こんにちは、yu-です。
先週スタートしたマーベルドラマシリーズの『ロキ』、その第二話が本日6月16日に配信開始されました。
前回の第一話でいきなり新しすぎる世界にぶっこまれて、見ているこちらは完全にあたふたしていたのにもかかわらず、
その中で計算し狡猾に動くロキの姿が存分に描かれる第二話でした。
すべての登場人物の中で、一番何を考えてるかわからない人物、それがロキ。
今までのMCUシリーズでも一貫してそういう人物だったわけですが、その特徴が抽出されて、増殖して帰ってきているのがこのドラマ『ロキ』ですね。
おかげで、終始主人公に振り回されて、一見しただけでは正直よくわからん、というなんだか新しいジャンルを切り開いています。
というわけで、今回の記事は『ロキ』第二話「変異体」のネタバレ感想です。
第二話の物語を復習してきましょう。
第一話のネタバレ感想はこちらから。
Contents
作品情報
公開年 | 2021年6月9日~7月14日 | ||
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上映時間 | 各話50分程度のドラマ形式※全6話 | ||
原題 | Loki | ||
スタッフ | 監督:ケイト・ヘロン |
MCU最新作のDisney+作品
『ロキ』は、マーベル・スタジオが製作するインターネットテレビドラマシリーズです。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)はこれまで映画をメインに展開され、テレビ放送やネット配信といった他の媒体で公開されたドラマシリーズは映画本編に影響を与えることがない外伝扱いでした。
『エージェント・オブ・シールド』や『エージェント・カーター』などが良い例ですね。
この2作品はアメリカのTVドラマシリーズとして公開しましたが、映画本編には影響なく、言ってしまえば「見ていなくても問題ない」作品でした。
…といいつつ『エージェント・オブ・シールド』が『ワンダヴィジョン』にすこーーし関わってきたりと、今後はどうなるかはわかりません(期待)。
話をもとに戻すと、一方で今後Disney+で公開される作品群は映画と同じくシリーズの将来に影響を及ぼす本編として位置づけられると発表されています。
今作『ロキ』は、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ワンダヴィジョン』に次ぐDisney+作品の第二作品目です。
第2話あらすじ
各地で隊員を襲っては暗躍を続ける変異体の”ロキ”を捕獲すべく、TVAに手を貸すロキ。
ところがロキはロキ。
そう簡単に信用して純粋に手を貸すロキではなく、彼はある目的を抱いて行動を始める。
そんな折、メビウス分析官と共に”ロキ”の行動を予測していたロキは、”ロキ”が大災害の影に潜伏していることを見抜く。
そこでメビウス分析官はとロキは部隊を連れて、2050年のとある街に降り立つのだが…。
【ネタバレ感想】ロキofロキ!
すごい、もう、どこまでもロキでしたね。
ロキお得意の、信用させては裏切り、また信用させては裏切り。
今までのMCU登場人物たち、とりわけお兄様・ソーはそんなロキにぶん回され続けてきたわけですが、どうやら私も例外では無かったようです。
そんな第二話の物語を振り返っていきましょう。
①TVAのミッション参加
第二話の冒頭は、TVAを襲撃する”ロキ”の暗躍が描かれます。
その後、舞台はTVAへ。いよいよロキが”ロキ”捕獲のための行動を開始する…という流れですが、その現場にてロキはこちらの想像を全く裏切らず、メビウス分析官を裏切るような行動を取るのです。
ただメビウス分析官、めちゃめちゃロキの扱いが上手い。一枚上手だった。
引っかかるところだった。
僕も耳は鋭い。
メビウス分析官にこう告げられたときのロキの驚き不貞腐れたような表情がたまりませんね。笑
そしてこんなところでは終わるロキじゃないことを、我々は知っています。
ロキの能力
さて、序盤ではロキの能力について触れられています。
ロキの変異体は一つではなく、TVAは何度も”剪定”してきている。
それらの変異体が持つパワーはそれぞれ違うが、大概が「変身」か「幻覚」の術を使用する、と評するのですが、これに対してロキは結構激しめに反論するんですよね。
幻覚の述は外界から認知可能な自分を描写する述。
増殖の述は自分の体を正確に複写し作り上げる術だ。
分子構造のホログラフィックミラーとなる。
正直、こんなことを言われても私もなんのこっちゃ?という状況ですが、冒頭のTVAが追う”ロキ”の能力は、この2つとも更に異なり「人の中に入り込む」能力を持っているように見えます。
後々このときのロキのセリフが回収されるときが来るのかも知れません。
ミス・ミニッツ再登場
さて、TVAのシーンでは前回第一話でテレビ画面の中で登場したミス・ミニッツが再登場。
ロキとなんだか軽快な会話を繰り広げます。
なんとも食えないやつですね。
ところでロキも言っていましたが、このミス・ミニッツは何者でしょうね…?
「録画とも生とも言える」という言い回しが妙に引っかかります。
②"ロキ”捜索
結果的に任務に失敗したロキは、TVAの資料を漁りつつ”ロキ”の情報を探し”ロキ”の行動を推測することに。
ここでちゃっかりTVA創設の秘密やタイムキーパーについての資料を得ようとするも、司書(?)に阻まれて断念。
そんな中、大量の資料の中からロキは「ラグナロク」について書かれた資料を見つけるのでした。
この文面を読み涙を浮かべるロキの姿に胸を打たれてしまいますね…。
こうして事実として並べられると、サノス襲来並にラグナロクはえげつない事態だなと思い知らされます。
そしてロキは気がついた。
TVAの時間監視の抜け穴に。
すなわち、生存者ゼロになるような大災害の場合は、それ以外の想定外画発生したとしても時間の分岐も変異体もTVAの監視上なかったことになる、ということ。
そこに”ロキ”が潜んでいるということ。
これ、事実としては少々わかりにくいし、今文章で書いてみてよくわからんな!と思った程ですが、
このシーンのサラダと塩コショウを使ってメビウスの昼食を台無しにしながら話したロキの説明はわかりやすかったですね。
ただいくらなんでもあの量の塩コショウは影響あると思うぞ…?
③大災害の地へ
”ロキ”の行動、そして潜伏場所を突き止めたロキは、メビウス分析官と戦闘部隊とともに2050年の”ロックスカートの街”へ。
2050年、という微妙な近未来の数字を出されると、なんとなくワクワクしてしまいます。
そこで二手に別れた一同。
ハンターB-15と組んだロキでしたが、そこへ”ロキ”が襲来。
”ロキ”はハンターB-15や建物内に居た人に魂を乗り換え、ロキと一線交えていくのでした。
久々のロキの戦闘シーン!
最後に見たのは『ラグナロク』のラストシーンでしょうか。
あ、でもあのロキはインフィニティ・ウォーで命を落としたロキなので、このロキが最後に戦ったのは対ハルクになるのか。
…時間が交差しているので、見ているこちらも混乱してきました。
その上TVAは時間の概念がこれまた違うところにいるので、なかなか厄介ですね…。
早くもヴィラン(?)登場
さてそんな戦闘の後、ついに”ロキ”が姿を表します。
そこでフードを取り、姿を表した”ロキ”は、なんと女性。
なるほど、今まで顔を表さなかったわけです。こうきたか。
実はこの女性版ロキ、通称”レディ・ロキ”はドラマスタート前から少々騒がれていた存在。
レディ・ロキとは、原作コミックに登場する女性版のロキ。
ロキの魂がシフという女性キャラクターの身体を乗っ取ったフォームとして描かれています。
序盤に「変異体は姿形が違う」との伏線がはられていましたが、早くも回収された形となりました。
神聖時間軸の爆破
さて、”ロキ”の正体が明らかになった後、彼女の行動により大事件がおきます。
そう、神聖時間軸から分岐が大量に伸びる…、”神聖時間軸の爆破”が発生するのでした。
…と言ったはいいものの、TVAの方々は尋常じゃなく焦っているわけですが、”神聖時間軸の爆破”とは何なのでしょうかね?
この事象が何なのか、そしてこれが起こると次に何が起こるのか。
TVAの訓練を受けていないこちらにはなかなか理解不能な事態となってしまいました。
見事にメビウス分析官の信頼を裏切って、第二話は終了です。
ロキが向かう先には?
今後ロキはTVAの中で、メビウスやハンターたちと行動しつつ出方を伺う…というような流れになるかと思っていたところ、想定外の展開に。
第一話で捕獲されたのにもかかわらず、第二話ですでに逃走してしまいました。さすがはロキ。
ラストシーン、逃走を果たしたロキが向かう先には当然”ロキ”…、もといレディ・ロキがいることでしょう。
果たしてその先でロキが出会うものとは。
そして”神聖時間軸”が爆破された世界で起こることとは。
次回の配信が待ち遠しい…。
TVAの独特な世界観
物語の本編とは逸れますが、TVAの世界観が独特すぎる、というお話。
現実世界…、もといTVAの言う神聖時間軸の感覚でみると、TVA内部の設備は随分とレトロな雰囲気です。
やってることは未来っぽい、使っている技術もスゴそう。
その一方で、重要書類が紙ベースで保管されていたり、緊急連絡が黒電話であったり。
テレビやモニターもすべて箱型で分厚いサイズのものです。
この世界観、この絶妙なギャップ。
うーーん、ますますTVAの正体が気になるところです。
まとめ
今回の記事では、MARVELのドラマ『ロキ』第二話「変異体」より、ネタバレ感想をお届けしました。
色々と気になるところ…、というより依然わからないことが多い物語。
かつて『ワンダヴィジョン』もひたすら謎の溢れる物語でしたが、今回の『ロキ』は、謎…というよりかは新たな世界に足を突っ込んでいる感覚です。
そして、その新たな世界が前提として進んでいるのに、その世界については未だほとんどわからぬまま。
その上主人公ロキの思考も読みにくい=こちらを裏切ってくる、とあって、『ワンダヴィジョン』とはまた違った意味で展開が読めない物語です。
さあそんな『ロキ』も次週には第3話、物語の折返し地点に到達してしまいます。
一体この後どのような展開を迎えるのか。
楽しみで仕方ありません…!
…次の水曜日、まだですか…??