※2/6追記 【ネタバレ】残された謎の⑧を追記しました。
こんにちは、yu-です!
今回の記事ではアベンジャーズシリーズのMCU最新作
「ワンダヴィジョン」
の第5話「問題エピソード」について判明したこと・残された謎を整理して考察してみました!!
こうやって考えて…というのが楽しめるのも、ドラマシリーズならではの楽しみ方ですね!
作品情報
公開年月日 | 2021年1月15日 | ||
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上映時間 | 各話30分程度のドラマ形式 | ||
原題 | WandaVision | ||
スタッフ | 脚本 ジャック・スカエファー 監督 マット・シャクマン |
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おすすめ度 |
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本日2/5時点で第5話「問題エピソード」まで配信されています!
MCUの新たなフェイズの幕開けとなる第一作品目!
「ワンダヴィジョン」は、マーベル・スタジオが製作するインターネットテレビドラマシリーズです。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)はこれまで映画をメインに展開され、テレビ放送やネット配信といった他の媒体で公開されたドラマシリーズは映画本編に影響を与えることがない外伝扱いでした。
「エージェント・オブ・シールド」や「エージェント・カーター」などが良い例ですね。
この2作品はアメリカのTVドラマシリーズとして公開しましたが、映画本編には影響なく、言ってしまえば「見ていなくても問題ない」作品でした。
ところが、今後Disney+で公開される作品群は映画と同じくシリーズの将来に影響を及ぼす本編として位置づけられると発表されました。
「ワンダヴィジョン」はその栄えある第一作品目、というわけです。
MCU初の”シットコム”形式の採用
「ワンダヴィジョン」では、MCUとしては初のシットコム形式が採用されました。
ところでシットコム形式って何でしょう?
シチュエーションコメディ(situation comedy)の略で、状況設定が笑いの要素の中核となっているタイプの喜劇作品を指す語。登場人物の顔ぶれはおおむね固定されており、その登場人物が毎度さまざまな状況・展開で立ち回るという話が多い。
要は、「笑い声が入っているテレビ番組」といえばあーなるほど!となる方も多いのではないでしょうか?
これまでのMCU作品とは打って変わって、「笑い」の入るようなコミカルな演技があることが特徴。
実際に「ワンダヴィジョン」の第一話では、観客を入れた状態で撮影したとのこと!
「ワンダヴィジョン」はここで見れる!
【ネタバレ】残された謎
今回の第5話も、前回の第4話に引き続き謎のネタバラシ的な要素が多数ありましたが、
前回4話が物語を「一時中断」していままでのネタバラシをしていったのに対し、
今回の5話は物語をシットコムとS.W.O.R.D.の両面から見ることにより、物語として先に進みつつも、1~3話のような何がなんだかわからないという状況ではなくなり徐々にいくつかの事実が判明していきます。
そのため、何かがわかるたびに
と内心叫ぶ羽目になりました。笑
なお、第5話の全体的なネタバレ&感想は別記事でまとめています!
まずはこちらからチェックしていただくことをおすすめします。↓
①ワンダヴィジョンの近隣住民を演じている町の人達は何なのか
前回の4話でも謎として残った部分です。
今回で少し核心に近づいたような気がしなくも無いのですが、彼ら彼女らはどうして近隣住民を演じているのでしょうか。
また、ヴィジョンの同僚のノームのように「外部から力を加えられえて初めて自分の置かれている状況に気がつく」人と、
近隣のアグネスのように「何かを承知した上で演じているように見える」人の
2種類が存在しています。
②「六角形」の重要性?
前回4話でもウー捜査官がわざわざホワイトボードに書いていたように、今回でもダーシーがウエストビューの世界を表現するときに、六角形の「ヘキサゴン」からとって”ヘックス”と名付けています。
確かに、1~3話のシットコムの世界が終了するときには必ず現れていた六角形。
正直大して重要じゃないだろうと考えていただけに謎です。
③会社に送られたメールは誰から、何のために?
中盤、ヴィジョンが会社にいるシーンがありますが、そこで全員のもとに送られてきた謎のメール。
このメールの本文は以下の内容でした。
S.W.O.R.D.
Top Secret Communique.
Authenticate.Dr. Darcy Lewis' findings regarding
Maximoff Anowaly.High levels of radiation present at
perimeter. Effecton Westview
residents unknown.Prease advice.
さて、S.W.O.R.D.と署名されていることから、単純に考えればモニカが思いついた方法でS.W.O.R.D.がヴィジョンにコンタクトを取ろうとした…、という理由です。
が、実際S.W.O.R.D.がメールを送信しているシーンはありませんでした。
④モニカとキャプテン・マーベルの関係
本編からはおそらく多少ずれますが、中盤モニカ・ダーシー・ウー捜査官の三人で話しているときに、キャプテン・マーベル話が出ましたが、
モニカはすこし曇った顔になり、キャプテン・マーベルについてはお茶を濁して話を先に勧めました。
キャプテン・マーベルとモニカと言えば、「おチビ中佐」と呼び合うほどの中良い2人だったはず。
長い年月の末に何かがあったのでしょうか。
⑤子どもたちは何なのか
ふわっとした表現になってしまいましたが、その誕生からして謎of謎な双子の子供達。
更には、作中犬が亡くなってしまった後にこんなセリフを口にします。
※ちょっと聞き取り能力が怪しいので多少の誤字脱字は目を瞑ってください。
「You can fix anything, mom? Fix like Dad.」
このセリフ、日本語訳では「ママなら死んだものももとに戻せるよね?」だけなのですが、
元の言葉を直訳すると
「ママは何でも直せるよね?パパを直したように。」
となり、子どもたちがワンダとヴィジョンに起こったことを承知しているように見えるのです。
すべてがワンダの見せる幻覚…であるなら話は簡単だったのですが、作中のモニカ・ダーシー・ウー捜査官の会話により、
「あれは幻覚ではない」
とはっきり言われているためこの説は却下です。
⑥ワンダの身になにがあったのか
さて、本作の諸々の会話、そして実際にワンダがS.W.O.R.D.の前に現れたことにより、”ヘックス”はワンダによって作られ、住民たちは皆ワンダの監視下にある…ということがほぼ断定できます。
が、後半のヴィジョンとの会話で
「私もいつからなぜこうなったのかはわからない」
というセリフが合ったこと、そしてラストにワンダも予期していなかったピエトロが登場したことから、
最初にこの世界を形成したのも、そして今ヘックスを大きく動かしているのもワンダの意思ではない、という可能性が出てきました。
また、モニカ達によると、サノスを一人で倒せるほどかも知れないレベルの超パワーを用いている、とのこと。
このパワーは一体何から生まれたのでしょうか。
⑦ヴィジョンはなぜコントロールできない?
さて、ワンダの力が強く及んだ世界の中、第5話になりついにヴィジョンに対してのコントロールが効かなくなりました。
アグネスの「巻き戻す」発言に疑問を覚えたり。
ノームの本音を聞き出したり。
そしてワンダに対して厳しく追及したり。
ここで疑問なのは、なぜヴィジョンに対してはフルコントロールが効かないのか?ということ。
⑧ピエトロは何者なのか?
物語のラスト、扉の向こうにいたのはクイックシルバーことピエトロ・マキシモフでした。
そう、かつてウルトロンによって逝去したワンダの双子の兄です。
…が、ちょっとまってください。
ワンダが「ピエトロ」と言ったことで、彼が「ピエトロ・マキシモフ」その人であると断定してしまいましたが、私たちが知っているピエトロと少し人が違いませんか?
実は、第5話で登場した「ピエトロ」らしき人物。
彼はかつて『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に出演していたあのピエトロ役の俳優ではなく、なんと
『X-MEM』に登場するクイックシルバー役の俳優が演じていたのです。
そうだとすると、なぜワンダは彼のことを「ピエトロ」と呼んだのでしょうか。もしX-MENが混ざってくるのなら…??と期待が否が応でも膨らむものの、その真相は謎に包まれています。
いかがでしょうか。
このように、依然として重要・重大な謎は残されたままです。
ではここから私個人の考察を述べたいと思います。
【ネタバレ考察】すべてワンダのようでワンダではない?
ワンダが黒幕確定?
さて、ここまで見てきて、”ヘックス”をコントロールしているのはワンダである、ということはもう揺るぎないことのように見えます。
- ヴィジョンの遺体を奪いにS.W.O.R.D.を襲撃したデータがあること
- S.W.O.R.D.の前に直接登場し警告を与えたこと
この2つの事実が描かれた時点で、これはもう間違いないでしょう。
間違いない…、と思って見ていたのですが、断定するには首をかしげなくてはならないいくつかの無視してはならない事実があります。
無視してはならない事実たち
この無視してはならない事実たちは、前述の「残された謎」に関係しています。
まず、謎①。
ワンダが住民をコントロールしているとすると、謎①のように住民によって違いが出るのは不自然です。
謎⑤、子どもたちです。
子どもたちが「You can fix anything, mom? Fix like Dad.」と言ったとき、明らかにワンダは困惑していました。
コントロールできているのなら、困惑などしないはずです。
次に謎⑥、ワンダ自身のセリフ。
「私もいつからなぜこうなったのかはわからない」
ワンダがこの世界を作ったのであれば出てこないはずのセリフです。
さらに後のピエトロの登場もワンダにとっては想定外の様子でした。
さて、これらの事実がある以上、単純に「ワンダが彼女の望む世界を作って、その中に閉じこもりたがっている」だけでは無いような気がしてきました。
これに対して、2つの説を立ててみました。
仮説①:ワンダ自身が暴走している
まずはこれ。ワンダ自身が自分でもパワーの歯止めが効かず、暴走している…という説です。
エンドゲーム後、ヴィジョンを失った悲しみからワンダ自身のパワーが増大。
その増大するパワーと、彼女自身の心情をコントロールできずに暴走した結果、この”ヘックス”を生み出した。
仮説②:ワンダ・S.W.O.R.D.以外の第三勢力が加担している
もう一つが、よりスケールを拡大したこちらの説。
確かに、ヴィジョンとの郊外での幸せな暮らしを望んだのはワンダ、ある程度はワンダ自身が制御しているものの、
そもそも”ヘックス”を造り、ワンダヴィジョンのシットコムを放送し、住人を閉じ込めているのはワンダでもS.W.O.R.D.でもない第三勢力なのでは?という説です。
もしかしたら第三勢力が、大きな目標のためにワンダを完全に利用しているのかも知れません。
という発想から得た説です。
更には謎⑧に関連し、もしこれがX-MENが関わっているのだとしたら…?とも話が膨らみますね。
【まとめ】
さて、今回の記事では、「ワンダヴィジョン」最新5話の残された謎と考察についてお伝えしました。
皆様は、この謎についてはどうお考えでしょうか。
こうやって毎回、あーだこーだと考え、意見を交わす…という新しい楽しみ方を提供してくれている本作品。
リアルタイムでこれを追うことができて幸せだなあと思う今日このごろです。
MCUの世界、一緒に楽しみましょう!