【マーベルMCU】『アントマン&ワスプ:クアントマニア』ネタバレあり感想&考察|量子世界の冒険と変わらないスコットの家族愛

こんにちは、ゆーです!
今回は、映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のネタバレあり感想&考察をお届けします!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』を経て、ようやく娘キャシーとの穏やかな日々を取り戻したスコット・ラングですが、そんな彼を待っていたのは家族そろって迷い込んだ、想像を超える量子世界での冒険。
見渡す限りに広がる未知の世界、ジャネットが隠していた30年間の秘密に、恐るべき力を持つ征服者カーンと、これまた諸々の要素が盛り込まれた作品でしたね。
今回は、量子世界の魅力やラング親子の絆、ジャネットとカーンの過去、そしてラストとポストクレジットシーンまで、率直に振り返っていきます~!
https://marvel.disney.co.jp/movie/antman-wasp-qm
物語を振り返りつつ、感想&考察をお届けします~!
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概要・あらすじ(アントマン&ワスプ:クアントマニア)
| 公開日 | 米・日:2023年2月17日 | ||
|---|---|---|---|
| 監督 | ペイトン・リード | ||
| 制作 | ケヴィン・ファイギ | ||
| 時間 | 125分 | ||
身長わずか1.5cmの最小ヒーロー、アントマンとワスプは、〈量子世界〉に導く装置を生み出した娘キャシー達とともに、ミクロより小さな世界へ引きずり込まれてしまう。そこで待ち受けていたのは、過去・現在・未来のすべてを支配する、マーベル史上最凶の敵、征服者カーン。彼がこの世界から解き放たれたら、全人類に恐るべき危機が迫る…。アベンジャーズで最も“普通すぎる男”アントマンが、マーベル史上最大の脅威に挑む――。
https://marvel.disney.co.jp/movie/antman-wasp-qm
お気に入りの作品を観返すのはもちろん、新しい物語との出会いも!
映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』を振り返る
以下より物語のネタバレを含みます
①量子世界の未知なる世界
エンドゲームの戦いを経て、幸せに暮らしているアントマンことスコット・ラング。
娘のキャシーと一緒に、世界を救った有名なスーパーヒーローとしての日々を過ごしています。
恋人のホープもピム・ヴァン・ダイン財団として動いてスーパーヒーローとしても研究所側でも大活躍をしていますし、ハンク・ピム、ジャネットも元の平穏な暮らしを取り戻して皆平和で幸せそう。
ピム粒子を使ってピザ代を節約したり(ピム粒子のほうが高そうだけど…笑)と、皆で楽しく過ごしている描写がまず良かったです!
『アントマン&ワスプ』では自宅軟禁中だったり、追われる立場だったりという状況だったので、あの時からのギャップに「良かったなあ…」と思わずにはいられません。笑
唯一、スコットの娘のキャシーだけは「スーパーヒーローなのに、人々を救わなくても良いのか」と今のスコットの過ごし方に不満を抱いているようですが、それよりもキャシーと、ホープと過ごせているこの日々の幸せを噛み締めているスコットの気持ちにこちらとしては共感します。
これまで本当に色々あったもんなあ…。
ホープもようやく母親と再会して平穏な日々を送れている訳で、キャシーの思いはわかるものの、見ているこちらとしても「これ以上何も起こるな!」という感情になっています。←
でも、物語がある以上、事件は起こるもの。
キャシーが開発した量子世界へと信号を送る装置がきっかけで、スコット、キャシー、ホープ、ハンク・ピム、ジャネットは皆量子世界へと吸い込まれてしまう、という展開になるのでした。
量子世界にも知的生命体がいた!
吸い込まれた先の量子世界は、かつてジャネットを救いに出かけた時や、スコットが外の世界での5年間(本人の体感では5時間)を過ごしたときとは様相が異なっており。
そこはまるで宇宙の別の惑星のような、知的生命体や見たことのない生き物たちが暮らす世界となっていました。
設定上は確かに量子世界なのですが、なんとなく他のMCUシリーズを見ているこちらとしては、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや『ソー』シリーズで描かれるような、宇宙の世界観に似ているなあ~という印象。
もし本当に目には見えない、既存の世界の道具では感知することも出来ないミクロな世界に、こんな広い宇宙が広がっていたら…?と考えるとワクワクしますね。
そこで暮らしていた知的生命体は、人間と同じようなフォルムだったり、いかにも宇宙人のようなふにゃっとした存在だったり、頭からビームを出せる生き物だったり。
”トロトロ”を食べることでお互いの言葉が分かるようになる、という設定も含め、やっぱり宇宙モノの既視感が凄いです。笑
スター・ウォーズでこういう設定ありそう。
長年量子世界の研究をしていたハンク・ピムでさえ、この状況は想定外だった模様でしたね。
何やら訳知りのジャネットの導きで、量子世界を舞台に、元の世界に戻るための物語がスタートします。
②キャシーとスコット、ピム/ヴァン・ダイン一家の絆
量子世界に吸い込まれた一行は、キャシーとスコット、ホープとハンク・ピムとジャネットと二組に分かれてしまいます。
それぞれの組で、それぞれの親子の絆がしっかりと描かれるのが良かったですね…!
スコット・ラングの思いは一つ!
その中でもとりわけ印象的だったのが、スコットがカーンに脅迫されて”マルチバース・エンジン・コア”を縮小しようとした際に、大量のスコットが登場するシーン。
正確な理屈は分かりませんが、マルチバースを旅する船のコアだからか、そのコアに近づく際に自分のさまざまな「可能性」が具現化してしまい、スコットは大量の自分自身の中で埋もれてしまうことに。
このままではコアを縮小できない=人質にされてしまったキャシーを救えない、と諦めかけた時、そんなスコットを埋め尽くす大量のスコットたちの思いが一つになった。
キャシーを守る。キャシーの元に帰る。
これまでお互いに反発したり困惑していたりするだけだったスコットたちが、”キャシー”という大切なものを思い出した時、皆の心がぴたりと一つになる様子が、流石スコット!といったところ。
『エンドゲーム』で量子世界から帰った直後のスコットが、世界の状況よりも何よりもキャシーを求めたあのシーンでも感動しましたが、相変わらず、変わることのないスコットのキャシーへの愛が爆発していて最高でしたね。
③征服者カーンとジャネットの過去
右も左も分からない…はずの量子世界。
見ているこちら側や、初めて量子世界を訪れたホープ、訪れたのはジャネット救出のときだけのハンクは、その世界の様相や生物の存在にただただ面食らうばかり。
ところが、そんな世界に30年も閉じ込められていたジャネットはどうやら事情を知っている様子で。
ここから、ジャネットの知られざる30年間が解き明かされていく…という展開になっていきました。
ジャネットの知られざる30年間
量子世界に囚われたジャネットでしたが、他にも量子世界に囚われた人物がいました。
その人物こそ、”征服者カーン”。
初めはカーンに協力してマルチバース・エンジン・コアを一緒に修復したジャネットでしたが、カーンが”征服者”であることを知り、彼を逃さないためにコアを巨大化。
カーンを逃さないことには成功するも、自身も量子世界から出ることができなくなり、以降カーンから逃れつつ、量子世界の征服を進める彼に対抗する勢力として戦い続けてきました。
まず、そりゃ30年間も量子世界での時間があったのだから、何らかのドラマはあって然るべき、というのに納得。
スコットのように、”現実世界と時間の流れの異なる量子世界”であったならば良いのですが、『アントマン&ワスプ』でのジャネットの様子を見るに、どうやら本当に30年間を過ごしていそう。
となると、30年間孤独に過ごしていても正気を保っていたのには、そこで経験したドラマがあったからだ、というのは妥当な展開だなあと思います。
ただ、思ったよりもジャネットさん、バチバチに戦っていましたね…!
元々ワスプとして戦っていた以上、戦闘能力は長けていたようですが、量子世界に囚われてからも30年間戦い続けていたとは。
途中、ジャネットにとっては思いがけないロマンスの過去も明かされてしまいますが()、そりゃ帰還の目処も立たず、30年という長い時間があったわけですから、色々仕方ないと言うか切ないな…と改めて思いますね。。
征服者カーン
満を持して登場したヴィラン、征服者カーン。
ドラマ『ロキ』の物語を踏まえると、恐らくは”在り続けるもの”の変異体の一つで、好戦的な危険な方のヤツという感じでしょうか。
実際、ダース・ベイダーよろしく念力(フォース?)で人を操ったり、強力なエネルギー攻撃を放ったり、自身も強い怪力と戦闘能力を持っていたりとやりたい放題。
これには流石にアントマンたちもほとんど刃が立たず、最終的には高度に進化したアリの大群の助けで形勢を逆転する、という展開になりました。
「アントマンの切り札が、最後にはアリたちになる」というのが、アントマンシリーズらしくとっても好きでしたね!
まあその後、アントマンとワスプとの直接肉弾戦によってもう一度敗れていますがね…。装備を失った後は、あの圧倒的な力を十分に発揮できなかったのかな…?
結局のところ、今回アントマンたちの前に現れたカーンは何を成し遂げたかったのか、どこまでの脅威なのかが十分には分からない部分ではありましたが、兎にも角にも征服者として虐殺と圧政の限りを尽くすこと、自身の目的のためには手段を選ばないこと、といった性質は見て取れました。
そんなカーンの意識と直接繋がったジャネットが「こいつは外に出したらまじでヤバい!」と一瞬で悟るレベルですものね。
④MCUシリーズへの布石?
無事カーンは倒すことに成功したものの、エピローグでスコットが「倒したんだよね?本当に?」と不安になるところで物語は幕を下ろします。
『アントマン&ワスプ』のポストクレジットシーンでもそうでしたが、アントマンシリーズは大団円の後に割と衝撃的な展開を持っていきがちなシリーズ。
果てさて今回はどうかな?と思っていると、案の定、カーンの変異体たちが大量に集まって、行動を起こすことを決定するシーンが描かれました。
あああ、『ロキ(シーズン1)』でロキが懸念していた通りになってしまっているじゃないか…。
本記事執筆時点では、アベンジャーズの次回作として『ドゥームズデイ』が予定されており、当初予定されていた『カーン・ダイナスティ』から企画が変更されています。
そのため、今作のラストが今後のアベンジャーズシリーズでどう影響するのかは不明です。
一方、ポストクレジットシーンで描かれたのは、ドラマ『ロキ』シーズン2に繋がる布石。
この映像を受けて、視聴するうえでは『ロキ』シーズン1、本作、そして『ロキ』シーズン2のつながりを意識すると面白いな~と思います。
『ロキ』シリーズは時間としては少し他作品と流れを異にしているので、作中時系列的に直接繋がっているわけではないとは思いますが…
総合的な感想
アントマン単体シリーズとしては3作品目、アントマン登場作品としては5作品目となる本作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』。
これまでの、所謂”地に足ついた”アントマンシリーズとは大きく様相が異なり、まるで宇宙のような量子世界を舞台に描かれる冒険活劇のような物語で、大分今までの作品とは印象が異なるなあ、という感覚。
そこで諸々描かれる中で、スコットとキャシーの親子愛が描かれたのがとても良かった!
ついにキャシーも成長してスーツを着て一緒に戦うようになっていますし、ラング親子の共闘は、アントマンシリーズを最初から見ている身としてはとても胸が熱くなるものがあります。
ぜひまたこの親子の共闘はこれからも見続けたいなあ、と思います。
今後キャシーのヒーロー名が何になるのか?も気になる!
ただ、全体的にちょっとメインヴィランのカーンが弱かったかな…という印象は拭えず。
サノスのように、狂気の目的を持って一心に突き進んでいくあの絶対的な恐ろしさはあまり感じられず、時に激昂しては暴れるような不安定さを感じさせる、カーン。
『ロキ』の時はだいぶ怖かったんですけどね…、まあそれぞれ”変異体”なので、気質が異なるのも間違ってはいないのですが。
もう少し、カーンは何がしたかったのか、カーンの能力は実際のところ何だったのか、とかそのあたりを描いてほしかったなあ、と思います。
割とあっさりアントマンたちにやられてしまったし。意外と弱くない?という印象になってしまったのは良いんだか悪いんだか…
あとはまあ、モードックを巡る展開はあってもなくても良かったかな…。
キャシーの言葉で改心するのは良いんですが、あまりにも造詣が面白い(ちょっと気持ち悪い)のと、その引き際もギャグに走ってしまっているので、あまり感情移入できずでした。。
ごめんよ、モードック…。←
最終的に、何とか無事元の平和を取り戻したアントマン一行。
本当にあれやこれや色々あって、ようやくジャネットの過去にも向き合えたので、今度こそ幸せに、平穏になってほしいですね…。
今後のアベンジャーズ作品では、この家族がどう関わってくるのでしょうか…?今のところドゥームズデイへの参戦予定は無さそうですが、果たして。
まとめ
今回の記事では、映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』について、ネタバレありで感想&考察をお届けしました。
- 『エンドゲーム』後、穏やかな日常を取り戻したスコット一家が量子世界へ引き込まれる
- 量子世界には独自の文化や生命体、カーンの支配に抵抗する勢力が存在する
- 成長したキャシーがスコットとともに戦い、父娘の絆があらためて描かれる
- 無数のスコットが現れる場面では、「キャシーを守る」という変わらない願いが描かれる
- ジャネットが量子世界で過ごした約30年間と、征服者カーンを封じた過去が明らかになる
- カーンは圧倒的な脅威として登場する一方、その強さや目的の描写には物足りなさも残る
- カーンの変異体が集うミッドクレジットシーンと、『ロキ』につながるポストクレジットシーンにも注目
- シリーズらしい家族愛を受け継ぎながら、量子世界を舞台に大きく作風を変えた第3作
量子世界という壮大な舞台を見せながらも、1番印象に残ったのは、「キャシーを守りたい」というスコットの変わらない願い。
だからこそ、キャシーがただ守られるだけの存在ではなく、スーツを身にまとって父親と肩を並べて戦う姿には、シリーズを見守ってきた身としてグッときましたね…!
一方で、これほど大きな脅威として描かれたカーンについては、その目的や強さをもう少し掘り下げてほしかった、というのが率直な感想。
決着は少しあっさり感がありましたね…。
クライマックスが何度もある感じも、少ししつこさを否めない。。
それでも、どんなに世界が広がっても、大事なのは目の前の家族を守ること。
そんなスコットのブレなさが、やっぱり好きでした!
穏やかな日常が戻ったかに見えて、不穏な予感を残したラスト。
アントマンとワスプ、そしてキャシーたちがこの先どんな冒険を見せてくれるのか、楽しみにしたいと思います。


