
こんにちは、yu-です!
2022年9月21日、スター・ウォーズのドラマシリーズ『キャシアン・アンドー』が配信開始されました!
スター・ウォーズ最高傑作とも称される『ローグ・ワン』で、命懸けのミッションに挑んだキャシアン・アンドー。
本作はその前日譚を描いたオリジナルドラマとなります。
今回の記事では、そんなスター・ウォーズのドラマシリーズ『キャシアン・アンドー』シーズン1 第一話についてネタバレありで映画の感想&考察をお届けします◎
Contents
作品情報
公開年 | 2022年9月21日~11月23日 | ||
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上映時間 | 各話30~50分程度のドラマ形式 ※12話 | ||
原題 | Andor |
キャシアン・アンドーの過去を描く作品
『キャシアン・アンドー』は、映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の主人公キャシアン・アンドーの過去を描いたスピンオフドラマ。
帝国の圧政が強まる中、名もなき人々がどのようにして反乱の火を灯していったのか、その始まりを描いています。
帝国圧政の中、仲間たちとともに反乱の火を灯したキャシアンは、いかにしてリーダーへと変貌を遂げるのか。
のちにルーク、レイアたちが率いる反乱軍は、どのようにして生まれたのか。
伝説の原点へと続く、名もなき戦士たちの“希望”の物語が、いま始まる―
各エピソードについて
話数 | タイトル | 公開日 |
---|---|---|
1 | キャサ | 2022年9月21日 |
2 | 俺かもしれない | 2022年9月21日 |
3 | 報いの音 | 2022年9月21日 |
4 | アルダーニ | 2022年9月28日 |
5 | やった側は忘れる | 2022年10月5日 |
6 | 目 | 2022年10月12日 |
7 | 声明 | 2022年10月19日 |
8 | ナーキーナ・ファイブ | 2022年10月26日 |
9 | 誰も聞いちゃいない! | 2022年11月2日 |
10 | 道はひとつ | 2022年11月9日 |
11 | フェリックスの娘 | 2022年11月16日 |
12 | リックス通り | 2022年11月23日 |
第1話あらすじ
物語は、キャシアン・アンドーが行方不明の妹を探してモーラーナ1を訪れたことから始まる。
保安要員との衝突により、2人を殺害してしまい、逃亡を余儀なくされたキャシアン。
故郷フェリックスへ戻り、盗品の売却と逃走の準備を進める中、彼の少年時代の記憶も交錯していく…。
【ネタバレ感想】ダークで静かな始まり
モーラーナ1での事件と逃亡の始まり
物語は惑星モーラーナ1からスタート。
キャシアンがモーラーナ1の企業区域に降り立つ姿が描かれます。
モーラーナ1でのキャシアンの目的は、惑星ケナーリ出身の自分の妹を探すこと。
バーを訪れてケナーリ出身者について聴き込むものの、空振り。それどころかそこで出会った保安員に付け狙われてしまい、結果的にその二人を殺してしまうのでした。
一人はまあ正当防衛と言える事故でしたが、もう一人は直接キャシアンが頭を撃ち抜いて殺害するというかなりダークな始まり方。
穏便に済ませようと思えばそうすることもできたのに、激しく対立し最終的には最も過激な手段に出る事になったキャシアン。
まだ作品ではあまり描かれていない、キャシアンの抱える内面を覗き見るかのような幕開けでした。
フェリックスでのアリバイ工作と過去の影
キャシアンは惑星フェリックスに帰還し、事件のアリバイを作るために奔走することに。
ここで新たなドロイド”ビー”が登場しました!
現地の動物に尿を引っ掛けられつつ対抗する姿は、いかにもスター・ウォーズのドロイド”らしい”行動。
こういうシーンを見ると、ドロイドへの愛着が止まらなくなるんですよねえ…。
さて、惑星フェリックスはモーラーナ宙域のモーラーニ星系に属す砂漠の惑星。
フェリックスにある廃品市場は、銀河系でも有数の中古品在庫量を誇ることで知られた…という設定ですが、実は今作品「キャシアン・アンドー」の第一話で初めて登場した惑星です。
砂漠の惑星で、かつ賑わう市場があり…というとスター・ウォーズシリーズで数多く登場する惑星タトゥイーンを思い出しますね。
そんなフェリックスでキャシアンは友人のブラッソにアリバイ作りに加担するよう頼みます。
ブラッソはキャシアンの頼みを受け、渋々といった様子ながらもワンツーでアリバイを作ってくれます。いい奴だ…。キャシアンとのこれまでの仲もうかがえるやり取りですね。
そんなフェリックスでのシーンと同時に、彼の過去…惑星ケナーリでの少年時代がフラッシュバックとして描かれていきます。
どうやらキャシアンが育った故郷の惑星ケナーリは、自然豊かな集落のある星だった様子。
集落には子どもしかおらず、大人の姿が見当たらないのもポイントですね。
シリル・カーンの追跡と官僚主義の対比
モーラーナ1の企業保安本部。
昨夜の事件=キャシアンによって保安員が殺害された事件について、シリル・カーンが上司に報告を行いますが、上司は帝国にトラブルの存在がバレないように事件をもみ消すように指示します。
おお、この「臭いものに蓋をする」体質!これぞまさに帝国側、という感じがしますね!笑
この体質のお陰で様々な事件が起き、ほころびが発生し、最終的に帝国側は総崩れになるわけなので、色々と教訓を得るシーンでもあります。←
この分ならキャシアン、逃亡しなくて良いのでは…?と楽観的に見ていたら、なんとシリルが上司に歯向かい、強い正義感を元に独自で部下を動かし捜査を進めているじゃあありませんか。
まあ、冷静に考えればシリルの行動がより”正しい”のですけどね…。笑
一方のフェリックス。キャシアンはこれまた友人のビックスに盗品のNS-9のスターパス・ユニットを売るために仲介を頼みます。
ここでビックスは仲介をギリギリまで拒むんですよね。
この時点で、おそらく売ろうとしているのが盗品であること、そしてそれを仲介する相手が正規の相手=帝国側ではなく危ない橋を渡らなくてはならないことの想像がつきます…。
緊張感あふれる攻防の末、ビックスは最終的にはOK。このやり取りを受けて、ビックスとキャシアンのこれまでの関係性もなんとなく伺えますね。
ビックスさん、彼氏がいるのにこんな思わせぶりな態度をとって大丈夫か…?と思って見ていたら、やはりしっかり心配されているご様子。
スター・ウォーズは元々男女の大いなるすれ違いの物語だったりする(異論は認めます)ので、このビックスと彼氏、そしてキャシアンとの関係も今後が少し思いやられます。
正義感が強く、これまた癖のありそうな個性的な人物です。
キャシアンの過去と反乱への序章
物語の終盤は、キャシアンの過去と現在、保安本部の様子がテンポよく交錯し物語がスピードアップ。
過去のケナーリでのキャシアンは、ケナーリに墜落してきた宇宙船を捜索するチームとして集落を出発しています。
妹が静止するのを振り切ってチームに参加していること、またチームの中でもキャシアンが特に幼いように見えることから、宇宙船への強い好奇心があったのか、あるいは集落での生活を何等か強く変えたいと思っていたのか、等々キャシアンの内面が気になりますね…。
一方、現在のキャシアンは引き続き逃亡準備を続けます。
同時にフェリックスに住む住人たちの様子や日々の生活、そしてキャシアンの周りの人間関係も伺えるシーンが差し込まれており、これがこの後一体どうなっちゃうんだ…と緊迫感を高めてくれました。
そして保安本部は、正義感に溢れまくったシリルが徹夜で部下を働かせ(ブラック…)、ついに探している犯人が”フェリックスに住むケナーリ出身の男”であることを突き止めます。
従業員が二人殺されて憤り(わかる)、犯人をどうしても捕まえたいと思い(わかる)、上司の命令を無視し(わからんでもないが、帝国の組織内でそんな事やって大丈夫?)、部下を徹夜で働かせ(ブラックすぎる)、ついに手がかりを掴んだ(それは普通に優秀)シリル。
明らかにキャシアンとは内面も完全に異なる人物で、このシリルとキャシアンとの対比もしっかりと感じられますね。
ラストは、過去のキャシアンが妹を振り返り振り返り、でも集落を出発するシーンで終了。
各方面で緊張感を高めるだけ高めてそのまま幕引き、というような第一話でした。
【まとめ】
今回の記事では、スター・ウォーズのドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン1 第1話「キャサ」について、ネタバレ感想&考察をお届けしました。
第一話は本編約36分間でしたが、「え!ここで終わるの!?」という印象を抱くくらい、全く飽きさせずスリリングな物語にがっつり没入していましたね…!
他のスター・ウォーズ作品とは一線を画するダークな雰囲気で、現状どう考えても主人公のキャシアンは悪人ですが、それを全部ひっくるめてもとにかく格好いいと感じてしまいます。←
この後キャシアンの逃亡は無事成功するのか。
シリルは引き続き部下にブラックな労働を強いて、キャシアンを追い詰めるのか。
そしてキャシアンを取り巻く人間関係の行方は。
楽しみな要素を溢れさせ、緊張感を高めて、物語は第二話へと繋がっていきます。
この感想記事が参考になった方は、次回の第2話のレビューもぜひお楽しみに!
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