandavision
物語を振り返りつつ、感想&考察をお届けします~!
NEW




























概要・あらすじ(ワンダヴィジョン)
| 配信期間 | 2021年1月15日 - 3月5日 | ||
|---|---|---|---|
| 監督 | マット・シャクマン | ||
| 制作 | ケヴィン・ファイギ ジャック・シェイファー ルイス・エスポジート マット・シャンクマン ヴィクトリア・アロンソ | ||
| 時間 | 各話29-47分(全9話) | ||
舞台は『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界――
https://marvel.disney.co.jp/drama/wandavision
とある郊外の街に引っ越してきたのは、長い恋愛の末、晴れて結婚したスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフとヴィジョン。ポップでお洒落な洋服に身を包んだ2人は、夢にまでみた結婚生活を手に入れ、幸せな日々を送っていた。しかし次第にその裏に隠された“謎”が明らかになっていく…。死んだはずのヴィジョンがなぜ…?
2人は徐々に自分たちの目に見えている全てが“真実ではない”のではと疑い始める…。
ドラマ『ワンダヴィジョン』を振り返る
以下より物語のネタバレを含みます
①シットコムで描かれるワンダとヴィジョンの奇妙で幸せな日々
物語の舞台は、サノスとの最終決戦の後。
アメリカ・ニュージャージー州のウエストビュー郊外の街にワンダとヴィジョンが引っ越してくるシーンから始まるのですが…、ちょっと待った。
これまでMCUシリーズを見ていた私たちは知っています。
ヴィジョンは先の戦い、『インフィニティ・ウォー』にてサノスにマインド・ストーンを奪われて、その生命を落としていることを。
にも関わらず、そんなヴィジョンとワンダの明るく幸せそうなシーンからスタートした今作。
冒頭から完全に置いていかれたまま、まさか3話まで訳のわからないまま進むとは、なかなかに衝撃的なドラマでしたね…。笑
ドラマ形式ならではの奇妙さと面白さ
何の説明もなしにいきなり始まったワンダとヴィジョンの新生活。
それも、何故か白黒で、そして”シットコム”という形式で描かれている。
特に冒頭の1~3話は本当に訳がわからず、配信されるたびにSNS上で考察の嵐が吹き荒れていたのを懐かしく思い出します…。笑
今作はMCUシリーズとしては初めての”ドラマ”形式で作られた作品。
正直、「これまでずっと映画でやってきたのに何故いきなりドラマ?」と思う気持ちもありましたが、見事にいい意味で裏切られたと言いますか。
一話一話配信される毎に謎が深まり、それを考察して一週間を待ち望み、そして新たな話と謎が配信される。
なるほど、この話はドラマ形式でないと実現できなかったのだなと思います。結果的には非常に面白かった!
コメディの中に差し込まれるシリアス
そんな今作をより面白くしていた要素が、シットコムのコメディの中に差し込まれる、シリアスな、謎な要素。
例えば第一話・二話の白黒世界の中で唯一差し込まれていたカラー要素として、赤く点滅するランプだったり謎のヘリコプターのラジコンのような物体がありましたね。
各話にほぼ確実に挟み込まれていたCMのシーンもいちいち意味深でしたし、「これは何だ!」「どういうことだ!」とこちらの想像力を掻き立てるような要素が要所要所に差し込まれていて、まー面白かった!笑
▼配信当初は私もこのブログでその謎を全て取り上げて記事にしたりもしていました。











シットコム、コメディとして楽しめる部分がある反面、はっきりと色を分けたシリアスなシーン、ちょっとホラーとも言えるシーンが散らされていた今作。
この辺りの空気感も、これまでのMCU作品には無かったような部分で、そういった意味でも新鮮でしたね。
ヴィジョンの死に顔(?)が大写しになるシーンは本当に怖かった……
②新登場の組織:S.W.O.R.D.
そんな訳のわからない第3話までを過ごして、ついに転機を迎えたのは第四話。
冒頭でいきなり懐かしいモニカ・ランボーが大きくなった姿で登場したり、MCUシリーズとしては初登場の組織であるS.W.O.R.D.が登場したりと、一気にMCUっぽい雰囲気になってきてワクワクしましたね~!
S.W.O.R.D.とは、どうやらキャプテン・マーベルことキャロルの親友であるマリア・ランボーが作った組織とのこと。
マリア・ランボーが『キャプテン・マーベル』の出来事を経て創設した事を考えると、S.H.I.E.L.D.よりは最近出来た組織になりそうですね。
もしかしてS.W.O.R.D.がS.H.I.E.L.D.に代わって、アベンジャーズを統括したり支えてくれるような組織になったりするのかな~と一瞬期待はしましたが、残念ながら長官ヘイワードが暴走した辺り、この組織もダメそうですね…。
S.H.I.E.L.D.もダメだったし、MCU世界における”超常を扱うような巨大組織”は基本的にダメになる宿命でもあるんでしょうか…
懐かしの面々も再登場!
さて、そんなS.W.O.R.D.側陣営として、またそのS.W.O.R.D.に協力してウエストビューの異変に対処するメンバーとして懐かしの面々が再登場してくれました!
まずは先にも触れた、モニカ・ランボー。
おお、あの『キャプテン・マーベル』の時の”おチビ中尉”がこんなに大きくなっているとは…!
キャプテン・マーベルでの出来事を受けて、彼女自身がいわゆる”超人”に対して理解を示すような存在であることが描かれていて、ワンダに寄り添う姿勢を見せてくれたのが嬉しかったところ。
最終的にはモニカ自身もワンダ由来の謎の能力を手にする訳で、今後の活躍が楽しみな登場人物の一人となりました。
次に、ウー捜査官。
『アントマン&ワスプ』でスコットを監視し、挙句散々に振り回されて出し抜かれていた方ですが、独特の親しみやすさが魅力的なお人です。
個人的にも見ていて楽しい好きな登場人物だったので、ここで再登場してくれたのは嬉しかったですね~!
そしてそんなウー捜査官との相性が最高だったのが、ダーシー・ルイス。
『ソー』シリーズに登場していたジェーンの親友の天文物理学者で、歯に衣着せぬ物言いと程よく抜けた態度がこれまた魅力的な方。
元々ダーシーも個人的に好きな人でしたが、ウー捜査官の醸し出す雰囲気と、ダーシーの態度がこれまたうまく噛み合って、この二人のシーンはとっても面白かった!
後々ダーシーがヴィジョンと一緒にワンダの家を目指すシーンがありますが、ここでの二人の絶妙にズレた雰囲気もまた良かった。
深刻に緊迫しているヴィジョンに対し、あっさり彼の過去を暴露して「で、どうすんの?」とでも言わんばかりのダーシー。
まあ、あの局面で困惑するヴィジョンにぶつけるには、ダーシーのようなサバサバした対応がちょうど良かったのかな…。笑
こういった過去作からの意外な再登場があるのも、MCUシリーズならではの面白さですね!
③ワンダを巡る運命の過酷さ
物語が急展開を迎えた第7話のラスト。
そこから第8話で、アガサ・ハークネスの力によってワンダの”これまで”を辿る旅に出ることになるのですが、改めてワンダの運命の過酷さに想いを馳せる事になりましたね…。
幼少期。幸せに暮らしていたものの、その生活は爆弾によって奪われ。
そこからヒドラの行った実験で力を得、アベンジャーズに加わって戦ったものの双子の弟・ピエトロを戦いによって奪われ。
ヴィジョンと出会いひとときの幸せを得たものの、結局それもサノスによって奪われ。
何かを得ては奪われていく、その繰り返しで。
ワンダ本人も言っていたように、彼女の人生はまるで、大きな波が来て、それをいくら耐え忍んでもまた次が来ることの繰り返しです。
今作の出来事を経て、実はワンダには元々魔女としての能力があり、ヒドラの実験ではそれが増幅されただけということが判明し。
最終的にはダークホールドに記されている”至高の魔術師”を遥かに凌駕する伝説の魔女”スカーレット・ウィッチ”へと覚醒をするのですが…、果たしてこれはワンダにとって”幸せ”なのでしょうか。
いや、どう考えても”幸せ”とは程遠いですよね、これ。
仮にこれまでの悲劇が全て、”スカーレット・ウィッチ”へと覚醒するための代償なのだとしたら。
”スカーレット・ウィッチ”になど覚醒しなくても良いから、その代償を支払わなくても良い道を選びたいに決まっています。
全ての謎が解き明かされて、ウエストビューでの出来事が全てワンダの超パワーによるものだと分かり、それが人々を苦しめていると分かった時。
たとえそれが、自身の犯したことの精算に過ぎないとしても、一度手にしたヴィジョンと子どもたちを失う事を分かった上でウエストビューを解放する道を選んだワンダは、確かにヒーローなのだと思います。
ラストの子どもたち、そしてヴィジョンとの別れのシーンは、涙が止まらなかった…
『ワンダヴィジョン』の物語を経てワンダは”スカーレット・ウィッチ”として、恐らく現在のMCU界で最も強い存在へと覚醒を遂げましたが、どうにかワンダが救われる道があってほしいと思いました…。
総合的な感想
マーベルMCU作品24作品目である今作『ワンダヴィジョン』。
MCUとして初のドラマ形式での物語でしたが、その形式を存分に活かした素敵な作品でしたね!
一話ごとに深まる謎、吹き荒れる考察を楽しみ、突然迎える急展開や答え合わせに一喜一憂し。
ラストの展開には苦さと切なさを存分に味あわされる、盛り沢山な9話。
『アベンジャーズ』シリーズでは『エイジ・オブ・ウルトロン』以降常に登場し、大活躍をしていたワンダ。
改めて、彼女の運命の過酷さ、そして強さを見せてくれるような物語でした。
ドラマ形式だからこそ、これほど深く”ワンダ”という一人のヒーローの内面が描かれたのだろうなと思います。
同時に、今作では今後のMCUシリーズに向けた布石がいくつか打たれていました。
- スカーレット・ウィッチへと覚醒したワンダは今後どうなるのか
- 2022年公開『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』へ
- 新たな力を得たモニカ・ランボーは今後どんな活躍をするのか
- 2023年公開『マーベルズ』へ
- ワンダに敗れたアガサ・ハークネスは今後どうなるのか
- 2024年配信『アガサ・オール・アロング』へ
- ヘイワードの作戦によって誕生した”ホワイトヴィジョン”は今後どうなるのか
- 2026年公開『ヴィジョンクエスト』にて描かれる予定!
後に公開される作品の起点となった今作『ワンダヴィジョン』。
今作とあわせて、後に繋がる作品も一緒に楽しめるのがまた面白いところですね!
まとめ
今回の記事では、ドラマ『ワンダヴィジョン』について、ネタバレ感想をお届けしました。
- MCU初のドラマシリーズとして、全9話を使ってワンダの物語を深く描いた作品
- シットコムから始まり、少しずつ世界の真相が明らかになっていく構成が面白い
- コメディの中に不穏な演出や謎が散りばめられ、考察しながら楽しめる
- ヴィジョンやピエトロなど、大切な人を失い続けてきたワンダの悲しみと喪失が物語の大きなテーマ
- ワンダが“スカーレット・ウィッチ”として覚醒する、MCUにおける重要な作品
- モニカ・ランボー、アガサ、ホワイトヴィジョンなど、今後のMCUへ繋がる要素も多数登場
シットコムのような楽しい雰囲気と謎だらけの展開を楽しみつつ、その奥にはワンダが抱えてきた喪失や悲しみが詰まった、切なくも印象に残る作品でした。
MCU初のドラマシリーズだからこそ、一人のヒーローの内面をここまでじっくり描けたのも『ワンダヴィジョン』ならでは。物語として面白いだけでなく、その後のMCUへ繋がる重要な一作だと思います。
BeePlus【びーぷらす】では、他にもマーベルMCU作品の解説、ネタバレあり感想&考察を行っているため、合わせてチェックしてみてください~!
NEW




























また、マーベルMCUの作品一覧については以下記事にまとめています。
「どこから見ればいいの?」「どんな順番で楽しめばいいの?」とお悩みの方は、ぜひこちらも見てみてください。

