【ネタバレ&感想】Netflix映画『サンダーフォース-正義のスーパーヒロインズ-』のあらすじと結末!笑い要素多めのコメディ色強いヒーロー

こんにちは、yu-です!

 

さて私は、つい先日2021年4月9日に配信開始されたNetflixのオリジナル映画、

『サンダーフォース-正義のスーパーヒロインズ-』

を鑑賞しました!

 

40代後半の”普通”の女性がスーパーヒーロに!?

 

…という筋書きで、配信前から結構気になっていた作品だったのですが、実際見てみたところ、正直「うーーーん」という感想。

思ってたのとは違ったかなー、という感じです(・・;)

 

そこで今回の記事では、『サンダーフォース-正義のスーパーヒロインズ-』のあらすじ&結末と、

この映画はこんな人におすすめ!という情報をお伝えしていきたいと思います!

 

 

作品情報

 

公開年 2021年
上映時間 106分
原題 Thunder Force
スタッフ 監督:ベン・ファルコーン
おすすめ度

 

Netflixオリジナル映画

『サンダーフォース-正義のスーパーヒロインズ-』はNetflixオリジナルの映画です。

 

”Netflixオリジナル映画”って何??

 

ところで”Netflixオリジナル映画”って何なのでしょうか?

 

Netflix公式サイトのヘルプにはこんな説明があります。

 

Netflixはどのように映画やドラマのライセンスを取得していますか?

Netflixでは、コンテンツプロバイダと提携して、様々な映画やドラマのストリーミング権を取得しています。

さらに、「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック、ストレンジャー・シングス 未知の世界」、「ボージャック・ホースマン〜馬はつらいよ」、「アンブレイカブル・キミー・シュミット」など、数多くの作品の自社製作、または独占配信権の取得も行っています。これらの作品はNetflixオリジナル作品と呼ばれています。

 

要は、Netflixの独占配信コンテンツのことを総称してNetflixオリジナル映画、というようです。

 

ディズニープラスにも、「ディズニープラスでしか配信していないよ!!」という作品があり”ディズニープラスオリジナル”と総称されていましたね。

昨今の社会情勢もあり、世界の”映画”の定義が大きく変化しているように感じますね…

 

 

あらすじ

 

世界はミスクリアンの脅威にさらされている。
そんな中、普通の人にスーパーパワーを与える方法を開発したエミリー。
しかし、その薬剤は彼女の疎遠になった親友であるリディアに注ぎ込まれてしまった。
そして2人の女性は、最初のスーパーヒーローチームを結成するのであった…。

 

【ネタバレ感想】笑い要素多めのコメディ色強いヒーロー

 

さて冒頭に書いたとおり、個人的な感想としては「うーーーん」。

私の好みにうまくハマらなかったなー、という印象です。

 

面白くないわけじゃないとは思うんだよなあ、ああこのシーン面白かった!というのも思い出せるし。
ただ途中途中飽きが来るんだよなあ…、二回目の鑑賞は多分ないかな…

 

 

もっとはっきりと感想を述べると、こうなります。笑

 

ではどこが”ハマらなかった”のか、ということを物語の流れに沿って紹介していきたいと思います。

 

①ミスクリアンの暗躍とリディア・エミリーの出会い

昔、ミスクリアンという超人的な力を持つ人間が現れた。
そんなミスクリアンによって、エミリー・スタントンの両親は命を奪われてしまう。
両親の無念を晴らすべく、そして両親の思いを受け継ぐべく、ひたすら勉強に励むエミリー。
そんな時、彼女はリディアに出会う。
両親を亡くしたことで孤立していたエミリーを救うのだが、終いにはエミリーは勉強の邪魔をしてくるリディアを拒絶。
二人は絶交してしまうのだった…。

 

この世界にはミスクリアンというヴィランがいて、持てる力を最大限活かして(?)やりたい放題やっている…という設定。

冒頭のミスクリアンの設定の部分はコミック風に語られて、結構テンションが上がります。

 

そんな中、ミスクリアンに恨みを持つ少女と、天真爛漫(?)で軽薄な感じの少女が出会う…という筋書き。

 

この二人が将来「サンダーフォース」になるのかあ…、というのが想像できる、良い始まり方です。

 

ミスクリアンは何者?(最後までよくわからない)

さて早速突っ込みたいのは、物語のキーでもある”ミスクリアン”について。

 

ミスクリアンが生まれた背景は語られるのですが、逆に言ってしまえば、それ以外は全く語られません。

 

  • 人数
  • 集団で行動しているのか?単独で動いているのか?

 

こういった基本的な情報も、最後まで明かされることがありませんでした。

 

そのため、ラスト確かにヴィランは倒すのですが、

「あれ?脅威のミスクリアンってこれだけなの??」

っていう疑問が湧いてきます。

 

もっというと、これはMCUの見過ぎですが、力を手にした人はもうちょっと思い悩んだり迷ったりしてほしかったりするんですよね。笑

 

このあたりの雑さが、思ってたのと違うなあ…と決定的に感じたところでしたね。

 

②リディアとエミリーの再会と事件(事故?)

 

数十年後、リディアは40代後半の女性に成長し、裕福とは言えないような生活を送っていた。
そんなある日、出身高校での同窓会が開催され、これをきっかけに絶好以来初めてエミリーと連絡を取ることに。
ところがエミリーは同窓会には現れなかった。
痺れをきらしたリディアは直接エミリーの拠点ー、エミリーが築いたオフィスビルに乗り込む。
そう、エミリーは夢を果たし、自らの会社を設立していたのだった。
その後気まずい再会を果たした後、リディアついエミリーの部屋の器具に手を触れてしまう。
すると器具が作動。エミリーはなすすべもなく顔面に注射を打たれてしまうのだった…。

 

リディアは快活で少々にぎやかな(オブラート)女性に成長。

一方のエミリーは、おとなしく着実に物事を進める女性に。

 

数十年の時を経て、かつての親友はそれぞれまるで正反対の性格になっていたのでした

 

そんな彼女らの再会シーンのぎくしゃくっぷりは非常にリアル。笑
そうだよなあ、あのシーン以来だもんなあ。

 

③トレーニングと任務

リディアに投与されたのは、エミリーが生涯をかけて制作した「普通の人を超人にする薬」だった。
本当はエミリーが受けるはずだった処置だったが、もう後戻りはできない。
仕方なくリディアの処置を継続、同時にトレーニングを始めるのだった。
一方エミリーはもう一つの能力、”不可視”の処置を自身に施していく。
トレーニングと処置は33日間続き、ついにリディアは怪力の持ち主へと進化、そして二人はチーム『サンダーフォース』を結成する。
ところが、サンダーフォースの前途は順風満帆とはいかなかった。
挙げ句向こう見ずなリディアは自身の怪力を暴発させ、二人は再びギクシャクしてしまうのだった…。

 

超人になって、一度は事件を見事に解決するも、その次は失敗し一転どん底へ…。

 

という、非常によくある展開をなぞっていきます。

 

そして残念ながら、「よくある展開だな~」と感じてしまいました…(・・;)

 

思いの外地道な”処置”とトレーニングが面白い

ただ、処置とトレーニングのシーンは面白かったですね!

この映画の中で最も面白かったシーンは?と聞かれたら、もうこのシーンしか思い浮かびません。笑

 

怪力を持つ超人になるための処置!

…といえば、たとえば超人血清を投与したり…等々を想像しますが、今回も例にもれず薬剤投与です。

 

ところが、その注射器の数6本。

しかもそれを顔やら胸やら、えげつないところに刺していくんです。

めっちゃめちゃ痛そう。

 

さらにその注射の処置、トータル33日間同じことを行う、とのこと。

これが思いの外大変すぎて、ひええ…となりましたね…。

 

そしてトレーニング、遊園地の遊具を使ったり、格闘技の相手役に連続で大怪我を追わせてしまったりと笑いどころ満載

 

一方の不可視化の処置をするエミリーは飲み薬だけ、というのも面白いですね。笑

 

このあたりのシーンはシンプルに笑って楽しめました😊

 

④”ザ・キング”の陰謀と決着

 

マクシミリアンの悪事には裏があった。
そう、シカゴ市長選に出馬していた”ザ・キング”が黒幕だったのだ。
彼はマクシミリアンを用いて市民を不安に陥れ、その不安を煽ることで票を確保することを企んでいたのだ。
ところが、サンダーフォースの活躍により彼は選挙に破れてしまう。
腹を立てた”ザ・キング”は反対勢力をパーティと称してすべて消してしまうことを企む。
そこへサンダーフォースが参上。
仲違いを乗り越え、”ザ・キング”と直接対決し、なんとか事なきを得るのだった…!

 

”ザ・キング”率いるミスクリアンら悪の軍団と対決するわけですが、この悪の軍団めっちゃめちゃ軽いノリなんですよね。

というより、”ザ・キング”が見事なまでの変人。

 

どうやら彼もミスクリアンらしいのですが、ここについてはあんまり深く触れられず。

 

”ザ・キング”が陰謀を企てることになった背景とか、そういうところをもう少し掘り下げてくれたら面白いのになあ、と思ってしまいました。

 

ラストも、きっとこれリディア助かるんだろうな~と思って見ていたので()、
泣いているシーンながいな…とかいう非常に冷たい感想を抱いていました。😅

 

アリーの裏切りが呆気なく発覚&終息

後半の戦闘シーンの最中、今までサンダーフォース側にいたいわば参謀のような立場だった女性・アリーが”ザ・キング”側だったことが発覚します。

 

これ、よくよく考えてみたらアリー、とんでもない食わせ者ですが、彼女の裏切りについては全く深く触れられるコト無く舞台から姿を消します。

 

さらにはサンダーフォースの二人がピンチに陥った時に娘が助けに来るのですが、この娘も知らぬ間にパワーを得ているんですよね。

いつの間に??

知らぬ間に研究していたの??

そして彼女のパワーに誰もそんなに驚かない!!!←

 

もうちょっと!もうちょっと触れたげて!!笑

 

全体的にテンポが悪い

 

そうなんです、全体的にテンポの悪さを感じます。

 

映画の大部分を占めるのは登場人物たちの会話。

 

過去の映画ネタやゲームネタを大量にぶっこんでコミカルな会話を延々と繰り広げるのですが、これが面白い!と感じることができない場合、ただただ退屈なシーンが長いだけになっちゃいます

 

どちらかというとヒーロー物の映画を期待していた私は、このあたりのシーンが退屈でした…。

 

キャラクターと諸々の設定を深堀りしてほしかった

これまでも何度も触れて来たのですが、せっかく魅力的なキャラクターが多数登場し、その上設定もかなり面白いのに、最後までほとんど深堀りされること無く物語が終わってしまいます。

 

例えば序盤に登場した「トントン男」。

エミリーとリディアと同じ高校の生徒で、高校のシーンでも同窓会のシーンでも、「トントン(Knock Knock)」と声を駆けては邪険に扱われる、という姿を演じます。

この彼との会話シーン、そこそこ長い割には後々の物語には全く登場してきません。

 

あとは、カニ男も疑問です。

本人曰く半分だけミスクリアン…らしいのですが、ソレってなんですか??笑

 

こんなわけで、もっと詳しくキャラクターや設定の背景を知りたかったなあ、と思うところです。

 

個人的には、106分の映画にまとめてしまうのではなく、ドラマシリーズとして掘り下げつつやってほしかったなあ、と思います。

 

この映画がおすすめの人はこんな人!

 

…というわけで、私にはハマらなかったワケですが、正直これらの理由は、この手の映画が好みの人にとってはむしろ好ポイントになる部分ですよね。

なので、この映画に関しては完全に個人の好みが出るのではないかなー?と思います。映画そのものは悪くないと思うので。

 

そのため、こんな人にはぜひこの映画をおすすめしたいと思います!

 

こんな人に見てほしい!

 

  • 玄人のアメリカ映画・ゲームファン

映画ネタ・ゲームネタが会話の中に大量にぶっこまれます。

これらをよく知る人は、きっと会話の都度「ふふっ」と笑えます。

 

  • コメディ好き

映画のジャンルの中で兎にも角にもコメディが好き!背景とか設定とかどうでも良い!!

…という方はきっとドンピシャです。

特にキャラのクセが非常に強いので、それだけで気に入るはず。

 

  • 気軽に楽しみたい!

両親を失う、という重めの設定で始まる映画ですが、以降の展開は全く重いシーンはありません。

基本的には軽い会話と軽いノリで進んでいくので、軽ーく楽しめます。

 

あ、これ当てはまるなー!という方は是非。
素直に笑えて楽しめます😊

 

【まとめ】

 

さて今回の記事では、Netflixオリジナル作品『サンダーフォース 〜正義のスーパーヒロインズ〜』について紹介しました。

 

私個人は、二回目は無いかな~と思っていますが、きっと人によってはハマるはず。

誤解を防ぐために、映画としてダメな映画では無いと断言しておきます。

 

”おすすめ”に当てはまった方は、ぜひ一度見てみてください!

 

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