こんにちは、yu-です。
本日2021年3月5日、ついに1月から毎週配信されていたマーベル最新作、『ワンダヴィジョン』がフィナーレを迎えました。
確かに今回で『ワンダヴィジョン』は一区切り、サブタイトル通り「シリーズ最終回」というべき終わりを迎えたわけですが、
後のMCUに繋がる要素が沢山放出されたのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、そんなワンダヴィジョン最終話で判明したことを整理した上で、
今後注目すべき要素をまとめていこうと思います。
Contents
作品情報
公開年月日 | 2021年1月15日~3月5日 | ||
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上映時間 | 各話30分程度のドラマ形式 | ||
原題 | WandaVision | ||
スタッフ | 脚本 ジャック・スカエファー 監督 マット・シャクマン |
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おすすめ度 |
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【考察】第9話で判明したことは?
まず、今回の第9話「シリーズ最終回」で判明した内容について整理します。
…と言いたい所なのですが、実のところ全てにおいて、はっきりとこれが答えだ!!と言えるものがないんです。
これは制作陣から、自由に考察してね~と謎掛けでもされているのかもしれません。笑
そのためここでは2点に絞って記述します。
なお、前回の第8話の時点で残されていた謎はこちらの記事で整理しているため合わせてお読みください。
①ヘイワードの目的
今回のお話でヘイワードの目的の全貌がようやくはっきりとしました。
…と言いたい所なのですが、正直なところ少し怪しいです。
というのも、ヘイワードさん、あまり自分の口で作戦を語ってくれていないんですよね。
最後に自白するでもなくなんとなくヘイワード関連のお話はあっさり終了してしまいました。
なので、これはあくまで状況証拠からの推理になりますが、おそらくは間違い無いんじゃないかなと思っています。
ヘイワードの目的は大きく、以下の2つありました。
- ヴィジョンを”知覚兵器”として復活させること
- 「ワンダの手からヴィジョンを救ったヒーロー」として名声をあげること
特に今回のお話で触れられていたのは2つ目。
おそらくはこの筋書きを達成させるために、
①ワンダがヴィジョンを盗んだとでっちあげる(第4話)
②白ヴィジョンに口封じのためワンダとヴィジョンを狙わせる(第9話)
ということをしたのでしょう。
ワンダ自身の物語には深くかかわらないものの、今回の事件をややこしくした張本人でしたね。
②アガサ・ハークネスの目的
なにのためにウエストビューの街にいて、ワンダにちょっかいを出していたのか。
その目的は、ワンダの力を奪うこと、だったと考えられます。
正直ここも説明はそこまで丁寧ではなく。
特にアガサ・ハークネスの過去がちらっと描かれた第8話の冒頭のシーンも、いまいち何があったのかは判然としません。
ただ、状況から判断するに、
- アガサ・ハークネスは相手の力(生命力?)を奪うことができる強力な魔女である
- 1~7話ではウエストビューの街を作ったワンダのパワーを見定めていた
- そんなワンダの強力なパワーを我が物にしようとしている
これが答えと言うべきものなのではないでしょうか?
最後はワンダに破れてしまいましたが、もしかすると今後も登場するのかも?
【ネタバレ】後のMCUに続く要素まとめ
さて、冒頭にも述べたように、確かに今回の第9話は「シリーズ最終回」ではありましたが、
その実今後のMCUに続く布石がたくさん敷かれた回でもありました。
というか『ワンダヴィジョン』自体がもはやもう大きな布石でしたね。。
そこでここからは、今後注目すべき要素を整理していきます。
①ヴィジョンの行方
正確には、「ヘイワードによって遺体から復活させられ、ワンダの造ったヴィジョンにより記憶を取戻させられた白ヴィジョン」の行方です。
ワンダの造ったヴィジョンによって記憶を取り戻した、もといデータにアクセスすることが可能になった白ヴィジョンは、
どこかへ飛び立っていきました。
そして物語はそのまま幕を下ろしてしまうのです。
彼は一体どこへ行ってしまったのでしょうか。
②モニカの物語
エンドムービー後、モニカが事情聴取のため呼ばれますが、そのモニカを呼んだ相手はスクラル星人でした。
スクラル星人って?
・擬態能力をもち、相手の能力もコピー可能。
・『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』ではニックに化けてスパイダーマンの前に登場。
モニカとスクラル星人はもともと関係が深いのですが、最後の2人の会話は謎でしたね。
スクラル「お母さんの友人の代理人よ。飛行禁止だそうね。彼が会いたいと。」
モニカ「どこで?」
スクラル(黙って上を指差す)
この会話の内容は『キャプテン・マーベル2』等に引き継がれるのでしょうか?
スクラル星人絡みも気になりますが、モニカの手にしたスーパーパワーも詳細不明なまま。
③”スカーレット・ウィッチ”
前回第8話のラストに、アガサ・ハークネスがこんなセリフを発していました。
自分がどれほど危険なのかわかっていない。
まさか無から有を生み出す力のあるものが存在したとはね。
なのにあなたはその力を家族の団らんに使ってる。
その子どもたちも、ヴィジョンも、この世界もあなたが作った。
カオス・マジックの力で。
つまりあなたは、スカーレット・ウィッチよ。
いやスカーレット・ウィッチって何だ!?
…というところで第8話が終了していましたが、ここについて、今回の作中で更にアガサ・ハークネスが言及していました。
該当箇所を引用します。
”ダークホールド”にあなたのことが書いてあるわ。
禁断の書物のことよ。
”スカーレット・ウィッチは作り出される。
仲間を持たず、呪文も必要ない。”
~中略~
その力は至高の魔術師をも上回る。
世界を滅ぼすのがあなたの運命なの。
要はスカーレット・ウィッチとは、禁断の書物である”ダークホールド”に記載(=予言?)されている、
兎にも角にも非常に強い魔力を持つ魔女のこと。
今回でワンダは彼女自身の力を開放。
見た目も大きく変化し、晴れて(?)完全にスカーレット・ウィッチと化した、ということなのでしょう。
”ダークホールド”について
ところで、しれっと固有名詞として登場した禁断の書物”ダークホールド”とは何なのでしょうか?
実はこれ、私個人としては非常によく知っている固有名詞で、いざ作中で名前が出てきた時は思わず「まじか!!!」と声を上げてしまいました。笑
じゃあなんで知っているんだい?というと、なぜならばマーベルの他作品でがっつり登場した本だったからです。
その作品とは、『エージェント・オブ・シールド』。
マーベルのスピンオフドラマであり、全7シーズン136話もある超大作の海外ドラマです。
『エージェント・オブ・シールド』のとあるシーズンで、この”ダークホールド"をめぐる争いが勃発しているのです。
この争いについては本当に面白かったので是非詳細は『エージェント・オブ・シールド』を見ていただきたいのですが、いくつか”ダークホールドダークホールド”には特徴がありました。
ダークホールドの特徴
・人間には難解すぎて解読することができない
・とにかく危険
これらの特徴があるために、『エージェント・オブ・シールド』では”ダークホールド”を使っている登場人物はほぼ例外なく敵キャラでした。
今回ワンダヴィジョンに登場した”ダークホールド”はなぜかアガサ・ハークネスが所持しており、
『エージェント・オブ・シールド』に登場したものとは表紙の柄も異なっていました。
そのため、正直『ワンダヴィジョン』と『エージェント・オブ・シールド』との関係は現状不明なままです。
ラストシーンの意味は?
さてエンドクレジット後のラストシーンでは、一人山奥の小屋に住むワンダが描かれました。
お湯を沸かし、一人でゆったりお茶を楽しんで、孤独に平和に暮らしている…
かと思えば部屋の奥では、スカーレット・ウィッチのコスチュームに身を包んだワンダが”ダークホールド”を読みしきっていました。
この部屋の奥にいたワンダは知っている知識の中では、『ドクター・ストレンジ』のアストラル体に近い状態。
そんな彼女が”ダークホールド”を読んで、今後一体何をするつもりなのでしょうか。
前述の通り、『エージェント・オブ・シールド』では”ダークホールド”を用いた人物は完全に敵サイドにいました。
ワンダは今後どんな姿となって私たちの前に姿を表すのでしょうか。
恐らくその答えは、今後の作品および役者の発表を見る限り、『ドクター・ストレンジ2』で明かされることでしょう。
ワンダとヴィジョンが再び巡り合う展開はあるのか。
今後にますます期待がかかります。
【まとめ】『ワンダヴィジョン』はワンダの新たな一歩を描く物語だった
さて、今回の記事では本日最終回の『ワンダヴィジョン』第9話「シーズン最終回」についてお伝えしました。
最後まで見て、この『ワンダヴィジョン』は、ワンダが悲しみを乗り越えてスカーレット・ウィッチとして覚醒する、という物語が主軸であったことに気付かされました。
一方で、最終回を迎えてもなおはっきりとは判明していないことが多々あると感じています。
- なぜ毎回年代が変わったのか?
- 白黒世界で一部色が変わっていたのはなぜなのか?
- CMの具体的な意味は?
- ”ニセトロ”の伏線は伏線ではなかったのか?
…などなど。
答えを知りたい!!と思う一方で、答えが明かされないまま、私たちの想像に委ねられている状況というのもなかなか良いもの。
ああでもない、こうでもない、と考えるその行為事態が楽しいんですよね。
さて『ワンダヴィジョン』最終回は迎えたものの、のちの映画に続く布石がたくさん残されています。
今後のMCUの物語を心待ちにするとともに、最終回まで知った今の状態で『ワンダヴィジョン』を是非見返してみようと思います。
何にせよ、これだけたくさんの楽しみを与えてくれたMCUに感謝します。
Twitterでは主に映画についてタイムリーにつぶやいています。
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