【マーベルMCU】『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』ネタバレあり感想&考察|サムが示した新しい強さとレッドハルクとの決着

こんにちは、ゆーです!
今回は、映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の感想&考察をお届けします!
キャプテン・アメリカらしい政治サスペンスと迫力のアクションを楽しめる一方で、個人的には「またサムが自分の資格に悩むのか…」と感じた部分や、黒幕の動機の描き方に物足りなさも。
それでも最後に、超人血清を持たないサムだからこそ、あの結末にたどり着けたのではないかと思わせてくれたのが良い作品だったなあと思います。
今回はサムとホアキンの活躍、ロス大統領と『インクレディブル・ハルク』から続く因縁、『エターナルズ』につながる世界情勢を振り返りながら、良かった点も気になった点も率直に書いていきます。
https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-america-bnw
物語を振り返りつつ、感想&考察をお届けします~!






























概要・あらすじ(キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド)
| 公開日 | 米・日:2025年2月14日 | ||
|---|---|---|---|
| 監督 | ジュリアス・オナー | ||
| 制作 | ケヴィン・ファイギ | ||
| 時間 | 118分 | ||
アメリカ大統領ロスが開く国際会議でテロ事件が発生。それをきっかけに生まれた各国の対立が、世界大戦の危機にまで発展してしまう。この混乱を食い止めようとする新キャプテン・アメリカことサム・ウィルソンに、〈赤いハルク〉と化した大統領ロスが襲いかかる…!
https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-america-bnw
だが、全ては“ある人物”によって仕組まれた陰謀だった——。究極の空中戦で繰り広げるサスペンス・アクション超大作!
お気に入りの作品を観返すのはもちろん、新しい物語との出会いも!
映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』を振り返る
以下より物語のネタバレを含みます
①新キャプテン・アメリカとなったサムの活躍を描く
今作は、『キャプテン・アメリカ』シリーズ4作品目の映画でありつつ、スティーブからキャプテンを受け継いだサム版キャプテン・アメリカが主人公の物語。
新たにキャプテン・アメリカとなったサムの活躍が描かれる作品でした。
ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の続編
そんなサムが悩み苦しみながらもキャプテン・アメリカとなった経緯は、ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で描かれた通り。
ドラマでの出来事を経て名実共にキャプテン・アメリカとして活躍するサムの姿が、今作でしっかりと見られたのが良かったですね~!
超人血清もスーパーパワーもないサムだからこそ、日々訓練に打ち込む。
イザイアとも、過去の経験に学びながら助言を受けられるような、良い関係が築けていそうで何よりです。
ウィンター・ソルジャーことバッキーとの関係は、前作のドラマで完成された通り、程よい距離感と確実な絆がずっと引き継がれている様子だったのも良かった。
立場も志向も異なる2人がタッグを組み続けるのではなく、それぞれ異なる場所からお互いにお互いを思い、必要なときは手を差し伸べる…という関係性なのが良いですね。
今作でのバッキーの出番はほんの一瞬ですが、サムが1番苦しんでいる時に、すっと音もなく現れては1番欲しい言葉をかけてくれるあたり、さすがバッキーといったところです。
しれっと政治の世界に進もうとしている、みたいな事を言っていましたが、マジか。バッキーめちゃめちゃに出世してる。
かなり強力なワカンダ製のスーツ
サムが身に付けているのは、ドラマでワカンダの技術を取り入れた特製スーツ!
元々のファルコンのスーツは、翼を駆使した飛行や空中戦がメインの武器でした。
いやまあそれだけでも十分すごいんですが。笑
ドラマのラストでも新スーツのお披露目はされていましたが、今作で初めてその真の性能をあれこれ見せてもらった形です。
衝撃を溜め込んで弾き出す…、というのはまんまブラックパンサーのスーツに備わっていた性能。
普通にめちゃめちゃに強いです。強力すぎる。
かつてのスタイリッシュさが強かったアイアンマンに比べると、物理的な翼があったり、キャプテン・アメリカの盾があったりとちょっと重厚すぎる感じも否めませんが、総合的な性能でも、相当なレベルまで来ているのでは。
サムはキャプテン・アメリカという存在こそ引き継ぎましたが、ヒーローとしての性質はアイアンマンに近いものがありますね。
あっさり戦闘で壊れてしまった(まあハルク相手だから致し方ないか…)ところだけ心配ですが、せっかくワカンダが後ろ盾に付いているので、より強力に修復していただきたいところです。←
後輩のホアキンとのタッグが良い
『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で登場していたサムの友人でありアメリカ空軍の人物、ホアキン・トレス。
なんと今作から今度はこちらは二代目のファルコンとして活躍していましたー!
まだまだファルコンのスーツの扱いは怪しい部分もある上、インド洋で大けがを負ってしまうなどヒーローとしてはこれから、という部分もありますが…
かつてのスティーブにはサムがいたように、キャプテン・アメリカの重圧を抱えるサムの隣にホアキンという存在がいるのが良いな、と思います~!
サムと連携を取って2人で空を飛び回る様子がとても良かった!
サムだからこそ出来たこと
前作ドラマでもありましたが、ホアキンの負傷等の出来事を経て、サムは「こんな自分がキャプテン・アメリカで良いのか」と葛藤を続けます。
超人血清もない。スーパーパワーもない。かつてのスティーブと同じ活躍はできない。
もしあの時(『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のドラマでの事件の時)超人血清を打っていたら…、と改めて悩むのも無理はありませんね。。
でも、そんなサムだからこそ、物語のラストでレッドハルクとなったロス大統領に対して”対話”という道を取ることができた。
どう考えても力では全くハルクには敵わないサムですが、何も持っていないただの”人”であるサムの言葉だからこそ、ロス大統領の心には届いたのかもしれません。
②世界大戦の危機を防げ
アメリカ大統領の選挙から始まり、陰謀により次第に世界大戦の危機に瀕していくような状況が描かれた今作。
キャプテン・アメリカシリーズではこういった”陰謀”や”国”といったキーワードが定番ですが、今作も例に漏れずその辺りが描かれていましたね!
『エターナルズ』の出来事が世界に大影響
個人的に嬉しかったのは『エターナルズ』の出来事がしっかり世界に大影響していたこと。
そりゃそうよね!!
あんなバカでかいティアマットがいきなり地球の海に出現して、世界が騒がないはずありません。
さらに今作では、そんなティアマットから、特にその硬さが注目される新たな金属、”アダマンチウム”が採れることが明らかになります。
まじか、あのヴィブラニウムに匹敵するかもしれない金属がここで登場とは…。
元々ヴィブラニウムは地球に落下した隕石に由来する金属ですが、今度はセレスティアルズのティアマットから新たな資源が発見された形。
あのヴィブラニウムを超えるかもとなると、今後キャプテン・アメリカの盾とか、ブラックパンサーのスーツを貫通するような武器が登場しかねませんかねそれ。。
そんな強力な鉱物の採掘を巡って世界情勢が動く、というのもキャプテン・アメリカシリーズならではのリアルさでした!
日本ががっつり登場
さて、そんな情勢の中でアメリカと条約を結ぶ相手として、日本が登場!
MCUで日本が描かれたのは『エンドゲーム』のローニンのシーン以来ですが、あちらとはまた違う形で登場したので驚きです。こんなにがっつり登場してくるとは。
世界に先駆けてアダマンチウムの採掘を行っていたり、陰謀を仕掛けたアメリカに対して強気にNOを突きつけていたりと、なかなかな活躍っぷりです。
インド洋で割とドンパチやるシーンでは、本当にこれ日本ですかね?と思うような違和感はありましたが…(笑)、MCUの世界では本当にいろんな世界的な事件が起きているので、日本という国のありようも相当に変わっているのかもしれません。
ロス大統領と日本側が対面するシーンの建物も非常に美しかったですし、どこなんだろうなああの場所は…。
尾崎総理大臣や日本人からナチュラルに日本語が聞こえてくるのも不思議な感覚で、個人的にはかなり楽しめましたね~!
③もう一人の主人公、ロス大統領
今作はサムが主人公の物語でありながら、実質的にはもう一人、ロス大統領もほぼ主人公のような活躍っぷりを見せてくれました。
過去作に多数登場してきた人物
実はロス大統領という人物は、MCUシリーズにおいては割と多数登場してきている人物。
意外と登場作品とシーンが多いので、ざっと主要な物をまとめてみました。
| インクレディブル・ハルク | ブルース・バナーの恋人、ベティの父親であり、スーパーソルジャー計画に関わり、ハルクとなったブルースを追い続けた人物。 後にブルースを執拗に追い詰め、アボミネーションの誕生にも関わっている。 |
| シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ | 国務長官として登場。 アベンジャーズにソコヴィア協定への登録を推し進め、その後はソコヴィア協定に反したスティーブやサムたちを捕らえるようトニーたちに命じた。 |
| アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー | ニューヨークがブラックオーダーに襲撃された後も、ローディに出動許可を出さず、復帰したスティーブを改めて逮捕するよう命じた。 |
| ブラック・ウィドウ | ナターシャ・ロマノフの逮捕に乗り出す。 |
ここでまとめた通り、これまでロスは基本的にはヒーローたちと対立する立場で登場することの多かった人物。
特にサムとはシビル・ウォー以降完全に敵対していたわけで、そんなロスがアベンジャーズの再編をサムに依頼するのは、なかなか驚きの展開でしたね!
今作では、そんなロスの登場作である『インクレディブル・ハルク』での出来事が尾を引いて大きな陰謀になったことが描かれます。
悩み葛藤し変わろうとしながらも”レッドハルク”へ
心臓に病を患い、娘ベティとの関係改善を図ろうとするロス。
大統領となった彼は、これまでの行動を悔い、サムやイザイアをホワイトハウスに招待してアベンジャーズの再編を依頼しますが、そううまくことは運ばず。
ロスを恨むサミュエルによる陰謀に巻き込まれて、アダマンチウムを巡って世界大戦へ突き進みそうになりますし、挙句はレッドハルクへと変身させられてしまいます。
まあ正直、MCUシリーズを追い続けていたこちらとしては、もうずっとロスは敵でしか無かったので、そんなロスを大統領として立てて、彼のためアメリカのために動こうとするサムがもう聖人君主にしか見えません。
”変わりたい”というロスでしたが、結局自身の保身や私利私欲のためにサミュエルの幽閉と利用はやめる気がなかったわけで、やっぱりこいつは……という気持ちになりましたね。。←
そんなふうに、見ているこちらですらロスを見限っていたのに、そんなロスの心を信じ、レッドハルクとなった彼に対して対話を選んだサムはやはり天晴です。
最終的にラフト刑務所に収監されることにはなったものの、娘と和解することはできたようで、丸く収まったのではないでしょうか。
総合的な感想
新キャプテン・アメリカとなったサムの活躍が描かれる、今作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』。
サムとホアキンという2人が空を駆け戦うアクションシーンも見事で、ラストの対ハルク戦の迫力も素晴らしく、ヒーロー作品として気持ちよく見られたなあ、という作品でした!
懐かしの『インクレディブル・ハルク』から引き継がれた物語の要素や、ホアキンのファルコンとしての活躍、それと元ウィドウやセレスティアルズが登場するなど、MCUの世界がひと続きの物語になっていることを感じさせてくれる要素も多く、見ていて楽しい物語でしたね~!
ただ、個人的にはまずサムがキャプテン・アメリカを受け継ぐことで葛藤したり悩んだりする部分は、正直前作『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』でさんざん描かれてきたことなので、それをもう一度掘り返されても…、という気持ちになりましたね。。
何か別のアプローチをしてくれたり、そんな悩みも葛藤も乗り越えて活躍するサムが見たかったな、という思いがあります。
このあたりはドラマを見ていない人向けの配慮なのかもしれませんが、そもそもドラマを見ていなければサムの今の状態やイザイアやホアキンとの関係も分かりにくいわけなので、中途半端なことはしないで良いのになあ、と思わずにはいられず。
また、アメリカ、ひいては世界を巡る陰謀を止める!という大きな筋書きは良いのですが、結局はサミュエルのロスへの手段を選ばない個人的な復讐が本作のメインです。
この”個人的な復讐”がヴィランの動機になること自体は良いんです。
シビル・ウォーの時も根底にあったのはジモの復讐ですし。
ただ、今回はロスに対する復讐が成し遂げられれば良かったわけなので、そこから日米の緊張や世界大戦の危機にまで広げていくのはちょっと拡大し過ぎでは?という感じがあります。
最終的にロスをレッドハルクにすることは成功しているので、サミュエル的には復讐は成し遂げられています。
なんというか、”手段を選ばずに”陰謀を巡らすサミュエルの怖さを描くのは良いのですが、特に理由もなく冤罪をなすりつけられたイザイアや、巻き込まれた日本が気の毒ですね。。
もう少しサミュエルが、例えば「ロスと関係する全ての人間に鉄槌を!!」くらい狂気のヴィランだったら良かったのかなあ、と思いました。
イザイアや日本、アダマンチウム等々色々気になる要素を出した割には、あんまりドラマが無かったな~という印象でした。
今作を経て、また一段とキャプテン・アメリカとして一歩成長したサム。
今後はサムがアベンジャーズを再編していく流れになるのでしょうか。
これからの活躍にも期待ですね!
まとめ
今回の記事では、映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』について、ネタバレありで感想&考察をお届けしました。
- スティーブから盾を受け継いだサム・ウィルソンが、新キャプテン・アメリカとして世界規模の陰謀に挑むシリーズ第4作
- 超人血清を持たないサムが、ワカンダの技術を生かした装備と訓練で戦う姿が頼もしい
- 二代目ファルコンとなったホアキン・トレスとの空中戦や、バッキーとの変わらない絆も見どころ
- 『エターナルズ』に登場したティアマットからアダマンチウムが発見され、資源を巡る国際的な緊張が描かれる
- 日本が物語に深く関わり、MCUの世界情勢の広がりを感じられる
- ロス大統領とサミュエル・スターンズの因縁など、『インクレディブル・ハルク』から続く要素が重要な役割を果たす
- サムがロス=レッドハルクを力だけでなく対話によって止める結末に、新しいキャプテン・アメリカらしさが光る
キャプテン・アメリカといえば、強く、正しく、どんな困難にも立ち向かうヒーロー。
スティーブの姿を思い浮かべると、サム自身が「自分は同じようにできるのか」と悩んでしまうのも分かりますね…。
でも、今回のラストでサムが選んだのは、力でロスをねじ伏せることだけではなく、彼の中に残っている人間の心へ言葉を届けること。
スティーブと同じ力を持たなくても、スティーブと同じことをしなくてもいい。
サムにはサムなりの戦い方があり、その答えを見せてくれたのは嬉しかったです!
だからこそ個人的には、次こそキャプテン・アメリカであることへの葛藤からもう一歩先へ進み、サムらしい強さで仲間を率いる姿も見たいところ。
ホアキンとのコンビ、これからのアベンジャーズの可能性も含めて楽しみですね~!


