マーベルドラマシリーズ『ロキ』最終話第6話「とわに時を いつでも」のネタバレ感想&考察!新たに切り開かれるMCUの世界

こんにちは、yu-です!

 

本日2021年7月14日に、マーベルドラマシリーズ『ロキ』の最終話である第6話「とわに時を いつでも」が配信されました。

 

 

早かったですね…、本当に…。

ついこの間始まったばっかじゃないですか!!もう終わっちゃうなんて!!泣

 

というわけで今回の第6話で完結となったはずの『ロキ』ですが、なんとドラマシリーズとしては初の、まさかの「シーズン2へ続く!」という展開に。

確かにあと○話でどうやって完結させるつもりなんだ??とは再三申しておりましたが、なんと”完結させない”という選択肢を採ってくるとは。

そう来たか…と唸る羽目になりました。

 

さて今回の記事では、そんな『ロキ』最終回第6話についてネタバレ感想&考察をお届けします。

 

第5話までのネタバレ感想の記事はこちら↓

 

まさに今後のMCUの世界を切り開いた本作品。
想像とは異なる展開に口が開きっぱなしでした。

 

作品情報

公開年 2021年6月9日~7月14日
上映時間 各話50分程度のドラマ形式※全6話
原題 Loki
スタッフ 監督:ケイト・ヘロン

 

MCU最新作のDisney+作品

 

『ロキ』は、マーベル・スタジオが製作するインターネットテレビドラマシリーズです

 

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)はこれまで映画をメインに展開され、テレビ放送やネット配信といった他の媒体で公開されたドラマシリーズは映画本編に影響を与えることがない外伝扱いでした。

 

『エージェント・オブ・シールド』や『エージェント・カーター』などが良い例ですね。

この2作品はアメリカのTVドラマシリーズとして公開しましたが、映画本編には影響なく、言ってしまえば「見ていなくても問題ない」作品でした。

 

 

…といいつつ『エージェント・オブ・シールド』が『ワンダヴィジョン』にすこーーし関わってきたりと、今後はどうなるかはわかりません(期待)。

 

話をもとに戻すと、一方で今後Disney+で公開される作品群は映画と同じくシリーズの将来に影響を及ぼす本編として位置づけられると発表されています。

 

今作『ロキ』は、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ワンダヴィジョン』に次ぐDisney+作品の第二作品目です。

 

 

今後MCU作品を楽しむためにはDisney+への加入が必須!

 

 

第6話あらすじ

 

アライオスを操り、ついに虚無の果にたどり着いたロキとシルビィ。

そこで待ち構えていたのは、ミスミニッツ。

そして、”在り続ける者”だった…。

【ネタバレ感想】明らかになる真実

 

MCUのドラマシリーズ、過去2作品の『ワンダヴィジョン』『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の最終話といえば、シリーズの中でMAXレベルの壮大な戦闘シーンがありました。

 

なので、てっきり今作『ロキ』もド派手な戦闘シーンが待ち受けているかと思いきや、尺の大半を座学に当てるという攻めた構成

それも、本当に教壇に立つ先生と生徒の如く、ひたすら知識のインプットが続くという、これ本当に最終話なのか??と思わせられるシーンが相当長く続き、これはかなり異色な最終話でしたね…。

 

たどり着いた先は…

ロキとシルビィが手を取り合いたどり着いた先は、古びた城のような建物。

警戒しつつ進むと、そこに突如現れたのはミス・ミニッツでした。

 

…このミスミニッツの登場シーンが個人的にはかなり驚いた。というより怖かった。

 

Hey, y'all.

 

もうこのセリフと共に登場してきたミスミニッツが怖すぎて、思わず声出ました。

これは絶対脅かす方を狙ってると思います。異論は認めません。←

 

そんなミスミニッツ登場の衝撃もそのままに、二人を待ち構えていた人物とついにご対面。

そこで衝撃の事実の数々が、丁寧に語られていくのです。

 

TVAと世界の真相

ロキたちを待ち構えていた人物ー、”在り続ける者”

 

彼が語った内容は、今までの1~5話でインプットされた情報から少し異なる、真実の物語でした。

恐らくこれは今後のMCUの世界を語る上でベースとなる事実であるため、ここでまとめておきます。

 

”彼”が語ったこと

 

  • 31世紀の科学者である”彼”は「宇宙は複数あって、積み重なっていること」を発見した。
  • 同タイミングで”彼”の変異体も同じ事実に気づく。
  • 各時間軸の”彼”は交流し、知識と技術を共有した。
  • 程なくして「新たに見つけた宇宙を自ら征服しよう」とする変異体が現れる。
  • 宇宙同士の平和が壊れ、全面戦争に突入する。
  • 最初の変異体が現実の裂け目から作り上げられた生き物”アライオス”と遭遇、操ることに成功。多元宇宙間の戦争にピリオドを打つ。
  • 1つの時間軸を切り出し、時間の流れを管理して分岐を防ぐ活動を始める。
  • TVA,タイムキーパーが必然的に誕生する。

 

     

    ”在り続ける者”の正体は

    さて、しれーっと登場してきて、”在り続ける者”として絶大な権力を手にしていた”彼”。

    そんな”彼”を演じていたのはジョナサン・メジャースでした。

     

     

    ジョナサン・メジャースといえば、『アントマン』の3にて出演が決まっている俳優。

    そして、彼がアントマンにて演じるとみられているのは征服者カーンという人物です。

     

    以前より『ロキ』の黒幕は征服者カーンなのでは??という噂は絶えませんでしたが、今回の最終話を経て疑惑はもはや確信へ。

    間違いなくこれは『アントマン3』への布石であることが判明しました。

     

    ただこれ、『アントマン』関連の情報、およびコミックスのキャラを知らない場合はあくまで”彼”は謎の人物のままのはず。
    作品的には何も知らなかったほうが、「あの謎の人物がアントマンにも出てきた!!」となるので面白いのかも知れません…

     

    そして世界はマルチバースへ

    最終的にシルビィは”彼”の命を絶ち、”彼”が保ってきた時間軸からは大量の分岐が発生。

    紛れもなく、神聖時間軸が崩壊し多元体宇宙世界へ突入した瞬間でした。

     

    ロキがたどり着いた先は

    シルビィによって飛ばされたロキがたどり着いた場所は、TVA。

    ところがそのTVAでメビウスを見つけるも、彼はロキを知らず。

    そしてかつてタイムキーパーの銅像があったその場所には、”彼”ー、もういいですね、征服者カーンの銅像があったのでした。

     

    一見本当に訳わからず、ここで物語が終わってしまったときは「はいっっっ!?」と全力で混乱していましたが、ポストクレジットを見ながら一旦落ち着いて整理し、個人的に納得できました。

     

    ロキがたどり着いた場所は確かにTVAなのですが、そこは以前の時間軸ではなく別の時間軸のTVAなのでしょう。

     

    それ故に、当然メビウスもロキを知らない。そしてその時間軸ではタイムキーパーではなく征服者カーンの存在が教義として語り継がれている、というわけです。

     

    ようやく抱き合えるほどの友人に恵まれた、ロキの心中たるや…と思うとううっとなりますね…。

     

    物語は続く

    さあここからどうする?どうなるんだ??とヒヤヒヤしながらポストクレジットを見守った後、衝撃的な文言が画面いっぱいに浮かび上がりました。

     

    ロキはシーズン2で帰ってくる

     

    ああああっっっ!?!?

    そーーーーうきましたかっっ!!!

     

    『ワンダヴィジョン』『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は単体でひとまず綺麗に完結したのに反し、なんと『ロキ』はまさかのシーズン2発表です。

     

    途中、カーンめっちゃ喋るじゃん…、と思って見守っていたら本当にそのまま完結すること無く終わってしまったよ。

     

    確かに面白い展開で、続きが楽しみなのは幸せなことなのですが、ドラマシリーズの最終話としてはどうなんだこれ!?と思わずにはいられないラストでしたね。笑

     

    信じるロキ、信じないロキ

    さて一方で、全く完結していないとはいえ、1つのとあるテーマに関しては綺麗に締めてくれたなと思います。

     

    ”在り続ける者”の話を聞いたとき、ロキとシルビィの反応は対照的でした。

     

    ロキは”彼”の話を信じて、当初のTVAを破壊=黒幕を仕留めるという目標に修正を加えようとした。

    なぜなら、シルビィ幸せになってほしいから。

     

    一方シルビィはそんな”彼”の話を信じる事ができず、嘘であるとし、黒幕を仕留めるという目的を遂行した。

     

    信じることができるようになったロキと、信じることをしなかったロキ。

    ああなるほど、この二人が組むバディものを再三このドラマで描いたのは、このラストシーンを魅せたかったからなのか…!とようやく合点がいきました。

     

    このドラマシリーズのテーマの1つ、「人は変わることができるのか?」というもの。

     

    確かにラストはまさかの「続きはシーズン2で!」とぶん投げられる、ドラマシリーズの最終話としてはなんとも言えない回ですが、この「人は変わることができるのか?」というテーマに対しては1つの絶対的な答えを出してきたような気がします。

     

    成長したロキの姿をお兄様に見せてあげたい……

     

    新たな物語の幕開け

     

    …はい、というわけでドラマシリーズ『ロキ』は、ロキの内面を描く作品でありながら、

    今後のMCUの世界を展開するに当たり非常に重要な、ベースとなる事実が描かれた作品となりました。

     

    ”インフィニティ・サーガ”から”マルチバース”へ

    『アイアンマン』に始まり『アベンジャーズ・エンドゲーム』に終わるMCUの物語の1つの区切りは、いわゆる”インフィニティ・サーガ”

    前作を通じて基本的には”インフィニティ・ストーン”という6種類の強大な石をめぐる物語でした。

     

    そんな1つの大きな流れが完結した今、次にMCUが描くものとしてかねてから噂されていた”マルチバース”。

    微妙に匂わせつつも作品中での名言は避けられていましたが、ついに『ロキ』最終話を経て、世界が”マルチバース”の物語に向かっていくことがはっきりしました。

     

    さて、直近8月11日に配信開始の『What if...?』

    昨年発表された時点ではてっきり箸休め的な短編集を想定していましたが、どうやらそんな気楽に構えてもいられないようです。

    どうしようワクワクが止まらない。

     

     

    更には、『シャンチー』『エターナルズ』は新規作品であるため読めませんが、未だ予告編も出回っていない12月公開の『SPIDER-MAN NO WAY HOME』がかなり怪しい。

    以前噂されていたような、スパイダーマンが複数人登場する展開も期待できるかも知れません。

     

     

    新たに広がるMCUの世界が楽しみでなりません…!

     

    『ロキ』は新たなMCUの幕開けの作品に

    本作『ロキ』、今までの物語を阻害せず、”マルチバース”の概念をMCUに持ち込むための物語として、なんときれいな流れでしょうか。

     

    一方で、ディズニープラスオリジナル作品としてのドラマシリーズで、ここまで重要な話を展開するとは。

     

    確かに「今後はディズニープラス作品は正史だから必須だよ⭐」とは言われており、『ワンダヴィジョン』『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』も確かに見なくてはならない重要な作品ではありましたが、『ロキ』はもうレベルが違う。

     

    ”マルチバース”という今後のMCUの中枢とも言える概念を打ち出してきた、第一作品目というわけです。

     

    もはや映画とドラマシリーズの間には濃淡の差は無いのだと言うことを、全力で見せられる事となりました。

     

    まとめ

     

    今回の記事では、マーベルドラマシリーズ『ロキ』の最終話第6話「とわに時を いつでも」についてネタバレ感想&考察をお届けしました。

     

    本当にこれは完結するのか??

    …と毎週言い続けた結果、完結しない!というまさしく裏切られたわけです。さすがロキ。

     

    ドラマ全体を通して、ロキらしいロキ、変わって成長していくロキ、背景と姿形は違えどロキには違いの無い沢山のロキ。

    どこまでもロキの姿と魅力を存分に味わえるのが何より楽しかった。

     

    やはりMCUは面白い、と思わされる一方、これちゃんと私が生きている間に完結するよね…??と不安にさせられたりもします。笑

     

    次は8月配信開始の『What if...?』。

    今後もMCUを全力で楽しんでいきたいと思います!

     

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