【マーベルMCU】『アイアンマン2』ネタバレ感想&考察/解説|トニーを蝕む毒と“新元素”が導く進化

こんにちは、ゆーです!
今回は、映画『アイアンマン2』について、ネタバレありでたっぷり感想&考察を語っていきます◎
『アイアンマン2』は、派手なバトルが増えた続編…というだけではなく、“トニー・スタークという人間が崩れていく”ところまで描くのが面白いところだなと思います。
この記事では、モナコ襲撃からスターク・エキスポ決戦までをネタバレありで振り返りつつ、
トニーの“強さ”と“弱さ”が同時に見えるポイントをたっぷり語っていきます◎
▼前作『アイアンマン』についてはこちら
物語を振り返りつつ、感想&考察をお届けします~!

映画概要・あらすじ(アイアンマン2)
| 劇場公開日 | 米:2010年5月7日 日:2010年6月11日 | ||
|---|---|---|---|
| 監督 | ジョン・ファヴロー | ||
| 制作 | ケヴィン・ファイギ | ||
| 上映時間 | 124分 | ||
マーベル・コミックの人気作品をロバート・ダウニー・Jr.主演で映画化した「アイアンマン」の続編。新たなキャストとして、スカーレット・ヨハンソンとミッキー・ロークが参加。巨大軍事企業の経営者であり、天才科学者でもあるトニー・スタークは、前作で自ら開発したすさまじいパワーを発揮するパワード・スーツを装着し、アイアンマンとしてテロ組織と激闘を繰り広げた。その後、スタークはパワード・スーツを軍事利用のため国家に引き渡すよう命じられるが、これを拒否する。一方、スタークを敵視するウィップラッシュがアイアンマンと同等なパワーを持つスーツでモナコGPに現れ……。
【ネタバレ感想】映画『アイアンマン2』を振り返る
以下より物語のネタバレを含みます
①スターク・エキスポの開催とアイアンマンの問題
スターク・エキスポの開幕と政府公聴会
トニー・スタークが会見で自らがアイアンマンであると公表してから半年。
トニーはスーツを纏って世界各地で起こる紛争を鎮圧し続ける傍ら、後世に自身のテクノロジーを伝える博覧会「スターク・エキスポ」を盛大に開催します。
一方アメリカ政府からは、そんなトニーの”アイアンマン”を兵器としてみなされ、公聴会に呼びだされアーマーの引き渡しを求められます。
これに対しトニーは「アイアンマンと同等のテクノロジーは存在しない」「自分以外に誰もアーマーを開発することなど出来ない」と主張し、「世界平和は私に任せろ」「アイアンマンは平和を民営化した」とアーマーの引き渡しを断固拒否するのでした。
相変わらずの”トニー節”全開のオープニング!
アーマーを着てスターク・エキスポの開会式に乗り込む姿もド派手ですし、公聴会でも一歩も譲らず、自らの主張を押し通す姿はまさに前作『アイアンマン』で見せてくれた、傲慢で尊大な姿そのもの。
特に政府の前で政府側の主張を鮮やかに切り返し、挙げ句ピースサインとともにその場を去った姿はあまりにも芝居がかっていて、トニーらしくて大好きでした。笑
色々扱いにくいだろうな…と思いつつ、トニーの回りにいる人々はそんなトニーの姿に惹かれてしまうのだろうな…としみじみ思わされます。
トニーが抱える”問題”とナタリーとの出会い
一方そんなトニーの体にはある問題が。
それは、アーマーの動原力であり、トニー自身の生命維持装置でもあるアーク・リアクターの動力源「パラジウム」が放出する毒素。
トニーが生き、アーマーを動かすごとにパラジウムからの毒素が体内に広まり、やがて中毒で死んでしまうというのです。
冒頭のスターク・エキスポのシーンから何度も体内の毒素を計測し、中毒を遅らせるための「クソまずいドリンク」を一日に2リットル以上摂取しているものの、徐々にその中毒は広がっていき。
このままではトニーが命を落とす日も遠くない、という状況にまで差し掛かっていました。
トニーは命あるうちに使命を全うすべく、スターク・インダストリーズ社長の座を秘書であるペッパーに譲ることに。
そしてその手続きをする際に、法務部のナタリー・ラッシュマンと出会い、秘書としてヘッドハンティングするのでした。
美人のナタリーをヘッドハンティングすることについては、非ーー常にペッパーに嫌がられていましたけどね……(これはペッパーが気の毒)
イワン・ヴァンコの暗躍
その頃、時をほぼ同じくしてロシアでは、かつてアメリカに亡命しトニーの父であるハワード・スタークの共同研究者を務めていた元物理学者のアントン・ヴァンコが他界。
アントンはハワードとともにアーク・リアクターを開発した優秀な人物でしたが、スパイ容疑で逮捕・強制送還された後、シベリアで貧しい生活を送っていた人物です。
息子であるイワンはそのことでスターク一族に恨みを募らせ、父が残した設計図をもとに独学でアーク・リアクターを作り上げることに成功。
それを動力源として動く、アイアンマンを倒すためのパワードスーツを開発するのでした。
まるで『アイアンマン』のアフガニスタンでトニーが初めてパワードスーツを作ったときのような、「カーン、カーン」と響く音色が、今度は切なく聞こえるシーンでもありました。
②アイアンマンの危機
モナコ・カーレースでの襲撃事件
トニーはモナコで開催されるカーレースを訪れ、ペッパーやナタリーには相談無くレースに出場します。
そのレースの最中、パワードスーツを身にまとったイワンが急襲。
トニーはペッパー・ハッピーの助けにより、何とか「マーク5」を装着しイワンを返り討ちにすることに成功。
ところがこの事件は、トニーが「あり得ない」と言い切ったアイアンマンと同等のテクノロジーが他に存在する、ということを世間に知らしめてしまうのでした。
「トニー・スターク一人で世界を守ることができるのか」
「政府にアーマーを渡せばよかったのか」
…とかなり世間からの風当たりは厳しく。
スターク・インダストリーズとしても対応に追われ、自らの命の期限も迫り体調がどんどん悪くなっていく中、トニーは次第にそんな状況に嫌気がさしていくのでした。
ただでさえパラジウム中毒で苦しんでいる中、まさに泣きっ面に蜂というかなんというか…。
もともと大言壮語を吐いたトニー自身の自業自得、という側面もないではないですが、これはなかなかにしんどい状況です。
誕生日会での大喧嘩
そんな状況の中、トニーはマリブにある自宅で自らの誕生会を開催。
諸々の状況に嫌気がさし自暴自棄になったトニーは誕生会にアーマーを着て現れ、泥酔し大騒ぎをし、醜態を晒す羽目に。
その姿を見たトニーの友人である空軍中佐のローディはついに堪忍袋の緒が切れた。
彼を止めるために、トニーの自宅地下にある「マーク2」を無断で装着し、トニーとアーマーを纏った者同士で大規模な殴り合いの喧嘩が勃発。
マリブの自宅がボロボロになるまで殴り合い、挙げ句トニーを打ち負かし、「マーク2」を没収して空軍に持ち帰るのでした。
アーマー同士の喧嘩が激しすぎる!笑
いくら自暴自棄になったとはいえトニーさん、これはやり過ぎだろ…と思わずにはいられないシーンでした😓
ハマーの暗躍とイワン・ヴァンコ
一方、スターク・インダストリーズのライバル会社であるハマー・インダストリーズの社長、ジャスティン・ハマーは裏で手を回し、トニーに打倒されて収監されていたイワンを脱獄させていました。
ハマーの狙いは、イワンの技術力。
目の敵であるトニーを凌駕するイワンの力を買い、彼を使うことで自社の兵器ラインを拡大させて政府との軍事定型を目論んでいました。
そこでハマーはイワンにトニーが持っているのと同じようなアーマーの制作を命令しますが、イワンはこれに従わず。
黙々とイワンが作り上げたのは、遠隔操作型のロボットである”ドローン”でした。
イワンの行動で当初からの目論見は外れたものの、ローディが空軍に「マーク2」を持ち帰ったことで、ハマーはマーク2に自社の重火器を大量に付加。
「マーク2」は「ウォーマシン」として新たに生まれ変わるのでした。
トニーも大金持ちらしいムーブをずっとかましていますが、ハマーも「ザ・典型的な大金持ち」感が激しく滲み出ているのが良いんですよね…笑
ハマーの嫌な奴感が見ていて面白い。
③アイアンマンの進化とスターク・エキスポでの決戦
S.H.I.E.L.D.の手引きと父ハワードからのメッセージ
「マーク2」を友人に明け渡し、パラジウム中毒で体もままならないトニー。
喧嘩の翌日、彼はドーナツ屋の看板の上にいるところをS.H.I.E.L.D.の長官であるニック・フューリーに見つかります。
ニックはトニーに対し「胸の問題(=アーク・リアクターのパラジウム中毒)については解決できるはずだ」と諭し、トニーの父・ハワードがS.H.I.E.L.D.の創設に関わっていたことを明かします。
そして、パラジウム中毒問題が解決するまで、配下のナターシャ・ロマノフとフィル・コールソンを監視につけ、トニーを軟禁状態に置くのでした。
さてここで明かされるのが、トニーがその美貌に心を奪われてヘッドハンティングした元法務部の秘書ーナタリー・ラッシュマンの正体。
実は彼女はS.H.I.E.L.D.の構成員の一人で、ニックの部下であるエージェント/ナタリー・ロマノフでした。
自身の想像の及ばない範囲までS.H.I.E.L.D.の手が伸びていたことに愕然とするトニーでしたが、当のナターシャは涼しい顔。
S.H.I.E.L.D.という組織の力を感じるシーンでもありますね。
パラジウムに代わる新たな元素は何か。
そこでトニーは父・ハワードスタークのメッセージから、初代「スターク・エキスポ」のパビリオンの配置が実はこの世にない新しい元素の原子核と中性子を表していることに気が付きます。
「死後何年も経っても、まだ残してくれているのか」
そんな感慨とともに彼はついに新しい元素を発見。
家中の電力と部品、全てのパワーを用いてそれを合成することに成功するのでした。
父・ハワードがトニーに残したものが、こうして何度もトニーの命を救うことに。
たとえ遥か昔に死に別れていたとしても、当時は心の通うことが少なかったとしても。
父と子の絆って…、とぐっと胸が熱くなるシーンでした。
イワンの企みの正体とパビリオンでの決戦
その頃、ハマーはイワンに開発させた「ドローン」と、自社の重火器を大量に付加しローディが着用する「ウォーマシン」をスターク・エキスポの会場で発表。
が、実はイワンはドローン・ウォーマシンすべてのマシンをハッキングしていました。
イワンはドローンとウォーマシンを遠隔で操作し、スターク・エキスポの会場を大混乱に陥れます。
そこに新たな動力源を手に入れたトニーがアーマーを着て登場。
ハッキングされたドローンとウォーマシンに追い回されつつ、状況を収束させるべく戦います。
一方ナターシャはイワンが全ての元凶であることを突き止め、ハマーの研究所に急行。
ハッキングを解除することに成功し、無事ローディはウォーマシンの制御を取り戻し、トニーと協力してドローンを全滅させるのでした。
その後トニーとローディは、直接乗り込んできたイワンと決戦に挑み、2機のリパルサー・レイでついにイワンを撃破。
最終的には自爆しようとするドローンの中からペッパーを助け出し、無事アーク・リアクターとアイアンマンのテクノロジーの悪用を防ぐのでした。
アイアンマンとウォーマシンのコンビがここに誕生!
二人が背中を預けあって戦うシーンは格好良かったですね~!
”アベンジャーズ計画”について
一件落着後、S.H.I.E.L.D.の基地に呼び出されたトニー。
そこでニックからトニーの評価が告げられ、「アイアンマンは適格だが、トニー・スタークは不合格」との評価を告げられます。
そしてトニーは現時点ではアベンジャーズの正式メンバーではなく、あくまで”相談役”として起用されることになるのでした。
「君は最重要人物ではない」という意味深なニックのセリフ。
見ているこちらとしては「他にどんな人がいるんだー!」とワクワクしますが、トニー本人は非常に不服そうでしたね。笑
ポストクレジット:ニューメキシコのハンマー
エンドロール後、S.H.I.E.L.D.のエージェントであるコールソンがニューメキシコ州を訪れるシーンが描かれます。
そこにあったのは、砂漠の中に突き刺さる”ハンマー”。
一体このハンマーは何なのか。ニューメキシコを訪れたコールソンの目的は。
次回作への期待をたっぷり残した状態で、『アイアンマン2』の物語は幕を下ろします。
そしてこの出来事が『マイティ・ソー』へと繋がっていく…!
総合的な感想
マーベルMCU作品二作品目である今作『アイアンマン2』。
1の面白さはそのままに、より深くトニー・スタークという人物、そして彼を取り巻く環境と状況が描かれる、続編として最高の作品なのではないかと思います。
1で描いた人物の背景をより深くぐっと描きつつ、主人公が新たな問題に直面し、それを新たな登場人物によって解決に導き、最終的には大団円。
やはり物語の”続編”はこうでなくっちゃ!
自ら手作りしたヒーローである「アイアンマン」。
それ故に発生するパラジウム中毒問題や、国からの干渉、そしてスターク・インダストリーズの因縁が巻き起こす戦い。
それら全てが上手く繋がって、最終的に綺麗に解決に導かれる構成はいつ見ても綺麗だなあ、と思います。面白かったなあ!
そしてやはり光るのは”トニー節”。
パラジウム中毒に悩まされながらもペッパーにだけはそれを伝えることが出来ず、その他大勢の人の前では大言壮語を吐いて傲慢な態度を貫く。
挙げ句自暴自棄になって泥酔して醜態を晒すところまで含めて、いかにも”トニーらしい”というのが2作品目にして深い納得感とともに見れるのも凄いことだなと思います。
本当に良いキャラクターしているよ、トニー・スターク…!
また今作ではいよいよS.H.I.E.L.D.という組織がしっかり顔を出してきました。
2つの顔と高い戦闘力を持つナターシャも魅力的ですし、個人的には飄々と笑顔ででも力強く事を前に進めるあのフィル・コールソンが大好きなんですよね。笑
余談ですがコールソンが好きなあまり、派生シリーズの『エージェント・オブ・シールド』は全話全て鑑賞済みです。←
S.H.I.E.L.D.が物語に加わり、徐々に”アベンジャーズ”の影が見え始める今作品。
続編としても最高ですし、今後の足がかりとしても非常に期待を持たせてくれる、良い作品だなと改めて思いました。楽しかった!
まとめ
今回の記事では、映画『アイアンマン2』について、ネタバレ感想をお届けしました。
- トニーは“アイアンマンの民営化”を宣言するが、政府公聴会でアーマー引き渡しを拒否
- アーク・リアクターのパラジウム中毒が進行し、トニーは命の期限に追い詰められていく
- スターク家に恨みを持つイワン・ヴァンコが同等技術で襲来
- 自暴自棄の誕生日会で、トニーとローディがアーマー同士の大喧嘩→マーク2は空軍へ
- ハマーの暗躍でイワンが脱獄、ドローン軍団&ウォーマシンがスターク・エキスポを混乱に陥れる
- S.H.I.E.L.D.が本格介入、ナターシャの正体が明かされる
- 父ハワードのメッセージから新元素を生み出し、毒の問題を突破しアイアンマンが“進化”
- 終盤はアイアンマン×ウォーマシンの共闘で決着、“アベンジャーズ計画”が現実味を帯びる
- ポストクレジットの“ハンマー”で、次作『マイティ・ソー』へ!
今回の記事では、映画『アイアンマン2』についてネタバレありで感想&考察をお届けしました。
“トニー節”全開で世界に挑発的な宣言をする一方で、パラジウム中毒で確実に追い詰められていくトニー。
強がりと弱さが同時に描かれるからこそ、誕生日会での自暴自棄やローディとの衝突も苦く、でも非常に人間味があって…やっぱりトニー・スタークというキャラクターは最高だなと改めて思わされます。
そして今作は、ウィップラッシュ&ハマーの暗躍からスターク・エキスポ決戦まで、見どころが詰まっているだけでなく、S.H.I.E.L.D.やナターシャの登場で「アベンジャーズ」へ向けた物語が本格的に動き出す重要作!
ポストクレジットの“ハンマー”まで含めて、次作『マイティ・ソー』へのワクワクも完璧です☺️
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▼前作『アイアンマン』についてはこちら
また、マーベルMCUの作品一覧については以下記事にまとめています。
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