こんにちは、yu-です。
先日から見ていたディズニー『ディセンダント』シリーズの3作品目、『ディセンダント3』を鑑賞しました。
事情により結果的にシリーズ最終作となった本作ですが、3作品のラストとして綺麗に締めてくれています。
今回の記事では、『ディセンダント3』についてネタバレ感想をお届けしたいと思います!
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Contents
作品情報
公開年 | 2019年制作 | ||
---|---|---|---|
上映時間 | 106分 | ||
原題 | Descendants3 | ||
スタッフ | 監督:ケニー・オルテガ | ||
おすすめ度 |
|
ディズニー・チャンネルのオリジナルムービー
『ディセンダント』は、ディズニー・チャンネルのオリジナルムービーとして登場しました。
そのため、通常の映画と異なり劇場公開はされていません。
ちなみにディズニーチャンネルのオリジナルムービーとは、読んで字の如く、ディズニーチャンネルが独自で制作した映画のこと。
殆どの場合は、ディズニーチャンネルのドラマシリーズで活躍した俳優・女優が主役級を努めて撮影されています。
この作品の他には『ハイ・スクール・ミュージカル』が非常に有名ですね!
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ディズニープラスのサービス開始後は、かつてディズニーチャンネルでしか見ることのできなかった番組や映画が一挙に配信されたため、今はディズニープラスにさえ入っていればほぼすべてのディズニー由来の映像作品を楽しめる…というわけです。
『ハイスクール・ミュージカル』が好きな方は確実にハマります。
『ディセンダント3』はここで見れる!
前述の通り、『ディセンダント3』は現在ディズニーの公式動画配信サービスであるディズニー・プラスで見放題配信されています!
初回は31日間無料で試すことができるのでぜひこの機会にいかがでしょうか?
あらすじ
ところがその時島を覆うバリアに裂け目が生じてしまい、ハデスがバリアを超えて出てこようとしてしまった。
ハデスとウーマがオラドン王国に復讐することを恐れたマルは、バリアを閉ざしてロスト島を永遠に封印することを決意する…。
【ネタバレ】シリーズ、見事な完結。物語の結末まで解説!
おとぎ話の結末のその先、ヴィランズの子どもたちを取り巻く物語を描く物語の3作品目。
1では、人は変わることができること、愛は善や悪の壁をも超えることを描き。
2では、自然な最も自分らしい姿でいることと仲間の大切さを描き。
そして迎えた3では、3作品の中では最も重いテーマ、”善とは何か?悪とは何か?”を描いています。
初めて見た時は、このストーリー展開が個人的には意外で。
2のラストからは思っても見なかった展開だと思ったのですが、そう思うこと自体善悪に対する考えが固まっているのだなあ…と考えさせられた作品です。笑
そんな『ディセンダント3』について、物語の流れに沿って語っていきたいと思います!
①ロスト島への帰省とマルの決断
子どもたちを迎え入れるためバリアを開いたマルたちだったが、そのスキに死者の国を治める神、ハデスは脱出を試みる。
危ういところで彼を押し留めた一行。
盗難とハデスの行動でパニックに落ちいた市民のため、マルは将来の女王として、永久に島のバリアを閉じることを提案するのだった…。
オープニングのアップテンポで明るい”VK”の歌から一転、ヴィランズの子であるはずのマル自らロスト島を閉ざす決断をする…、というかなり壮絶な展開に。
とはいえ序盤のマルがプロポーズされたシーンはものすごくステキでしたね…!!
1,2の物語を知っているがために、このシーンには思わず感動してしまいました。。
一方、マルへの嫉妬から思いっきった行動に出るオードリーですが、
彼女の気持ちも、ものすごくわかりますよね…。
もちろん嫉妬は良い感情ではないし、不毛なことではあるのですが、
あのおばあちゃん!!おばあちゃんのセリフがえげつなすぎます。
これまでの計画が台無しだわ。
オーロラは眠ってても王子を射止めた。
「オーロラは」とか自分の娘を引き合いにだして孫を責めるとか、それだけは言っちゃだめだろ…!
まあおばあちゃんの気持ちもわからなくは無いのですが、これ私がオードリーの立場だったらと思うと、のちの行動も致し方ないかなと思ってしまいますね。
ものすごくリアルですよね…。
②ロスト島とウーマとの再会
呪いを破るにはハデスの燃えさしの力を得るしか無い。
そこでマルたちはロスト島へ向かい、ハデスのもとへ。
彼はマルの実の父親であることが明らかになり、しぶしぶ彼女に燃えさしを与るのだった。
ところがロスト島を出ようとしたところ、マルは突如現れたウーマによって燃えさしを奪われてしまう。
マルが島からすべての子供たちを解放することに同意した後、ウーマたちはマルたちをは助けることに同意するのであった…。
なんとここで初めてマルの父親が判明。
そりゃそうですよね、”ヴィランズの子ども”というくらいなので、母親がいたら父親がいるはず。
ただそれが、物語の序盤で完全にマルと対立していたあのハデスだったとは。
その後島を出ようとしたところに現れたのは、なんとウーマ。
ハデスの燃えさしを奪い、ああこれまた完全に敵役か…、と思いきや。
ウーマは意外なことを口にするのです。
外の世界は想像以上に良かったよ。
ココナッツっていう実があったり、
人が乗れるほど巨大な魚もいる。
あいつらが独占していた。
~
ヴィランズの子全員に島を出るチャンスをやりな。
なんと、彼女、オラドンへの復讐よりも、
ロスト島にすむ子どもたちの将来の方を優先して、それを交換条件にマルに迫るのです。
この条件を呑んだマルとウーマは、敵対するのをやめ共闘関係になるのでした。
その間を呆れつつも取り持とうとするイヴィが健気というかなんというか、見ていてなんだか微笑ましいです。。笑
③オードリーの陰謀と決裂
さらにはオラドン中に魔法をかけ、王国の人々全員を眠らせていくのだった。
オードリーはベンに結婚する場合のみ呪いを解くと言うものの、ベンがその要求を拒む。
彼女は彼を野獣に変え、人々を石に変えていくのであった。
オラドンに戻ったヴィランズの子たちは共に戦い、野獣に変えられてしまったベンの魔法を解く。
ところがマルが島を永久に封鎖する計画を認めると、グループは分裂。
セリアは父親と二度と会えなくなると知り、燃えさしを水に入れてしまう。
そしてマル以外のイヴィ、ジェイ、カルロス、ベンたちも、オードリーによって皆石に帰られてしまうのだった。
オードリー、大暴走。
ただこれ彼女にとってはもはや合理的な暴走なんだろうなあ…、と思えるだけに胸が痛いです。
一方マルとウーマたちは協力して鎧の兵士を打ち破ったことでチームワークが生まれる。
マルも、過去にウーマを「小エビちゃん」と呼んだことを侘びて、一同は徐々に良い関係になっていきます。
このあたりの徐々に皆がそれぞれに打ち解けていくシーンは、見ていて良い気持ちになれますね。
特にイヴィの歌う曲「One Kiss」が可愛すぎて、そこそこ逼迫した状況であるのにほっこりしてしまいます。笑
ところが、見ているこちらはよく知るように、マルはオラドンの女王として「ロスト島のバリアを永遠に閉ざす」ことを自ら提案して推し進めている側でした。
これを知り、マルが認めたことでヴィランズの子どもたち陣営は分裂。
このイヴィのセリフには痺れましたね…。
私たちの生活?
島に置いてきた子どもたちは?
約束したでしょ、私たちが唯一の希望なの。
闘ってくれると思ってた。
でもウソをついた。
ジェイにも、カルロスにも、そして私にも。家族同然なのに。
見ていても胸が痛くなるシーンです。
④最後の戦い
するとウーマは、マルが唯一の希望であることに気付き、2人は魔法を組み合わせて燃えさしを再燃させる。
そして、2人はオードリーに打ち勝ち、呪いは解かれた。しかし、オードリーは昏睡状態に陥ってしまっていた。
目覚めさせることができるのは、ただ一人ハデスだけ。
彼女を目覚めさせるためロスト島からハデスを招き、見事オードリーを目覚めさせる。
オードリーはマルとベン、そしてベルたちにも謝罪の言葉を述べ、そしてマルとベンもオードリーに謝った。
マルは、オラドン合衆国だけではなく、ロスト島の女王にもなれない限り自分は女王になることは出来ないと伝えた後、ベンの合意によりロスト島のバリアを解除。
橋を架け、新しく合併した国と島の人々は祝福の声をあげるのだった。
なんて見どころの多い…!
まず、一人残されたマルが歌い上げる一曲もステキですし、その後の戦闘で、マルを見限ったはずのウーマが彼女の本当の思いに気づいて、共に立ち上がるシーンには胸が熱くなりましたね。
その後昏睡したオードリー。
彼女を起き上がらせるためハデスが呼ばれるも、彼は両手両足を厳重に拘束された状態。
これがヴィランズに対する扱いなのだと、はっきりと示されるワンシーンです。
その後オードリーは目を覚まし、ウーマやイヴィたちはマルを許し、全てが丸く収まっていきます。
誰もが善と悪を併せ持ってる
さて物語のラスト、マルはオラドンの皆の前でこう演説します。
どこに悪が潜んでいるかわからない。
でもヒーローだって隠れてる。
ウーマたちがオラドンを救ってくれた。
わたしの父、ハデスも救ってくれた。オードリーをね。
バリアのどっち側にいようと、誰もが善と悪を併せ持ってる。
この言葉は、彼女の姿を1~3と見続けているこちらにも、ものすごくクリアに入ってきましたね…!
それを理由にはねつけて生きるべきではないんだ、ということですね。
【まとめ】
さて、今回の記事では『ディセンダント3』のネタバレ感想をお届けしました。
『ディセンダント』シリーズは、シリーズ全体を通してものすごくメッセージ性の強い、非常にディズニーらしい作品でしたね。
物語はもちろん、歌・ダンス・衣装、どれをとっても素敵なこの作品。
Twitterでは主に映画についてタイムリーにつぶやいています。
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