【マーベルMCU】『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』ネタバレあり感想&考察|笑って泣ける“家族”の物語

こんにちは、ゆーです!
今回は、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』についてお届けします。
前作のノリそのままに、ド派手なアクションと軽快な掛け合いで楽しませてくれる今作。
…なんですが。
見終わった後に残るのは、「ただ楽しい」だけではない、ちょっと重たい余韻でした。
テーマは“家族”。
血の繋がりなのか、それとも一緒に過ごしてきた時間なのか。
ピーター・クイルの父親を巡る物語を軸に、それぞれのキャラクターの関係が大きく動いていきます。
今回の記事では、印象に残ったポイントや感想&考察を中心にお届けしていきます!
▼MCU前作『ドクター・ストレンジ』についてはこちら
物語を振り返りつつ、感想&考察をお届けします~!
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映画概要・あらすじ(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス)
| 劇場公開日 | 米:2017年5月5日 日:2017年5月12日 | ||
|---|---|---|---|
| 監督 | ジェームズ・ガン | ||
| 制作 | ケヴィン・ファイギ | ||
| 上映時間 | 136分 | ||
たまたま出会ったノリで結成された銀河一の“落ちこぼれ”チーム<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>。小遣い稼ぎに請けた仕事をきっかけに、“黄金の惑星”の艦隊から総攻撃を受けることに。
間一髪、彼らを救ったのは“ピーターの父親”と名乗る謎の男エゴと、触れただけで感情を読み取れるマンティスだった。ピーターの出生に隠された衝撃の真実とは?
さらに銀河全体を脅かす恐るべき陰謀が交錯していき、彼らがなぜか銀河滅亡を阻止する最後の希望に。
その運命の鍵を握るのは、小さくてキュートな最終兵“木”グルートだった…。
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』を振り返る
以下より物語のネタバレを含みます
①”ガーディアンズ”の面々が帰ってきた!派手なアクションにテンションが上がる
”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”の面々が帰ってきました!
物語の冒頭では惑星ソヴリンの女王からの依頼で宇宙怪獣からバッテリーを守るべく戦い、バッテリーを盗んだことでソヴリンの大群に追われ、ラヴェジャーズの襲撃に対抗し、最終的にはエゴの惑星をぶっ壊すべく戦った彼ら。
それぞれの戦いのアクションの派手さもさることながら、やはり見どころはガーディアンズメンバーそれぞれの活躍っぷりと、その個性!
そもそも超人があふれかえるMCUの世界において、ガーディアンズメンバーは別に超人というわけでは無いのですが、それぞれがそれぞれの武器を持ち、見事(?)なコンビネーションで敵を打倒していく姿が非常に気持ち良い。
それでいて戦闘中に挟まれる会話(雑談?)が程よく軽くて、見ていて面白くて仕方ないんですよね…!笑
どの戦いも良かったですが、個人的にはやはり冒頭のバッテリー攻防戦のノリが大好きです。
皆が本気で宇宙怪獣と戦っている中、音楽を流して一人踊り続けるベビー・グルート。彼が、とにかく、可愛い。笑
そもそも戦闘中になんで音楽を聞いているんだか、という部分や、挙句ドラックスに音楽プレーヤーをぶっ壊されて怒るところも含めて、とっても好きなシーンです~!
これがガーディアンズの戦い方だ!というのをたっぷりと堪能できました。楽しい!
②エゴの惑星の美しさとラヴェジャーズの対比
物語の途中でガーディアンズの一行は、クイルの父親を名乗るエゴの惑星を訪れる組と、壊れた宇宙船を修理するためにその場に残り、後々ラヴェジャーズの抗争に巻き込まれる組とに別れるのですが、この2つの組を描くシーンの対比が凄いなと思ったところ。
前者のエゴの惑星は、見渡す限り綺麗な景色で、いわば”ユートピア”のような雰囲気で溢れる世界。
そこで描かれるのもあたたかな交流と平和な会話、と穏やかなシーンが続きます。
一方ラヴェジャーズサイド。ロケット・グルートは捕らわれますし、ラヴェジャーズは船長たるヨンドゥがピーターに甘すぎる事を理由に、テイザーフェイス一派に反旗を翻されてしまいます。
挙句ヨンドゥに従う部下はテイザーフェイス一派に皆◯しにされてしまいますし、なかなか激しくえげつないシーンが描かれました。
ちょうど同じタイミングで起きた出来事として、それぞれ交互に描かれるこのギャップが凄かった。
エゴの惑星の美しさがあるからラヴェジャーズ側のドロドロも引き立ちますし、のちのラヴェジャーズ側でのヨンドゥ&ロケット&グルートの大反撃(言うてこれも大虐殺)があるから、エゴの惑星でのエゴとピーターとのキャッチボールが美しく見えるんだろうなあ、と思います。
とはいえそれぞれの置かれた状況のギャップが凄まじい…。笑
まあエゴの惑星側もこの後大変にはなるんですけどね。
③ガモーラとネビュラの家族の再生
本作では共にサノスの娘であり、前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ではお互いに命を狙い合っていた姉ガモーラと、妹ネビュラの再生も描かれました。
当初ネビュラはガモーラに明確な殺意を持ち、ラヴェジャーズからもらった船で本気でガモーラの命を狙いに来ますが、その壮絶な命のやりとりの末に二人は和解するのです。
どんなにいがみ合い憎しみあっても、家族の絆というものは残っている、ということ。
そして、そんなわだかまりを解消するためには、やはり一度直接激しくぶつからなくてはならないのだな、ということを感じましたね…。
とはいえ宇宙船で直接姉の命を狙って、挙句自爆覚悟で突っ込む…というのは流石にやりすぎ感はありますが。笑
前作からぶつかり続けたガモーラとネビュラがここで和解!
よくよく考えたら、二人ともサノスの被害者同士。その事を直接話し合うまでに、長い年月と激しいぶつかり合いがありましたね…
④ロケットとヨンドゥ
今作で描かれた登場人物同士の関係のうち、個人的に強く印象に残った一つがロケットとヨンドゥの関係。
お互いに決して味方同士とは言えないガーディアンズとラヴェジャーズのメンバーですが、ラヴェジャーズの反乱をきっかけに共闘することになる二人。
その過程で、徐々にヨンドゥはロケットの抱える闇を見抜き、そしてそれが自身と同じものである事を悟るんですよね。
ロケットとヨンドゥ双方が抱える闇、というのは、幼少期から大人になる過程の壮絶な過去のこと。
動物人間に作り変えられたロケットに、親に売られたヨンドゥと、それぞれ壮絶な過去を持ち、それゆえに深い孤独を抱えている。
だから、その心の穴を埋めるためにわざと周囲から嫌われるような粗暴な言動をするし、必要ないのにバッテリーを盗んだりする。
「お前は俺だ」とロケットに告げるヨンドゥのシーンにはぐっと胸を掴まれるものがあり、そうかだからこの二人はこういう言動を取っていたのだな、と思わされました。
二人の心が通じ合うシーンがとても良い。
とても良いだけに、せっかくお互いに手に入れたお互いを理解しうる存在を失うことになるラストが切ないところです。
⑤ピーター・クイルの本当の父親とは
さて、本作のメインストリームは、ピーター・クイルの父親を巡るお話。
ピーターの父親を名乗るエゴが登場し、母を亡くしてから長年孤独を抱えていたピーターはそんな父親との交流に心を癒します。
が、その父親は実は”セレスティアル”という存在で、ピーターに近づいた本当の目的は彼と父と息子との交流を楽しむ…なんてことではなく、ピーターを惑星拡張のエネルギー源として使い、全惑星を自身のものとすること=他の惑星に住む命を全て食い尽くすことでした。
せっかく出会えた父親。そんな父親とのあたたかい時間をようやく過ごせた、かと思いきや父親はとんでもない人物で。
挙句、ピーターの母を死に至らしめたのもその父親の仕業ということも発覚するわけです。
いやもうピーターが可哀想過ぎるよこれは。
でもその結果、エゴが何をしているかを知ったヨンドゥが自分をエゴに引き渡さなかったことを知ったピーター。
ヨンドゥこそ、ピーターの命を救い、彼を育てて守った「父親」だったんですよね。
この鮮やかな展開には驚かされました…!
元々ヨンドゥは、ピーターを地球から攫い、”小さくてどんなところへも盗みに入れるから”という理由でラヴェジャーズの一員として育てた悪いやつとして描かれていました。
その反面、そのピーターがラヴェジャーズを裏切ることに対してなぜか甘い側面も見せていたヨンドゥ。
その理由が、彼を息子として見ていたから、というところにあったとは。
確かに、ピーターと血のつながった、生物学上の父親はエゴでした。
でも、ピーターにとっての”本当の父親”はヨンドゥだった。
その過程を知り、ああ、ヨンドゥとピーターは本当に良い親子関係だなと思わされます。
ディズニー映画の『トレジャー・プラネット』で描かれたジムとシルバーの関係にも近いものを感じますね。
個人的に、こういう親子関係には弱いです。最高だ。
おかげで、そんなヨンドゥが「人生で一度くらい格好良いことをさせてくれ」とロケットに言い残し、身を呈してピーターを救って命を落としたシーンでは、もう涙が止まらず…。
ヨンドゥ、格好良すぎたよ…。
ピーターとヨンドゥ、最高の親子でした…!
総合的な感想
マーベルMCU作品15作品目である今作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』。
ガーディアンズらしい軽いノリかつド派手な戦闘シーンと、それぞれの登場人物同士の交流や喪失、再生が同居する贅沢な作品でした。
戦闘シーンの楽しさも最高ですし、そこで描かれる人間ドラマも最高だった。
個人的に第1作品目の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』も大好きですが、今作の『リミックス』は明らかにそれよりレベルアップした面白さと感動が溢れる作品で、2つ合わせてどんどんガーディアンズのメンバーが大好きになりますね…!
そして物語全体を通して、とにかくベビー・グルートが可愛い!!笑
音楽を愛して戦闘シーンで踊り続けるその姿や、ラヴェジャーズに捕らわれたロケットとヨンドゥを救うために奮闘する姿(全然役には立っていない)、全員の運命を握る時限爆弾の操作方法を全く理解できていない姿。
ちょこんとガモーラやピーター、ロケットの肩に乗る姿も可愛いですし、自分にとって気に入らないことを続けるドラックスをがんがん殴る様子も可愛くて仕方ない…!
ガモーラとネビュラ、ロケットとヨンドゥ、そしてラストのピーターとヨンドゥの関係など、切なく重いシーンがいくつか描かれる部分のある今作ですが、その要所要所で顔を見せるベビー・グルートの可愛さが、その”重さ”を程よい塩梅にしてくれるのが最高です。
物語のラストでグルートは成長し思春期を迎えている様子が描かれてしまったので、この可愛すぎるベビー・グルートが見られるのは本作だけ、ということでしょう。
ああ、残念だ…、もっと見たかったと思う一方、「子どもが小さい期間は一瞬だけ」というこの世を生きるうえで大切な教訓を示してくれてもいるようで、肝に銘じよう…とも思わされました。←
今作の出来事を経て、より一層絆が深まったガーディアンズのメンバー。
エンドクレジットが流れた後には「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは帰ってくる」という、お決まりのワクワクするメッセージも残されました。
ガーディアンズのこれからにも注目ですね!
まとめ
今回の記事では、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』について、ネタバレ感想をお届けしました。
- ガーディアンズの個性とチーム感がさらに強化された続編
- ド派手なアクションと軽い掛け合いが魅力のエンタメ作品
- テーマは「家族」──血の繋がりと絆の対比が軸
- ピーターの父エゴは“理想の父”の仮面をかぶった存在
- ヨンドゥこそがピーターにとっての“本当の父親”だった
- ガモーラとネビュラの関係が再生へと向かう重要な回
- ロケットとヨンドゥの共通点(孤独)が丁寧に描かれる
- ベビー・グルートが重いテーマを和らげる重要な存在
- ラストのヨンドゥの選択が作品全体の印象を決定づける
ガーディアンズらしい軽さと、しっかりと胸に残る重さ。
この2つが同居した、とてもバランスの良い作品でした。
前作以上にそれぞれのキャラクターに焦点が当たり、特に“家族”というテーマが強く描かれています。
血の繋がりだけが家族ではない、一緒に過ごしてきた時間こそが大切なんだということ。
その答えを、ピーターとヨンドゥの関係がはっきりと示してくれました。
笑って楽しめるだけでなく、しっかりと感情を揺さぶってくる。
ガーディアンズシリーズの魅力がさらに強くなった一本でした!
BeePlus【びーぷらす】では、他にもマーベルMCU作品の解説、ネタバレあり感想&考察を行っているため、合わせてチェックしてみてください~!
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▼MCU前作『ドクター・ストレンジ』についてはこちら
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