こんにちは、yu-です!
今回は、20世紀フォックスのアニメーション映画、「スパイ in デンジャー」を紹介したいと思います!
Contents
概要
・公開年月日:2019年12月25日(アメリカ)
*日本では劇場公開なし(実質2020年7月10日が公開日)
・上映時間:102分
・原題:Spies in Disguise
原題と邦題
この映画の原題は、上記にあるように『Spies in Disguise』です。
さてこの”Disguise”という単語ですが、辞書で調べて見ると
他動
〔人の外見を〕変装させる、扮装させる
◆【参考】disguise oneself as
〔事実・感情などを〕隠す、偽る、隠蔽する
〔分からないように〕~を変化させる[偽装させる]
名
〔人が着る〕変装[扮装]用衣装
〔人が〕変装[扮装]していること
〔分からないように〕隠蔽[偽装]すること
…とあり、後々ハトになることを意味しているわけです。
それに対し、邦題は「スパイ in デンジャー」。
なんだか発音は似ていますが、意味は大きく違うタイトルになっていますね…。
ディズニー映画…??
「あれ?この映画、ディズニー映画ではなくない…??」
そう思った方、大正解です。
記事の初めでも述べたとおり、この映画は20世紀フォックスが配給した映画であり、一見今までこのサイトで紹介してきたようないわゆる”ディズニー映画”には見えません。
ではなぜこのサイトで紹介しているのか??
そこには少し複雑な経緯があったのです…。
映画に関わる諸々の経緯
2017年12月14日、ウォルト・ディズニー・カンパニーは21世紀フォックス傘下の20世紀フォックス等を買収することを発表しました。
これにより、20世紀フォックスがその後配給する映画は”ウォルト・ディズニー・カンパニー”の持ち物になる、という状態になります。
そのため、かつて「ディズニー映画一覧」の記事で紹介したように、以降に公開された20世紀フォックスの映画は広義では”ディズニー映画”になる、ということです。
「ディズニー映画一覧」の記事はこちら!
さて時は流れて、「スパイ in デンジャー」は2019年1月18日に全米で公開予定!!
…のはずが、様々な事情により延期。さらに延期に次ぐ延期により2019年12月25日に公開されました。
その後ディズニー社と20世紀フォックス社の中で動きがあり、20世紀フォックスは20世紀スタジオに名前を変更することが決定しました。
そのため、本作は"20世紀フォックス”と名のつく最後の映画となりました。
日本では、2020年5月22日にウォルト・ディズニー・ジャパンにより劇場公開予定!!
…のはずでしたが、ここで誰もが知る厄介かつ重大な出来事が勃発します。
そう、新型コロナウイルスの流行です。
これにより、本作は日本公開が中止され、2020年7月10日にディズニーの動画配信コンテンツ「Disney +」にて配信を行うことが発表されました。
この様な事情から、日本での配給は、ウォルト・ディズニー・ジャパンではなくDisney+が担当しています。
以上のような経緯がありますが、ポイントとしては
- 広義にはディズニー映画であること
- 日本では劇場公開されていないこと
の二点です!
「スパイ in デンジャー」を見るには?
上記のように、本作は日本では劇場公開が中止され、7月10日より「Disney +」での配信がスタートしました。
そのため、この映画を今見るためには、
「Disney +」に加入する!!!
これ以外の方法がありません。笑
ではそんな映画について、まずはストーリーを紹介したいと思います。
ストーリー
主人公のランス・スターリングはアメリカの諜報組織に所属する、スパイ。
ありとあらゆる技能・技術を駆使して、目的のためには手段を選ばず相手を殺すことも躊躇わない、世界でも屈指の優秀なスパイであった。
ある日ランスはとあるミッションが原因で自らが所属する組織から追われる身となってしまう。
ランスは発明家ウォルターに助けを求めるも、発明した薬を間違って飲んでしまい、あろうことかハトの姿に変身した。
人間の言葉は話せるものの、それ以外は完全にハト。
さらに真相を追ううちに、彼らは世界の平和を脅かす恐ろしい野望を知ってしまう…。
ハトになったランスとウォルターというヘンテコなコンビが、世界の平和を守るミッションに挑む!
主要登場人物
ランス・スターリング
どんな任務も単独でこなし、チーム任務を嫌う。
任務遂行のためには人を傷つけることも躊躇わないプロ意識を持つ。
あるミッションが原因で自らが所属する組織に追われる身となる。
ウォルターの薬を誤って飲んでしまい、あろうことかハトに変身する。
単独で行動するつもりであったが、自らがハトであること、そしてウォルターだけが自らを人間に戻す薬を開発することができることから、しぶしぶウォルターと行動を共にする。
初めはウォルターのことを全く信用せず、一人で突っ走っていたが、徐々に協力することの良さに気づいていく。敵の本拠地にたどり着くとき、ウォルターの薬が完成し、ランスは人間に戻ることができた。
そして彼はウォルターに危険が及ぶのを恐れて、彼を眠らせ自分一人で本拠地に乗り込んだ。
ところが彼はあっさり敵に捕らえられてしまう。そしてウォルターが狙われていることを知り抵抗するも、失敗。
ウォルターを失ってしまったと悲しむ彼の元に、様々なガシェットを身につけたウォルターがやってきた。
そして彼らは協力し、敵を倒すことに成功。二人は諜報組織の特別チームとして迎え入れられ、ランスはできるだけ敵を傷つけないで任務をクリアする、より凄腕のスパイとなった。
ウォルター・ベケット
しかし、相手を傷つけることを極端に嫌い、平和を愛するあまり諜報組織をクビになってしまった。
”姿を消すことができる薬”を発明し、自分のペットのハトでテストをしていたところにランスがやってきて、テスト中の薬を飲まれてしまう。
好戦的なランスと異なり、人を傷つけないための”ガシェット”を沢山登場させ、ランスを困らせることもしばしば。
一方でウォルターの力によって”平和的”に徐々に真相に近づいていく。
敵の本拠地でランスに追い出されたウォルターであったが、ランスの仲間のハトたちとともにランスを救出。
そして大きな陰謀を止めるため、沢山のガシェットを提供して戦った。 最終的にランスとウォルターはよき相棒となり、活躍する。
カツ・キムラ
ランス達が追う危険な兵器の情報を持つ。
(字幕で見ているときに、時々日本語が飛び出ておおっとなります。)
マーシー・カペル
ある時、ウォルターを問い詰め、ランスがハトであり、なおかつ彼が兵器を盗んだのではなく嵌められたことを知る。
最終的にはウォルターのガシェットを用い、ランスとともに戦った。
キリアン
感想・レビュー
個人的には、非常に好みの楽しい映画でした!
では、以下は個人的なおすすめポイント等々を紹介していきます。
個性的な声優
この映画が注目されていた大きな理由として、声優(字幕版)の存在があります。
まず、主人公であるランス・スターリングの声優を務めるのは、ウィル・スミス。
実は映画のストーリーやキャラクター設定など映画の制作段階から参加していたそうです。
そのため、この主人公のキャラクター性といい見た目といい、ウィル・スミス感が炸裂しています。
もはやランスなのかウィルスミスなのかわかりません。笑
次に、その相棒で発明家のウォルターの声優を務めるのは、トム・ホランド。
マーベル・アベンジャーズシリーズでスパイダーマンを演じていた彼です。
この二人がタッグを組む!!
ということで非常に話題になり、事実非常にいい味を出しています!
軽快なテンポ
この映画の個人的おすすめポイントとして、非常に軽快なテンポがあります。
ランスが戦って敵をバッタバッタ倒すシーンでは、アップテンポな音楽が流れ出し…。
諜報組織から追われ、二人で逃げていくシーンではスカッとするほどド派手なアクションが次々飛び出し…。
ランスとウォルターがカツ・キムラの居処に忍び込んだときは、もう典型的なドタバタ劇で窮地をしのいでしまうのです。
気分は非常にノリの良いジェットコースターに乗ってるような気持ちでした。笑
マーベルのアベンジャーズシリーズの作品、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のノリに似たようなものを感じました!
ガーディアンズが好きな人は、きっとこの映画も非常に気にいることでしょう。
沢山の個性的なガシェット
この映画のもう一つの魅力は、ウォルターの生み出した沢山のガシェットたちです。
ウォルターの信条は、「人を傷つけない」こと。
そのための、効果的かつ個性的なガシェットがたくさん登場します。
例えば、猫が現れる”ラメ”!
ウォルター曰く、
「ラメだから人を傷つけない」
「可愛い動物の映像は脳に〇〇○を分泌させてリラックス効果が…」
とのこと。
これが意外にも敵にクリーンヒットして、めちゃめちゃ効果があるんです。
スカッとします。笑
ハトの仲間たち
さて、この映画の主人公はランスな訳ですが、ランスはハトになってしまうわけです。
すなわち、映画の主人公はハトな訳です。
皆さんはハトに対してどのようなイメージをお持ちですか?
都会の街中に必ずいる、ハト。
たくさん集まって群れている、ハト。
ハトを見かけない日はないんじゃないか?というレベルで毎日目にするそんな鳥、ハト。
正直なところ、いいイメージも悪いイメージもないくらいとりあえず当たり前にいつもそこにいるやつ、という印象でした。笑
そんなハトが主人公になるわけですから、なかなかトリッキーで面白かったです。
そして、ハトになったランスには仲間ができます。
この仲間たちもなかなかトリッキーで思わず笑ってしまうシーンが多いです。
今後ハトを見る目が変わる、そんな映画…でもあるかもしれません。笑
さて今回は、20世紀フォックスの長編アニメーション映画、「スパイ in デンジャー」を紹介しました。
(よっぽどハトが嫌いで目にするのも嫌だ!という人以外は)
誰もが楽しめる、軽快なスパイ映画です!
ぜひDisneyPlusに加入して、楽しみましょう!笑