こんにちは、yu-です。
さて本日17:00に配信開始のマーベル『ワンダヴィジョン』第8話「前回までは」。
前回までと打って変わって、ワンダの過去を中心に物語のタネ明かしがされ、もう見ている間から涙、涙、涙の展開でした…。
そんな『ワンダヴィジョン』第8話終了時点での、
- 判明したこと
- 残された謎
- 考察
こちらを今回の記事ではお届けします。
Contents
作品情報
公開年月日 | 2021年1月15日 | ||
---|---|---|---|
上映時間 | 各話30分程度のドラマ形式 | ||
原題 | WandaVision | ||
スタッフ | 脚本 ジャック・スカエファー 監督 マット・シャクマン |
||
おすすめ度 |
|
本日2/26時点で第8話「前回までは」まで配信されています!
【ネタバレ】第8話で判明したことは?
さてそんな涙涙の回でしたが、いくつかの重大な事実が発覚しました。
これにはもう本当に騙されました。完敗です。
ではまずは、今回判明した事実たちを整理していきましょう。
①ワンダの持つ”過去”
今回の物語は基本的にワンダの過去…、とりわけ重大なポイントに絞って語られました。
これらのシーンは、私たち視聴者は”事実”として知ってはいるものの、映像として具体的に見せられるのは今回が初めて。
「〇〇ということがあって…」
と言葉として知っていた出来事が今こうして映像で描かれると、なんと鮮明に入ってくることか。
そんなワンダの過去のうち、今回新たに明らかになった物語の確信に迫る重要ポイントは以下の5つです。
- ワンダが幼い頃からシットコム好きだったこと
- ワンダがマインド・ストーンに触れる前から魔法の力を持っていたこと
- ワンダはヴィジョンの体を盗んではいなかったこと
- ワンダがワンダ自身のパワーで「ウエストビュー」の街を作り上げたこと
- ワンダがワンダ自身のパワーで街の中にヴィジョンを生み出したこと
ワンダの置かれた境遇や体験に涙しながらも、これらの事実には思わずまじかっっっと声をあげてしまいました。
ヴィジョンの遺体を盗んだあのシーンがまさかミスリードだったとは…。
流石に全く気がつくことができませんでした…。
②”白目作戦”の結果
第8話のラスト、エンドロールのあとに今回も前話7話に引き続き、映像がありました。
映し出されたのはS.W.O.R.D.基地。
ついにヘイワードの仕組んでいた"白目作戦”が動き出し、その結果、
カラーではなく白黒のヴィジョンが目を覚ましました。
ここで第8話は終了。
目的・手段等々は不明なままですが、ともあれ白目作戦の結果だけは明らかになりました。
純粋な事実としてはこの程度でしょうか。
では、次に残された謎についてまとめます。
【ネタバレ】残された謎
さて残り一話、次回が最終回という局面にもかかわらず、相変わらず謎が謎を呼ぶ展開が続く、ワンダヴィジョン。
一体どうやって収拾するつもりなのでしょうか。
そんな、残っている大きな3つの謎をここでは整理します。
①ヘイワードの目的
今回の8話はワンダに関する過去の話がメインだったため、依然としてその目的がわからないヘイワード。
ラストには彼自身の作戦である”白目作戦”が成功しているような様子が見て取れますが…。
果たして、その目的は何なのでしょうか。
以前、「サノスの5年は地獄だった」というセリフがあったことから、単に治安維持のために用いたいのでしょうか。
それとも、彼には彼自身の目的が…?
②アガサ・ハークネスの目的
第8話でワンダとともにワンダの過去をめぐったアガサ。
冒頭には彼女の過去の描写もありましたが、正直何があったのかはよくわからないシーンでしたね。
原作コミックスではワンダの魔法の師となっていたアガサ・ハークネス。
ラストにはワンダの子どもたちをピンチに遭わせた状態でワンダに語りかけていますが、結局の所何がしたいのかはわからないまま。
ワンダの能力を制御し、鍛え、自分の目的に利用したいのか。
もしくは、原作同様ワンダの力を鍛え見守る存在になるのか。
③”現実改変能力”と”スカーレット・ウィッチ”
作中でアガサの口から出た、ワンダに対するキーワード。
- 確率操作(ヘックスパワー)
- 現実改変能力
- スカーレット・ウィッチ
この2つのワードは、原作コミックスに登場するもので、ワンダヴィジョンの開始時点からファンたちの間で囁かれていました。
確率操作とは、その名の通り「物事の起きる確率を操作する能力」のこと。
通称「ヘックス・パワー」と呼ばれており、今回のワンダヴィジョンで”六角形”であったことにも繋がるように見えます。
効果としては相手に起こる事象を変化させたり悪いことが起こる確率を上げること。
対象の相手に不幸をもたらすという能力です。
現実改変能力とは、原作コミックスでアガサ・ハークネスに師事したワンダが手に入れた能力のこと。
ワンダはこの現実改変能力を使ってヴィジョンとの結婚生活に成功する、という描写があり今回のワンダヴィジョンに繋がる部分があります。
また、「スカーレット・ウィッチ」という名前は、ワンダの別名。ヒーロー名のようなものです。
実は私個人も、すでにワンダ=スカーレット・ウィッチであると認識していたため、今回のアガサのセリフにはおや?と思わされました。
自分がどれほど危険なのかわかっていない。
まさか無から有を生み出す力のあるものが存在したとはね。
なのにあなたはその力を家族の団らんに使ってる。
その子どもたちも、ヴィジョンも、この世界もあなたが作った。
カオス・マジックの力で。
つまりあなたは、スカーレット・ウィッチよ。
【ネタバレ考察】謎解き、開始
ここからは、判明した事実をもとに物語の謎解きを開始していきます。
「これって何のことだっけ?」
と思った方はこちらも合わせて見ることをおすすめします。
①黒幕について
完全に騙されました。
いや仕方ないじゃないですか、7話終了時点で、
「すべての諸悪の根源=この世界をワンダに作らせたのはアガサ・ハークネスだ!!!」
…と思ってしまうのは自然でしょうが!!!
第8話を見て、この世界(ヘックス)を作り出したのは、あくまでワンダのワンダ自身の力であることがわかりました。
そのため、世界を作った、という意味での黒幕は、ワンダであるということになります。
…が、全てワンダが悪いのか?というと怪しいんですよね。
怪しい、という筆頭株が”ヘイワード”。
S.W.O.R.D.の長官で、ワンダがヴィジョンの遺体に会いに来た時に部下を制してワンダをヴィジョンに引き合わせるのですが、
何やら裏があるように見えて仕方ありません。
一つだけこれは確かなのでは、と言えるのは、この物語は「〇〇が悪い!」と一言で言えるほど簡単ではないということ。
②シットコム/CMの秘密
今回ワンダの過去が語られたこと、そしてヘックスをワンダが作ったということから、
- なぜシットコムなのか?:ワンダが好きな番組だったから
- CMは何だったのか? :ワンダの深層心理
これがほぼ確定したと言っても良いのでは無いでしょうか。
CMについては、ワンダとピエトロが「スターク・インダストリーズの爆弾を前に2日閉じ込められた」というシーンで、
スターク・インダストリーズの爆弾で赤い点滅が強調されていた事から、
そういや第1話のCMではトースターのランプが赤く異様に長く点滅していたよな、と思い出されます。
※第1話についてはこちら↓
このシーンについてアガサが「それは心の傷になったわね」とコメントしている通り、
ワンダにとって強く印象に残っている出来事であることがわかります。
すなわち、CMはこのようなワンダの人生にとって印象に残っているシーンが再生されている…、と考えられます。
とはいえここ数話のCMは不可解なものが多かったためここはまだ考察の余地がありそうです。
だからシットコムだったのか……。
③ヴィジョンの状態
今回の第8話で、2つのヴィジョンの状態が明らかとなりました。
一つは、今まで私たちが目にしていたシットコムの世界の中のヴィジョン。
それは、ワンダがワンダ自身の力で生み出したヴィジョンでした。
そのため、厳密にはヴィジョンが蘇った…というのかは微妙な状態。
とはいえワンダとのいままでのやり取りを見る限り、かつてのヴィジョンの精神をそのまま宿しているように見えます。
もう一つは、ヘイワードがヴィジョンの遺体から蘇らせたビジョン。
色もカラーではなく白黒で、明らかに我々がよく知るヴィジョンでは無いように見えます。
ここから考察するに、ヘイワードが蘇らせたヴィジョン…仮にヴィジョンBとしましょうか。
ヴィジョンBは、ワンダが生んだヴィジョンーこちらはヴィジョンAとしますーが持つ精神を宿していない、
純粋なヴィウラニウム製の知覚兵器。
一方のヴィジョンAは体という実態は持たないものの、精神はワンダの記憶にあるもとのヴィジョンのものを宿している。
つまり、ヴィジョンの精神と体が分離している状態なのでは無いでしょうか?
そうだとすると、うまくヴィジョンAとBが合体して、ヴィジョン復活…、という未来も期待できます。
ワンダのためにヴィジョン復活してくれ…!
【まとめ】ワンダが幸せになれますように
今回の記事では、ワンダヴィジョン第8話「前回までは」にて判明したこと・残された謎・考察を整理しました。
涙無しには見ることができなかった今回のワンダヴィジョン。
両親を失い、ピエトロを失い、ヴィジョンを失ったワンダ。
事実としては見ているこちらも把握していたのですが、改めて映像で見せられると、見ているだけで心を抉られるほどの、ワンダの過去。
そしてワンダの意思でヘックスを形作り、ヴィジョンを生み出し、自身もシットコムの一員として一歩を踏み出したあのシーンは、震えました。
どうかワンダが幸せになってほしい。
そう思わずにはいられません。
ともあれ、ワンダヴィジョンは全9話。
これほど毎週楽しませてくれているものが来週でついに終わってしまうかと思うと寂しい気持ちが溢れます。
Twitterでは主に映画についてタイムリーにつぶやいています。
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