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【マーベルMCU】『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ネタバレあり感想&考察|"ノー・ウェイ・ホーム"の続きが描いた救済の物語

【マーベルMCU】『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ネタバレあり感想&考察|"ノー・ウェイ・ホーム"の続きが描いた救済の物語

こんにちは、ゆーです!

今回は、映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』についてお届けします。

 

『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は、『ノー・ウェイ・ホーム』で世界を救うため、自らの存在を人々の記憶から消すという大きな決断を下したピーター・パーカーの、その後を描く物語です。

 

孤独なヒーローとしてニューヨークを守り続けるピーターの前に、新たな敵や試練が立ちはだかる一方で、彼自身も"ピーター・パーカー"としての在り方を改めて見つめ直していくことになります。

迫力あるアクションはもちろん、前作の喪失を乗り越えようとするピーターの姿や、「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉の新たな意味に胸を打たれる作品でした。

 

今回は物語を振り返りながら、印象に残ったシーンや感想・考察をネタバレありでお届けします。

 

https://spiderman-movie.jp/

 

ゆー

物語を振り返りつつ、感想&考察をお届けします~!

 

MCU版スパイダーマンシリーズのネタバレあり感想記事はこちら!

 

マーベルMCUの他作品のネタバレあり感想記事はこちらから

 

 

映画概要・あらすじ(スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ

劇場公開日米・日:2026年7月31日
監督デスティン・ダニエル・クレットン
制作ケヴィン・ファイギ
エイミー・パスカル
上映時間145分

愛する人たちを守るために、
彼らの記憶から自らの存在を消すという決断をした
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の出来事から4年。
大人になったピーター・パーカーはスパイダーマンとして、ニューヨークの人々を守り、
彼らを脅かす犯罪と戦う日々に全力を尽くしていた。
そんななか、人々の期待を背負う彼の体に驚くべき身体的変異が起こり始める。
同時に、街では姿なき不可解な犯罪が頻発。
“親愛なる隣人”に、かつて直面したことのない大きな脅威が迫る──。

https://spiderman-movie.jp/

 

映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を振り返る

以下より物語のネタバレを含みます

 

①前作からの4年間、ピーターの孤独を深く描く

今作の物語は前作『ノー・ウェイ・ホーム』での出来事からほぼ直結。

しっかりとあのラストの”その後”を、丁寧に描いてくれるのが嬉しかったところですね…!

 

舞台はニューヨーク、”スパイダーマン”としての活動に明け暮れるピーター

前作のラストで、世界を救うために”人々の記憶からピーター・パーカーという存在を抹消する”という決断を下したピーター。

「記憶を無くしてもきっと会いに行く、全て説明する」とネッドとMJに約束したものの、彼らを自分の戦いに巻き込まないため、危険から遠ざけるために、自身は孤独でいることを選び、一人ニューヨークで”スパイダーマン”としての活動に明け暮れていました。

 

その姿はとてつもなく切なく。

スパイダーマンとして活動して、次第にニューヨークの人々に頼られ、尊敬される一方で、彼が済むのはひとけのないアパートメント。

隣人もいないような暗く古い場所に籠もってスーツを改良し、覆面を被って再び明るい街に出て活動する。

そしてSNSでかつての友人たち、ネッドとMJの今の暮らしぶりを見ては、寂しそうに笑うその姿が、あまりにも切なかった…。

 

前作『ノー・ウェイ・ホーム』でメイおばさんを失ったことで、自身の幸せや気持ちよりも、”MJとネッドが無事でいること”を最優先にする決断を下したピーター。

 

冒頭のセリフでもあった通り、”ピーター・パーカー”であることを仕舞い込んで、”スパイダーマン”であることを選んでこの4年間を生きてきたのだということがものすごくよく分かります。

それほどまでに、あのメイおばさんの喪失は大きかったんだよな……。

 

そうやって活動してきた4年間で、ニューヨーク市警のデウォルフ刑事や、パニッシャーことフランクと交友関係も築いていますが、あくまでそれも”スパイダーマン”としての関係で。

日常的に連絡を取り合う中でありつつ、決して彼らに正体を明かすことはなく、何があっても覆面を被ったまま接する姿も、これまた切ないです。

 

誰もピーター・パーカーを知らない街で、誰にもピーター・パーカーであることを知られないように、ひたすらに孤独の道を突き進んでいくピーター。

”それでもスパイダーマンとして活躍できているからいい”

”MJとネッドが幸せそうだからこれでいい”

そう言い聞かせながら日々過ごしているんだろうなあ……、と想像してしまって、見ていて辛くなりましたね。。

 

MJ・ネッドとの再会シーンが辛い

そんな日々の中、街なかでネッドをたまたま見つけたピーター。

内面で色々葛藤しつつも思わずネッドの後をつけてしまい、彼の新居祝いパーティに紛れ込み、そこでMJとネッドの二人と再会することになるんですが、

”再会”だと認識しているのはピーター側だけで、MJとネッドにとって見れば初対面なんですよねこれ…。

 

4年ぶりに直接MJ、ネッドと対面して感極まった様子のピーター。

方や、完全にはじめましての人に対する対応で、にこやかに応じるネッドと少し怪訝な雰囲気のMJ。

この対比が、恐ろしく、辛い。

 

ネッドがスパイダーマンの調査をしているボードを見て寂しそうに、でも心底嬉しそうに微笑んだり、ネッドの机の上にあるスパイダーマンのレゴを見て笑うピーターがもう本当に切ないよ!!

MJの前では文字通り言葉を無くしてしまっているし、そりゃそうだよなあ…。

挙句、MJがフラッシュと付き合っている、という事実まで知る羽目になり、もう最悪です。

 

遠くから、それこそSNSの画面上から見守っているだけならまだ良かった。

実際に顔を合わせて会ってしまうと、もうダメですね。辛すぎる。

 

ストレスを引き金に始まる身体的な変異

MJ、ネッドとの再会のストレスをきっかけに、ピーターの体に変異が生じます。

それは蜘蛛由来のホルモンの急激な増加。

これにより体内でウェブが作られるようになったり、超感覚が身についたり、心まで蜘蛛に乗っ取られて凶暴になったり…と、これまで精神的な拠り所にもなっていたスパイダーマン活動が満足に続けられないような劇的な変化が起きてしまいます。

 

ただでさえ”ピーター・パーカー”が心に深い傷を負っているのに、そのことが”スパイダーマン”にも影響を与えて、どちらも成り立たなくなってしまうというこの状況。

その上、時を同じくしてニューヨークではこれまでとは性質の違う明らかにヤバいヴィランも暗躍し始めています。

辛い状況にさらに辛い状況が重なって、とんでもないことになっています。試練が過ぎる。

 

そんなピーターがある意味安直に、「新しい力を制御する=封じ込む」という選択肢を取ったのも、さもありなんといったところですね…。

 

『スパイダーマン』のオマージュのキスシーンで絶望を味わう

ジーナ・グレイに狙われたMJを救おうと夜の街をスイングした後のシーン。

”体のどこかが覚えているかも”という言葉とともにMJがピーターにキスをして、そのキスをきっかけにピーターの記憶を取り戻します。

 

非常にハッピーなシーンかと思いきや、結局それはジーナがMJを乗っ取っての行動だったことが判明します。最悪だ。

 

MJが記憶を取り戻す。

それはきっと4年間、ずっとピーターが待ち望んでいて、それでもそんなことはありえないと理屈で打ち消してを繰り返していたはずのことで。

それを目の当たりにさせて、「そんなわけ無いだろばーか!(まあバカとは言ってませんが…)」と宣うジーナ、確実に最悪のヴィランムーブしてましたよ。←

 

スパイダーマンのマスクを口元だけ取ってキスをする、というのは『スパイダーマン』の1作品目でも描かれていたシーン。

 

その有名なシーンの見事なオマージュでとても綺麗なシーンだっただけに、観客である私も見事に騙されて、「ああやっぱりMJはピーターの事を思い出せるんだ!」とうっかり涙を流してしまったくらいです。

まさかジーナの策略だったとは……。この時のピーターの絶望は計り知れません。。

 

前作のラスト、あの時のピーターの選択はヒーローとしてはこの上ないくらい”正しい”ものでした。

でも、その代償はあまりにも重かった。

 

その重さが、これでもか!というほど作中で描かれていましたね。

 

ゆー

もうご都合主義でも何でも良いからMJとネッド、記憶を取り戻してくれー!!と内心叫んでおりました。

 

②スパイダーマン&MCUシリーズお馴染みの登場人物が多数!

今作ではスパイダーマン&MCUシリーズお馴染みの登場人物も多数登場!

 

『スパイダーマン:ホームカミング』でバルチャーと武器を取引しようとしつつもスパイダーマンに邪魔されていたスコーピオンが、満を持して(?)しっかりヴィランとして登場。

その他にも、トゥームストーン・タランチュラ・ブーメラン・ハンドといったヴィランも登場していましたね~!

まあ彼らは冒頭のシーンであっさりスパイダーマンによって一掃されていましたが…。笑

 

MCUシリーズとしては、ニューアベンジャーズとしてエレーナがスパイダーマンに協力する形で登場しますし、ハルクがジーナの策略によって暴れ、スパイダーマンと戦うことになるのも面白かった。

 

ハルク、やっぱり規格外のパワーなんですよね…、本当にハルク一人の存在だけで戦況が180°ひっくり返ります。相変わらずおっかない。

そんなハルク相手に、身体能力とウェブを駆使してなんとか立ち向かうスパイダーマンの姿がとっても良かったです。

 

そしてダメージコントロール局。前々からいけ好かない組織でしたが、案の定というべきかヤバい組織でした。

 

何でしょうね、S.H.I.E.L.D.(もとい、ヒドラ)といい、MCUにおいてはこういう超人を管理するような組織は”悪”と相場が決まっているんでしょうか…?

権力と社会的地位を持った存在が暴走するのが一番怖い、というのを改めて感じさせてくれましたね。←

 

ゆー

過去作や関連作からの客演が多いのも、MCUシリーズ、ひいてはスパイダーマンシリーズとしての面白さですね!(もっと勉強しよう…)

 

④スパイダーマンの”大いなる力”と”大いなる責任”

今作の見せかけのメインヴィランであったジーナ・グレイ。

彼女の姿を通して、改めてスパイダーマンたち”ヒーロー”や”超人”たちが背負う業を感じさせられます。

 

彼らが持つ、人並み外れた力。

その力は世界を救うことも、破壊することもできる。

だからもう、人並みの人生は、決して送ることは出来ない。

 

その力に責任を持って、力を正しく使うこと。その過程で自らが、自らの”人としての人生”は犠牲にしなくてはならない。

本作でピーターは、スパイダーマンとしてそのように考え、自ら”孤独”であることを選びました。

 

でも、そうやって4年間孤独であり続けて、いざ自身の身体的変異を迎えて初めて、その孤独がどれほど自身を蝕んでいたか、苦しめていたかに思い至った。

時を同じくして、同様に人並外れた能力を持つジーナに出会って、その能力故にダメージコントロール局に良いように使われている事を目の当たりにした。

そして、ジーナとの戦いの中で、ピーターは問われます。

 

あなたはピーター・パーカー?それともスパイダーマン?

 

そこでピーターが出した答え、「両方だ」というその答えは、あまりにも輝かしくって、希望の光が差すものだと思いました。

 

ずっとずっとピーターは、メイおばさんの死を悔やんでいて、4年間遠くからMJとネッドを眺めながらもその事を噛み締めて生きていたんだと思うんです。

その胸にはずっと、「大いなる力には大いなる責任が伴う」という、あの言葉がずっと刻み込まれていたのだ、と。

 

でも本作で、ジーナがピーターを乗っ取ろうと心の奥に入り込んだときに、実は心の奥にはもう一つメイおばさんから差し出された言葉があったことが分かります。

 

それは、力を持ったピーターに対して、彼女がかけた言葉。

 

あなたが力を持つからではなく

あなたがあなただから愛している人がいることを忘れないで

 

ピーターがジーナとの戦闘のラストで撃たれて治療を終えた時、そばで見守るフランクや病院の前でスパイダーマンの回復を願う人々の姿は、まさにその言葉を体現したものだと思います。

 

ピーターは愛されていた。力を持つからではなく、ピーターがピーターであるから。

そのことを悟り、フランクと笑い合い、人々の中に紛れて自分への声援を聞くピーターの表情が、これまでに見たことがないくらい輝いているのが、素晴らしかったです。

物語の最後の方は、その救済のあたたかさに感動して、涙が止まらなかった……。

 

同時に、同じくメイおばさんの言葉によって、ジーナが救われたのも本当に良かった。

 

『ノー・ウェイ・ホーム』が喪失の物語ならば、今作『ブランド・ニュー・デイ』は救済の物語。

 

「大いなる力には大いなる責任が伴う」

この有名なスパイダーマンのセリフに、新たな重みと明るい救済が加わる物語でした。最高です。

 

総合的な感想

マーベルMCU作品58作品目である今作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』

 

前作までの『ホームカミング』『ファー・フロム・ホーム』『ノー・ウェイ・ホーム』で見せてくれた、高校生ヒーローのスパイダーマンから一転、孤独を知り辛さを知り、それでも人々を救うため活動し続ける大人のヒーローとしてのスパイダーマン、その成長と変化、そして救済を描く、まさに新たな章の始まりに相応しい作品でした。

 

前作でメイおばさんを失ったからこそ、果たし続けた”大いなる責任”。

その果たし方は誠実だけれども、ものすごく辛く悲痛なもので。

それ故に、最後のシーンで、同じくメイおばさんからもらった言葉でピーターが、そしてジーナが救われるという展開がとても良かったです。

 

 そして、何よりアクションシーンが面白い!!

 

ニューヨークのコンクリートジャングルの中を颯爽とスイングする姿。

スコーピオンやハンドらヴィランたちとの立ち回り。

暴走する戦車を止めようと奮闘したり、ヘリコプターにぶら下がって戦ったり。

しまいには明らかにパワーで劣るハルクに対峙したり、ジーナ操るハンド集団との戦いも非常に良かった…!

 

これまでのシリーズとは異なり、様々なタイプの敵と戦うシーンが豊富に詰め込まれていて、スパイダーマンのヒーローとしての可能性を強く感じさせてくれましたね!

 

物語のラストで、ピーターは友人のネッドと改めて出会いますが、果たしてネッドはあの手の動きをもってピーターのことを思い出したのでしょうか。

そして、ポストクレジットシーンで描かれた、スパイダーマンのトラッカーが宇宙で反応したのは一体何故なのか。

 

新たな一歩を踏み出したスパイダーマンが見せてくれる物語が、今からもう楽しみでたまりません。

 

まとめ

 

今回の記事では、映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』について、ネタバレ感想をお届けしました。

 

映画についてのまとめ
  • 『ノー・ウェイ・ホーム』から4年後を描くMCU版スパイダーマン新章
  • 孤独を選んだピーター・パーカーのその後が丁寧に描かれる
  • 新たなヴィランとの戦いを通して、スパイダーマンとしての成長が描かれる
  • ハルクやエレーナなど、MCUおなじみのキャラクターも多数登場
  • 「大いなる力には、大いなる責任が伴う」というテーマを新たな形で掘り下げる
  • メイおばさんの想いが物語全体を支える重要な存在となっている
  • アクション・ドラマ・ヒューマン要素のバランスが良く、新章の幕開けにふさわしい作品
  • ラストは今後のスパイダーマンシリーズへの期待がさらに高まる終わり方

 

これまでのスパイダーマン映画では、「ヒーローとしてどう戦うか」が描かれることが多かった一方で、本作は「ヒーローとして、そして一人の人間としてどう生きるか」に焦点を当てた作品だったように感じました。

 

前作で大きな喪失を経験したピーターだからこそ、その孤独や葛藤、そして少しずつ前を向いて歩き出そうとする姿には何度も胸を打たれます。

シリーズの新たなスタートを飾る作品として、これからのスパイダーマンがどんな未来を歩んでいくのか、ますます楽しみになる一本でした。

 

BeePlus【びーぷらす】では、他にもマーベルMCU作品の解説、ネタバレあり感想&考察を行っているため、合わせてチェックしてみてください~!  

 

MCU版スパイダーマンシリーズのネタバレあり感想記事はこちら!

 

マーベルMCUの他作品のネタバレあり感想記事はこちらから

 

 

また、マーベルMCUの作品一覧については以下記事にまとめています。

「どこから見ればいいの?」「どんな順番で楽しめばいいの?」とお悩みの方は、ぜひこちらも見てみてください。

 

 

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