【マーベルMCU】『アベンジャーズ』ネタバレ感想&考察/解説|ロキ襲来からNY決戦、結束の瞬間まで徹底解説

こんにちは、ゆーです!
今回は、映画『アベンジャーズ』についてお届けします。
ついに来ました、MCU第1期の集大成『アベンジャーズ』。
『アイアンマン』から積み上げてきた“点”が、ここで一気に“線”になるあの快感…。もう、最高ですね…!
そんな今作は、ただ「強いヒーローが集まってド派手に戦う映画」じゃないんですよね。
むしろ序盤は、全員癖が強すぎて全然まとまらない。
不協和音、仲間割れ、最悪のタイミングで訪れる犠牲―、そこからどうやって“アベンジャーズ”が誕生していくのか。
この記事では、ロキ襲来〜NY決戦までの物語をネタバレありで全て振り返りつつ、見どころをたっぷり語っていきます◎
▼MCU前作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』についてはこちら
物語を振り返りつつ、感想&考察をお届けします~!

映画概要・あらすじ(アベンジャーズ)
| 劇場公開日 | 米:2012年5月4日 日:2012年8月14日 | ||
|---|---|---|---|
| 監督 | ジョス・ウェドン | ||
| 制作 | ケヴィン・ファイギ | ||
| 上映時間 | 143分 | ||
全世界興収10億ドル最速突破など、世界中で数々の新記録を樹立した話題のアクション超大作。
地球侵略へのカウントダウンが開始された時、70億人もの人類の未来は、“最強”の力を持つヒーローたちに託された。彼らの名は、“アベンジャーズ”。だが、意思に反して集結させられた彼らはそれぞれの心の傷に囚われ、ひとつのチームとして戦うことを拒み続ける。次第に明らかにされる“アベンジャーズ”の知られざる過去と苦悩…。人類史上最大の敵を前に、果たして彼らは地球を救うことができるのか?それとも…?
【ネタバレ感想】映画『アベンジャーズ』を振り返る
以下より物語のネタバレを含みます
①ロキ襲来、地球滅亡の危機
S.H.I.E.L.D.研究施設での異変
物語は神々の国・アスガルドから宇宙に飛ばされたロキが、宇宙人の種族の一つであるチタウリのリーダーと地球に侵攻することで手を組むシーンからスタート。
アベンジャーズのテーマソングとともに冒頭で描かれるのは、S.H.I.E.L.D.のとある研究施設です。
そこは無限のエネルギーを秘めた物体である”四次元キューブ”を研究している施設でしたが、キューブが暴走を始め施設は緊急事態に。
職員の避難が進む中、現場に駆けつけたS.H.I.E.L.D.長官のニック・フューリーと部下のマリア・ヒル。
すると突如ワームホールが開き、ロキが襲来します。
ロキは手にした杖で、キューブの研究にあたっていたセルウィグ博士やクリント・バートン(ホークアイ)の心を操り味方にします。
そして彼らはキューブを奪い、研究施設から逃走。
この出来事をもって、地球はロキの脅威=滅亡の危機に晒されることになるのでした。
過去作で登場したS.H.I.E.L.D.のエージェントであるニック、コールソン、バートン、そこで研究に協力するセルウィグ博士に、『マイティ・ソー』のヴィランだったロキといったお馴染みの面々が一挙に登場!
これまでのお話がついにここで結びつくのだ、ということがはっきりと分かるオープニングに、すでにワクワクを隠しきれません。笑
冒頭から優秀なエージェントであるバートンと、セルウィグ博士がロキ側に取られてしまい、すでに後手後手に回っているS.H.I.E.L.D.サイド。
ロキの持つ杖も強力で、これは厳しい戦いになるぞということがよく分かるシーンでした。
S.H.I.E.L.D.施設のシーンで流れる”アベンジャーズのテーマ”がもうすでに格好良くて好き…!
ニック・フューリーの決意と新たな動き
事態を受けて、ニック・フューリーは温めていた「アベンジャーズ計画」を始動させることを決意。
各地に散っている”ヒーロー”たちを結集させる事を決めます。
S.H.I.E.L.D.エージェントのナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)はブルース・バナー(ハルク)に強力を要請。
同じ頃、同じくS.H.I.E.L.D.エージェントのフィル・コールソンはニューヨークのスターク・タワーを訪れ、トニー・スターク(アイアンマン)に接触します。
ニックは70年の眠りから覚めたスティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)のもとへ赴き、新たな任務があることを伝えると同時に、彼に「世界を救え」と述べるのでした。
MCU作品で過去に描かれたヒーローのうち、ソーを除くアイアンマン / ハルク / キャプテン・アメリカにS.H.I.E.L.D.のエージェントたちがそれぞれ接触。
これまではバラバラの存在として、それぞれ異なる物語を紡いできたヒーローたちが、ついに集まる。
なんとワクワクする展開でしょうか…!
とはいえ、眠りから覚めたばかりの元軍人であるスティーブはともかく、どちらかと言うと”猛獣”として恐れられているハルクと、傲慢な一匹狼であるアイアンマンはそこまで戦いに乗り気ではない様子。
そもそもが癖のありすぎる人たちなので、一体どうなることやら…と思わされます。
②動き始めるヒーローたちと奏でられる不協和音
ロキの捕獲と空を飛ぶ空母
一方、キューブの安定化に必要なイリジウムを手に入れるためドイツに出没したロキ。
その情報を掴んだS.H.I.E.L.D.は、現地にスティーブを派遣します。
同タイミングで空を飛んで現地に訪れたトニー。
二人を前にしてロキはあっけなく降参し、捕獲される道を選びます。
ロキをS.H.I.E.L.D.空母に護送中、駆けつけたのは彼の兄であるソー。
ソーはロキに地球侵略を諦めてアズガルドに戻るよう説得しますが、それも叶わず。
結局はスティーブとトニーに従い、ロキをS.H.I.E.L.D.空母内の独房に閉じ込めるのでした。
このシーンで始めて対峙したトニー、スティーブ、ソー。
特にソーは当初はロキが生きていたことを喜び、彼をアズガルドに連れ帰る事を目的にしていたため、微妙に目的の異なるトニー・スティーブと戦うことになります。
アイアンマンの火力、ソーのムジョルニアのパワー、そしてスティーブの盾の防御力。
意外にもそれらの力は拮抗しており、このシーンでは決着がつかず、最終的にはロキを一緒に護送することになるのですが…、彼らが戦っている間放っておかれるロキが絶妙に面白いシーンでもありました。笑
後から思えば、隙を見ていくらでも逃げ出せたはずなのに、それでも敢えて逃げずに捕まったロキには思惑があったのだと考えるべきポイントではあるのですが…
それよりも目の前に現れた似て非なるパワーを持つヒーローたちの一挙手一投足に気を取られてしまうスティーブたちの言動が、なんだかとっても人間らしくって、見ているこちらはニヤニヤしてしまいます。笑
スティーブ、トニー、ソー。
三者三様に癖のある人物なので、そりゃ反りが合わないのも納得だよな…と思いつつ。
不協和音
ロキ捕獲時に奏で始めた不協和音はとどまる事を知らず。
ロキを捕獲後もヒーローたちはそれぞれの主義主張を盾にすれ違いを続けます。
決定的だったのは、S.H.I.E.L.D.がキューブの力を使って兵器を作っていたことが明らかになったこと。
地球外生命体への抑止力として必要だった、と弁明するニックに対し、それではヒドラとやっていることが同じだと反論するスティーブ。
やはりS.H.I.E.L.D.には後ろ暗いところがある、と痛いところを突くトニーに、いやスターク・インダストリーズこそ武器製造会社だったから同じ穴のムジナだろと言い返すニックとスティーブ。
挙げ句はブルース、ナターシャも加わり激しい言い争いに発展し、彼らは仲間割れを起こしてしまうのでした。
元々癖の強い人達の集まりゆえにうまくまとめるのは難しいだろうなあ…、とは思っていたものの、ここまで見事に激しく仲間割れを起こしてしまうとは。
地球存続の危機に対して、彼らが結束することが必須であるのに、どんどん状況は悪くなって行ってしまいます。
ロキの狙いと犠牲
その隙にS.H.I.E.L.D.の空母にやってきたのは、ロキに操られたバートン率いるS.H.I.E.L.D.エージェントたち。
彼らはエンジンを爆破し、空母を航行不能に陥らせます。
トニーとスティーブは一時休戦し、協力して停止したエンジンを再起動させることに成功しますが、一方でバナーが爆発の衝撃で我を忘れて、凶暴なハルクに変身。
ナターシャが襲われ、ソーが間一髪それを食い止めるものの、激しい戦いの末にロキは独房から脱出。
ロキは代わりに独房にソーを閉じ込めると、その場に駆けつけたS.H.I.E.L.D.エージェントのコールソンを刺し、ソーを独房ごと地上に投げ出すのでした。
こうしてロキは空母から脱出。
ソーは地上に投げ出されて落下。ハルクも自分を狙ったS.H.I.E.L.D.戦闘機を攻撃しようとして地上へ落下。
そして、ロキに刺されたコールソンは志半ばで命を落としてしまうのでした。
大好きなコールソンがまさかのここで命を落としてしまうことに……。なんてこった…。
ロキの巧妙な罠により、ハルク・ソーも物理的に散り散りになってしまうのでした。
③”アベンジャーズ”の結束と決戦
”アベンジャーズ”が動き出す
ロキの罠によってコールソンを失ってしまったS.H.I.E.L.D.、そしてアベンジャーズサイド。
でも、その死は無駄にはなりませんでした。
誰よりもアベンジャーズの結束を願い、その力を信じていたコールソンを失ったことをきっかけに、アベンジャーズはついに心を一つに結束。
自分たちを信じたまま亡くなったコールソンのために、これまでの戦いで失った命のために、そしてこれからの地球を守るために。
彼らはついに動き出します。
一方S.H.I.E.L.D.空母から逃げ出したロキ。
キューブとセルウィグ博士が作った装置を使ってニューヨークのスターク・タワーの真上にワームホールを開くと、チタウリの軍隊を呼び寄せて地球への攻撃を開始します。
ついに結束したアベンジャーズ!
コールソンの思いも背に、ロキが呼び寄せたチタウリの軍隊と戦うべく、単独でニューヨークへと向かっていきます。
ロキ&チタウリ軍 VS アベンジャーズ
地上に波状攻撃を仕掛けるチタウリの軍隊に、対抗するアベンジャーズ。
散り散りになっていたソー、ブルースも駆けつけ、ナターシャ・バートン・トニーはスティーブの指揮のもと、見事な連携でニューヨークの市民の避難を進めつつ、チタウリの軍隊を蹴散らしていきます。
ブルースはハルクに変身し、最終的にはロキを追い詰め滅多打ちにし倒すことに成功。
スターク・タワーの屋上にたどり着いたナターシャは洗脳が解けたセルウィグ博士に遭遇し、ロキの杖を使えばワームホールを閉じることができると教えられます。
ところが、S.H.I.E.L.D.上層部は侵略を食い止めるためにマンハッタンに核ミサイルを撃ち込むことを決定。
核ミサイルを打ち込まれてしまえばチタウリの軍隊を止めることができるかもしれませんが、同時にそれはニューヨークと言う街とそこに住む市民、そしてアベンジャーズを消し去ることになります。
つまり、ゲームオーバー。
事態を察知したニックはトニーに連絡。
知らせを受けたトニーは、発射された核ミサイルに飛び乗り、無理やり進行方向を曲げてワームホールの中に打ち込み、チタウリの軍隊に向かわせることに成功します。
ミサイルがチタウリの母艦に命中すると、地上にいるチタウリの兵士も動きを止めました。
アーマーのパワー切れでニューヨークの街に落下するトニーでしたが、間一髪のところでハルクに受け止められ、同時にナターシャの手によってワームホールが閉じられたことで戦いは幕を下ろすのでした。
ほぼ絶望的と思われる状況から、個々の力とそれぞれの連携によって道を切り開いていくアベンジャーズの姿が最高に格好良い!
無事チタウリの軍隊を蹴散らし、誰も欠けること無く戦いを終えた彼らに、天晴です。
戦いの後で
戦いを終え、ロキはキューブとソーとともにアズガルドへ帰還。
ラストシーンでは、「アベンジャーズは再び必要とされるときに必ず戻ってくる」というフューリーのセリフで締められています。
全クレジットが流れた後、アベンジャーズの面々が無言でシャワルマを食べるシーンが用意されています。
戦いを終えて結束した彼らの、無言のシーンは絶妙に良い味を出していて、個人的に大好きなシーンですね…!笑
ポストクレジットシーン:サノスの笑み
ポストクレジットシーン。
チタウリのトップが主である紫色の肌を持つタイタン人のに、「うかつに地球に手を出せば死を招く結果になる」と進言するも、タイタン人の方は不敵に笑みを浮かべる…といったシーンが描かれます。
ここで登場するタイタン人、彼こそがサノスという人物です。
この時点ではあくまでその正体は明かされませんが、見るものに強烈な印象を与えるポストクレジットシーンとなっていました。
このシーンがあるからこそ、アベンジャーズの物語はここでは終わらず、むしろこれが”始まり”に過ぎない事を予感させてくれます…!
総合的な感想
マーベルMCU作品6作品目である今作『アベンジャーズ』。
文句無しで最高に面白いアクション超大作です。最高!!
全世界興行収入10億ドル最速突破、アカデミー賞(視覚効果賞)ノミネート、歴代3位の興行収入と2012年の最高興行収入を記録し、米エンパイア誌では”史上最高の映画100本のうちの一本”として取り上げられる
…といった華々しい功績が並ぶ本作。
まあそれも、これまでマーベルMCUシリーズを見て、そしてこの『アベンジャーズ』にたどり着いてそれを目の当たりにしたこちらとしては非常に納得です。
だって、もう、シンプルに面白くて仕方がないのだもの。
まず、これまで別々の作品、別々の世界線で繰り広げられてきた物語が一本の物語に収束する、この鮮やかさが素晴らしい。
これまでの物語で散りばめられてきた伏線、キーワード、登場人物たちが『アベンジャーズ』に集い、ぐっと回収されていく姿を見ることができ、本当に贅沢な作品だなと思います。
そして一本の物語としても、非常に綺麗にできているのが『アベンジャーズ』の特徴です。
地球に訪れた危機、それに伴うヒーローたちの結集。
結集するものの仲間割れを起こす彼ら、奏でられる不協和音。
そこに訪れた犠牲、そして立ち上がり結束し、ついに真の意味で”アベンジャーズ”が誕生していくー。
ただ単に「強い人達が集まって力を合わせて地球を救いました、めでたしめでたし」とはならず、これまでの物語で描かれてきた彼ら一人一人の”人”としての個性と、それ故にうまく行かないという現実を丁寧に描く。
そして、そんな彼らに向けられる決して好意的だけじゃない目も省かずに描くことで、”アベンジャーズ”というのがいかにして生まれたのか?という物語に重みが増しています。
だから、面白い。
物語の合間合間でちょいちょい挟まれる小ネタもとても良いんですよね。
70年の眠りから覚めて「これ以上驚くことはないだろう、10ドル賭けても良い」とニックに告げていたスティーブが、S.H.I.E.L.D.の空母を見て何も言わずにニックに10ドル渡すシーンだったり。
(スティーブさん、素直でよろしい。笑)
S.H.I.E.L.D.からの緊急事態の一方を受けて、椅子に縛られた状態だったはずのナターシャが素手でぼっこぼっこと相手を倒していく様子を、電話の向こうで飄々と待つコールソンのシーンだったり。
(ナターシャさん強いし、きっとそれが平常運転なんだろうな…)
「コールソンの上着のポケットからキャプテン・アメリカのカードが出てきた。彼はヒーローたちを誰よりも信じていた」とアベンジャーズの面々にニックが呼びかける感動的なシーンですが、実はそのカードはコールソンの上着ではなくロッカーに入っていたものだった…というオチがあったり。
(使えるものは何でも使う、というニックのエージェントらしい非情さが絶妙に良い)
こういった細かい個々のシーンで、時にクスッとさせてくれたり、こういうところ良いなあ、と思わせてくれたりするのが『アベンジャーズ』という映画の良いところ。
そういう部分も含めて、本当に素晴らしい、天晴な作品だと思います。
さて、アベンジャーズの物語としては今作で一区切りとなりますが、彼らの物語はむしろここから始まっていきます。
次作から始まる”フェーズ2”も引き続き期待が高まりますね…!
まとめ
今回の記事では、映画『アベンジャーズ』について、ネタバレ感想をお届けしました。
- ロキが四次元キューブを奪取し、セルウィグ博士&ホークアイを操って地球侵略を開始
- ニック・フューリーが「アベンジャーズ計画」を始動し、ヒーローたちを招集
- 集まったはいいものの、主義も性格もバラバラで不協和音&仲間割れが止まらない
- S.H.I.E.L.D.の兵器開発が判明し、信頼が崩壊しかける中でロキの罠が炸裂
- コールソンの死をきっかけに、ヒーローたちはようやく結束
- NY上空にワームホールが開き、チタウリ軍VSアベンジャーズの総力戦へ突入
- 核ミサイル発射という最悪の状況で、トニーが命がけの決断。戦局がひっくり返る
- ロキはソーに連行され、キューブも回収し一件落着。
- ポストクレジットでサノス登場。アベンジャーズの戦いは、ここからさらに加速していく…!
別々の作品で描かれてきたヒーローたちが、ついに同じ物語の中で出会って、ぶつかって、仲間割れまでして…それでも“犠牲”をきっかけに心を一つにしていく流れが、本当に綺麗で胸が熱くなります。
ただ派手に戦うだけじゃなくて、「このメンバーがどうやって“アベンジャーズ”になったのか」を丁寧に描いてくれるからこそ、ニューヨーク決戦の厚みが段違いになるんだろうな…と思います。
そしてポストクレジットに登場したサノスの不敵な笑み。
『アベンジャーズ』はここで一区切りではありつつ、実はここからが本当の始まりだと突きつけてくるのが良いところです。
フェーズ2以降も、ますます目が離せませんね!
BeePlus【びーぷらす】では、他にもマーベルMCU作品の解説、ネタバレ感想&考察を行っているため、合わせてチェックしてみてください~!
▼MCU前作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』についてはこちら
また、マーベルMCUの作品一覧については以下記事にまとめています。
「どこから見ればいいの?」「どんな順番で楽しめばいいの?」とお悩みの方は、ぜひこちらも見てみてください。


