こんにちは、yu-です!
さて今回の記事では、もはや毎週金曜日恒例となりましたMCU最新作
『ワンダヴィジョン』第6話「ハロウィーンの不気味な夜に」
のあらすじと物語の詳細を解説&感想をお届けしたいと思います!
まずは作品情報から。
なお、こちらは「もう知っているよ!」という方は飛ばしてしまってください。
作品情報
公開年月日 | 2021年1月15日 | ||
---|---|---|---|
上映時間 | 各話30分程度のドラマ形式 | ||
原題 | WandaVision | ||
スタッフ | 脚本 ジャック・スカエファー 監督 マット・シャクマン |
||
おすすめ度 |
|
本日2/12時点で第6話「ハロウィーンの不気味な夜に」まで配信されています!
MCUの新たなフェイズの幕開けとなる第一作品目!
「ワンダヴィジョン」は、マーベル・スタジオが製作するインターネットテレビドラマシリーズです。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)はこれまで映画をメインに展開され、テレビ放送やネット配信といった他の媒体で公開されたドラマシリーズは映画本編に影響を与えることがない外伝扱いでした。
「エージェント・オブ・シールド」や「エージェント・カーター」などが良い例ですね。
この2作品はアメリカのTVドラマシリーズとして公開しましたが、映画本編には影響なく、言ってしまえば「見ていなくても問題ない」作品でした。
ところが、今後Disney+で公開される作品群は映画と同じくシリーズの将来に影響を及ぼす本編として位置づけられると発表されました。
「ワンダヴィジョン」はその栄えある第一作品目、というわけです。
MCU初の”シットコム”形式の採用
「ワンダヴィジョン」では、MCUとしては初のシットコム形式が採用されました。
ところでシットコム形式って何でしょう?
シチュエーションコメディ(situation comedy)の略で、状況設定が笑いの要素の中核となっているタイプの喜劇作品を指す語。登場人物の顔ぶれはおおむね固定されており、その登場人物が毎度さまざまな状況・展開で立ち回るという話が多い。
要は、「笑い声が入っているテレビ番組」といえばあーなるほど!となる方も多いのではないでしょうか?
これまでのMCU作品とは打って変わって、「笑い」の入るようなコミカルな演技があることが特徴。
実際に「ワンダヴィジョン」の第一話では、観客を入れた状態で撮影したとのこと!
「ワンダヴィジョン」はここで見れる!
【ネタバレ感想】違和感、違和感、違和感…
ここからは、ワンダヴィジョン第6話「ハロウィーンの不気味な夜に」のネタバレ感想をお届けしたいと思います。
今回も前回の第5話同様、<シットコム>パートと、<S.W.O.R.D.>パートが交互に送られるスタイルでした。
<シットコム>テーマソングとハロウィーンの準備
いつものように今回もおそらく過去のシットコムのオープニングのパロディであろうテーマソングのシーンから始まりました。
第一話から年代が50年代、60年代…と回を追うごとに10年ずつ進んでいるため、おそらく90年代が舞台なのでしょうが…。
ハイテンションでノリの良い音楽!!…なのですが、よくよく歌詞を見るとかなり不穏です。
まあコレがパロディの元ネタと同じ歌詞である可能性もありますが、そうだとしてもわざわざ選んでいるあたり意図的なものでしょうね…。
()で書いているのは、その歌詞の部分でクローズアップされた人物です。
(ワンダ)カオスに逆らうな。やったことを後悔する。
ゲームに振り回されるな。
お楽しみはこれからだ。
(ヴィジョン)ときには大混乱に。移ろいやすい世界。全ては幻想さ。
座ってショーを楽しんで。
このまま続けよう。
とにかく続けよう。
(アグネス・ビリー・トミー)こんな歪んだ毎日でも
このまま続けよう。
先がまるで読めなくても。
(ピエトロ)次は誰が登場するのかな
いやもうまんまワンダヴィジョンじゃないですかコレ。←
さてこんなオープニングで始まり、場面は家の中。
一家はこの街で迎える初めてのハロウィーンを全力で準備します。
その中には前回第5話で初(?)登場したピーター、もといピエトロの姿も。
なんかちょっと見ない間にものすごく家族に馴染んでいらっしゃいます。
そこへ仮装をしたワンダとヴィジョンがやってきます。
あれっこのコスチュームは!!
…とピンとくるものがありました。それは、コミック。
このワンダとヴィジョンの仮装はコミック版のワンダとヴィジョンそのものでした。
その後街に繰り出そうとする一行ですが、ヴィジョンだけ「街の見回りをする」とワンダに伝えて一足先に家を出てしまいます。
不可解そうなワンダとその子どものビリー・トミー、そしてピエトロはハロウィーンの街に繰り出していきます。
ところで、今話はシットコムの雰囲気はそのままだったものの、今までに入っていた笑い声が入っていませんでした。
コレは何か意味があるのか、それともシンプルに90年代は笑い声の無いシットコムが盛んだったのでしょうか。
うーん、謎です。
<S.W.O.R.D.>ヘイワードと衝突
一方のS.W.O.R.D.。
モニカ・ダーシー・ウー捜査官がS.W.O.R.D.の上官であるヘイワードのワンダに対する過激な行動に対して異を唱えます。
完全に「ワンダは脅威だから取除いてしまえ!存在を消してでも!!」という超過激派になっているヘイワード。
…何か頑なになっていますね?
ここで気になるモニカに向けた一言がヘイワードの口から飛び出します。
「君はいつだって能力者の味方だ」
「一度消滅した連中は今も楽観的だな」
コレは明らかに過去にモニカとヘイワードの間で何かあったと考えられますし、
”サノス”の5年間の間にS.W.O.R.D.でなにかに対処したことが伺えます。
そういや私たちは皆、”サノス”の5年間の出来事を、アベンジャーズ目線でしか知らないのですよね…。
最終的にはS.W.O.R.D.ベースから3人は追い出されるものの、見張りのS.W.O.R.D.隊員を伸してS.W.O.R.D.の制服を奪い取り、ベース内に侵入します。
<シットコム>夕暮れのハロウィーンの街
ハロウィーン当日を迎え、街は大賑わい。
ピエトロは子どもたち2人を連れて大騒ぎ。
持ち前のスーパーパワー・高速移動を駆使していたずらをして回ります。
ただちょっと怪しい言動がチラチラと。
ワンダがピエトロを疑っているのか、昔の話をして試すようなことを言った部分の会話が謎です。
ピエトロ「無理もないさ、別人みたいだし。」
ワンダ「どうしてそんなに変わったの?」
ピエトロ「それはお前が過去を思い出したくないからだろ。」
さて一方のヴィジョン。
一人で街の外れをブラブラと歩いていますが、彼は同じ動きをひたすら繰り返し涙を流しているアグネスの姿を見つけてしまいました。
そしてこれは確実におかしいと確信を強めていきます…。
お馴染みのCM
ここでCMが挟まれます。
今回の舞台は南の島の無人島のような場所。
食べ物がなく植えている男の子のもとになんだかノリノリのサメがやってきて、
「ヨーマジックをたべてヒレまでピチピチだ!」
と言いながら『ヨーマジック』という商品を紹介。少年に手渡します。
少年は喜ぶものの、ヨーマジックの蓋を開けることができません。
そのまま時が過ぎ、彼は成長しおとなになり、おじいさんになり、最終的には骨になってしまいたとさ。
終わり!
…終わり!?!?
え、これなにですか!え!!
<シットコム>ハロウィーンの夜
時間が過ぎ、ハロウィーンの夜になりました。
ピエトロがいたずらしたことを怒るワンダでしたが、再び不穏な会話が交わされます。
ピエトロ「何を怒っている?これが俺の役割だろ?突然やってきて子供と問題を起こすウザい兄弟。それをお前は望んだんだろ?」
ワンダ「話し方が違う」
ピエトロ「お前もな」
ピエトロ「記憶が曖昧だ。蜂の巣にされたかと思えば次の瞬間お前の声が聞こえた。俺を呼んでた。」
なにやら確信に触れているような、触れていないような…。
その後子どもたちに呼び止められ”いつもの調子”に戻る2人。
2人の子どもたちに”エリス街を出ない”ことを約束させ遊びに行かせました。
<S.W.O.R.D.>ヘイワードの企み
S.W.O.R.D.に潜り込んだウー・ダーシー・モニカ。
S.W.O.R.D.サーバーに忍び込んだ所、ヘイワードがヴィジョンの動きを追っていることが判明。
更にはロックが掛かったファイルが有ることも判明しました。
<シットコム>ヴィジョンが目にした不気味な夜
街の端にやってきたヴィジョン。
その場では、街の人々がみな固まっていました。
そしてヴィジョンが出会ったのは、車に乗って微動だにしないアグネス。
様子がおかしいんですね明らかに。
そこでヴィジョンが力を加えた所、アグネスが正気を取り戻し…、更に不穏な会話が交わされます。
アグネス「あなた、アベンジャーズのヴィジョンね?私たちを助けに来たの?」
ヴィジョン「ヴィジョンだ、助けたい。でもアベンジャーズって?」
アグネス「なんですって?なぜ知らないの?」
アグネス「私、死んだ?」
ヴィジョン「まさか。なぜ死んだと思う?」
アグネス「だって、あなた…」
ヴィジョン「僕が、何?」
アグネス「死んだから。」
ヴィジョン「アグネス、町の外の人たちと連絡を取って、状況を確かめたい。」
アグネス「どうやって?誰も出られないわ。ワンダが許さない。何もかも、おしまい。」
この後アグネスはまるで正気を失ったかのように高笑いを続けます。
ホラーです。ほんと怖いって。
ほら早く止めてよヴィジョン!!…と思ったら止めてくれました。ありがたや。(違う)
その後ヴィジョンは”エリス街”の外へと歩いていきました。
<S.W.O.R.D.>ヘックスの中に行くことを決める
モニカ・ウー捜査官はヘックスの中に行くことを決めますが、それを止めようとするダーシー。
詳細はわからないのですが、2回結界に入ったモニカは
「中のエネルギーが分子レベルで細胞を書き換え、あなたを変化させている」
状態であるとのこと。
どうやらヘックスの中に入ったら無事では済まされないようです。。
コレを告げられてもモニカの意思は固く、ウー捜査官とともにヘックス内部に侵入すべく立ち去りました。
一方のダーシーはヘイワードのファイルの大きなものが隠されていることに気がついたため、危険を承知でその場に留まることにしました。
<シットコム>ハロウィーンの夜:ワンダ・ピエトロ
今度はワンダとピエトロの会話のシーンに戻りますが、こちらもまあ更に不穏。
今回は会話の引用だらけですね。。笑
ピエトロ「街の子供達は?寝かせてただけだろ?レギュラー出演は脳に負担がかかる。優しいもんな。」
ワンダ「私は、何も…」
ピエトロ「責めていない。道義的に考えられた脚本だ。家族は一緒だし、みんな元の性格を活かし仕事もある。髪型もいい。」
ワンダ「それじゃあ、間違っていると思っていない?」
ピエトロ「まさか。まじで感動しているよ。悪夢を見せたり、赤いビームを出すよりいい。一体どうやってる?」
ワンダ「自分でもわからない。私が、覚えているのはただ…。深い孤独だけ。心が空っぽで、虚しいだけだった。」
ピエトロは一体何者で、ワンダはどうしてこういうことになっているのか。
どうやら本人たちにもわかっていないのでしょうか。
そしてワンダの心中が初めて言葉として描かれました。
これはヴィジョンがいなくなってしまったことを指しているのでしょうか。辛い…。
この会話の後ピエトロに視線を戻すと、彼は全身蜂の巣になっており、顔は土気色で白目…、そう死んだ姿になっていました。
…だから怖いんだって!!
一瞬の後、何事もなかったかのように戻りました。
<融合>ヴィジョンの決意と行動
そして場面は急展開。
ヴィジョンがヘックスの壁にたどり着き、無理やりその壁をこじ開けてウエストビューの街の外に出てきました。
周りを固めるS.W.O.R.D.陣営。
無理やり外に出てきたヴィジョンは、ヘックスに引き戻されそうになり、それに抗うことで徐々に体が崩れていきました。
このまま放っておけばすべてボロボロになってしまいます。
ヘイワードのファイルの解析をしていたダーシーも思わず外に出てS.W.O.R.D.陣営にヴィジョンを助けるよう呼びかけるものの、ヘイワードに止められ、そばの車に手錠でくくりつけられてしまいました。
一方の街の中。
子どもたちが苦しむ父ヴィジョンの声を脳内で聞き、ワンダに伝えに行きます。
ヴィジョンが窮地であることを知ったワンダ。
「落ち着け、一度死んだやつだ」
と茶化すピエトロをスーパーパワーで弾き飛ばした後、彼女はウエストビューの街の中の時間をとめ、
ヘックスを拡大させました。
恐ろしい勢いで拡大するヘックスになすすべもなく飲まれていくS.W.O.R.D.の兵士、そしてS.W.O.R.D.のベースキャンプ。
車に繋がれていたダーシーは逃げることができず、ヘックスに飲み込まれるのでした。
最終的にヘックスの膨張はヴィジョンを内側に入れることで停止。
…そして第6話終了です。
【まとめ】
さて今回は第6話「ハロウィーンの不気味な夜に」をネタバレありで徹底解説しました。
第4~5話で曲がりなりにも”ネタバラシ”をしてくれていた一方で、謎に謎、違和感に違和感、そしてラストに衝撃展開と、最初から最後までまったく読めない展開でした。
本記事が第6話の復習に役に立てば幸いです✨
なお、第6話時点での謎は別記事にスッキリとまとめました。
ぜひこちらもどうぞ↓