こんにちは、yu-です!
先週スタートしたマーベルドラマシリーズの『ロキ』、その第4話が本日6月30日に配信開始されました。
怒涛の展開、という言葉でしか表せないレベルの展開の数々に、48分間の間何度「えっっっ??」という言葉を抑えきれずに口にしてしまったことか。
ドラマシリーズで良かったとつくづく思いますね。映画館で声出て迷惑になるやつだこれ。←
一体後2話でこの物語はどこに着地するつもりなんだ…、とワクワクが止まりません。
というわけで、今回の記事はそんな『ロキ』第4話のネタバレ感想&考察をお届けします!
第4話の物語を復習していきましょう。
第3話までのネタバレ感想記事はこちらから。
Contents
作品情報
公開年 | 2021年6月9日~7月14日 | ||
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上映時間 | 各話50分程度のドラマ形式※全6話 | ||
原題 | Loki | ||
スタッフ | 監督:ケイト・ヘロン |
MCU最新作のDisney+作品
『ロキ』は、マーベル・スタジオが製作するインターネットテレビドラマシリーズです。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)はこれまで映画をメインに展開され、テレビ放送やネット配信といった他の媒体で公開されたドラマシリーズは映画本編に影響を与えることがない外伝扱いでした。
『エージェント・オブ・シールド』や『エージェント・カーター』などが良い例ですね。
この2作品はアメリカのTVドラマシリーズとして公開しましたが、映画本編には影響なく、言ってしまえば「見ていなくても問題ない」作品でした。
…といいつつ『エージェント・オブ・シールド』が『ワンダヴィジョン』にすこーーし関わってきたりと、今後はどうなるかはわかりません(期待)。
話をもとに戻すと、一方で今後Disney+で公開される作品群は映画と同じくシリーズの将来に影響を及ぼす本編として位置づけられると発表されています。
今作『ロキ』は、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ワンダヴィジョン』に次ぐDisney+作品の第二作品目です。
第3話あらすじ
崩壊間際の惑星、ラメンティス1号星。
その惑星から脱出する術を失い、途方にくれるロキとシルヴィだったが、その瞬間かつて無いレベルの分岐イベントが発生。
それにより二人の存在はTVAにバレてしまい、連行されてしまうのであった。
そこでロキはメビウスに、TVAの職員は皆元変異体であるということを告げるのであった…。
【ネタバレ感想】怒涛の展開、そして明かされる真実
冒頭からかなり想定外の展開となった第4話。
…いや、まあ想定外の展開になるのはもはや毎度のことなので、そこに関しては「おうおうこうなるのね~!」くらいの気軽さで受け止められるくらいの耐性はついているのですが。笑
とはいえそんな耐性=こちらの予想をぽーーん!と超えてきてくれるMCUの強さを改めて感じる羽目になりましたね…。
そんなものはもう分かってるぜ!…と毎回思うのに、毎回毎回予想を超えてくる。
だから大好きなんですよね…
というわけで、第4話の物語に入っていきましょう。
①分岐イベント発生
終末を迎えるラメンティス1号星で途方にくれるロキとシルヴィ。
ところがそこで想定外の分岐イベントが発生、TVAに発見され連行されることに。
結果的にはラメンティス1号星の崩壊から免れ一旦命をつなぎとめたわけですが、TVAに変異体として連行された時点でその生命がかなり危ない状態にあることは変わらないわけです。
ただ、恐らくロキに言わせればこうなるのでしょう。この言葉、かなり好きです。
負けることもある。時には手ひどく。
だが死なない。
必ず生き延びる。
C20の行方
さて二人が捕まる少し前、冒頭ではメビウス分析官がC20ー、前々回第二話にてシルヴィに操られていた隊員の身を案じるシーンが描かれます。
ところが、上官であり裁判官であるラヴォナ・レクサス・レンスレイヤーから、C20はすでに亡くなっている、と知らされるのでした。
これには驚く一方、第3話にて彼女が自らの過去を思い出した可能性があることを知っているこちらとしてみれば、
もしや真実を知ってしまった彼女を、タイム・キーパーが”消した”のでは…?と思わずにはいられませんでした。
シルヴィの過去
一方、冒頭のシーンではシルヴィの過去も描かれます。
このシーンにより、シルヴィが間違いなくロキの変異体であることが確定。
こんなに幼い頃にTVAに連れ去られ、そして逃げ続けてきたのか…、という彼女の人生の壮絶さを思わずにはいられません。
②時の牢獄と尋問
TVAに連行されたロキとシルヴィは別々に尋問を受けることに。
そこで抵抗するロキは、メビウス分析官によって”時の牢獄”に閉じ込められるのでした。
今までに登場したタイムドアと異なり、”赤枠”であった時点で何やらこれは不吉なものだぞと思わせられる”時の牢獄”。
果たしてその正体は、ロキ自身の過去にある記憶でした。
久々の登場!
時の牢獄に入れられたロキが目にしたのは、なんとレディ・シフ!
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』以来、『エージェント・オブ・シールド/シーズン2』以来の久々の登場です。
懐かしい!久々に会えた!…とこちらが喜ぶのもつかの間。
卑劣で性根の腐った虫けらめ
と全力でロキをこき下ろした上で、きつーーくぶん殴っては蹴り上げるというなかなかえげつない攻撃。
どうやら昔ロキがシフの髪の毛を切ってしまった事件があったようで。
その後日譚を再生されているようでした。
しかもこれが永遠ループ。
こんなんされたら心折れますわ……。
分岐イベントが発生したそのワケは…
その後メビウスの尋問を受けるロキ。
ここでも飄々と嘘を吐きまくるロキですが、シルヴィがB15によって選定されたと知り顔色を変えます。
そこで、メビウス分析官にロキはその心に秘める思いを言い当てられるのでした。
顔に出てるぞ、彼女が好きか。
~中略~
分岐イベントの原因が君らにわからないわけだ。
お互いに夢中だとは。
要はお互いにお互いを想ったから、分岐イベントが発生したというわけ。
なんと、まさかMCUのドラマシリーズでこんな展開になるとは。
『マイティ・ソー』のときや『アベンジャーズ』のロキを思うと信じられん展開ですね…!
③メビウスの疑問
ロキとシルヴィの尋問を終え、彼らを剪定することになって一件落着、メビウスとラヴォナは祝杯をあげますが、メビウスは何やら腑に落ちていない様子。
- なぜC20の詳細を語ってくれないのか
- なぜシルヴィの尋問を任せてくれないのか
ここに疑問を持ったメビウスは、ラヴォナを騙し彼女の持つものを奪取。
それにより、C20の証言をラヴォナが隠していたことを知るのでした。
真実を知ったメビウスはロキの元へ。
「TVAの職員が皆元変異体である」というロキの、シルヴィの主張を信じたわけです。
そこでロキと共に脱出を図るメビウスですが、そこに待ち構えていたのはラヴォナ。
抵抗虚しくメビウスはその場で剪定されてしまうのでした。
もうこのあたりから展開が急速に加速していて。
メビウス気づいた!ロキを信じた!味方になった!やった!えっ嘘剪定された……!?
…とまあ感情がなんとか追いつくので精一杯でしたね。
④タイム・キーパー
ロキとシルヴィはタイム・キーパーの目の前で剪定されることに。
ついに謎の存在であったタイム・キーパーと謁見の時が訪れます。それも、なかなか最悪の形で。
メビウスも訪れたことが無いというタイム・キーパーの御所(?)に連れてこられたロキたち。
たどりついた場所は、もういかにも!悪の巣窟とも言うべき暗く陰鬱な場所でした。…というのは完全に偏見ですね。ただあのスモークの量はすごい。笑
いよいよ剪定されそうになったその時、シルヴィによって過去を知ったB15が乱入!
B15はロキとシルヴィの首輪を取り、武器を託し。
そして二人は息を合わせてTVA職員を戦うのでした。
この展開は熱い。第3話でもこの二人で戦うシーンが有りましたが、この微妙に絶妙に息があった雰囲気がたまりません。
最終的にその場にいた職員をすべて伸し、二人はタイム・キーパーの元へ。
そのままタイム・キーパーに一撃を食らわせることに成功するものの、転がってきたのは機械の頭。
そう、そこにいたタイム・キーパーの正体は”心のないアンドロイド”だったのです。
結局の所、二人は黒幕を追い詰めることはできなかった。
そうやって落胆するのも束の間、ロキは後ろから立ち上がったラヴォナによって剪定されてしまうのでした…。
これどーすんだ…。
ラストの衝撃
衝撃のシーンのままいつものミッドクレジッドシーンへ。
ところが物語はまだ終わっていなかった。
見るからに荒廃した土地に現れたのは、剪定されたはずのロキ。
そんなロキに声をかける人物が現れます。
一緒に来ないとしぬ
そこで顔を上げると、そこにいたのはどこか誰か雰囲気が似ている、3人+1匹でした。
第4話はここで終了です。
…と思いつつ、一人はハンマー持ってるし、人間じゃない生物もいるしとなかなかカオスです。
謎は次回に持ち越された……
もはやすべてが疑わしいあの組織
第4話を見て思うこと。
それはあの組織…、TVAにまつわる何もかもがもはや疑わしい、ということ。
もはやTVAについて説明された何もかもが疑わしく、何が正しいのかさっぱりわからん状態になっています。笑
タイム・キーパーの実在が無い、可能性が高まった。
こうなると、今まで語られてきた、
- 神聖時間軸
- 分岐
- 変異体
- 剪定
これらの言葉の概念からしてひっくり返ってしまってもおかしくないわけです。
特に”剪定”については、てっきり命を奪うもの、対象者の存在を消滅させるものかと思いきや、どうやらそういうわけでもなさそうであることがラストシーンでわかりました。
ここまで”剪定”を視聴者に対しても恐れさせてきた上でのこの展開は、なんともまあまさしく裏切られたなあ、と。笑
そして、こうなると気になるのは”黒幕”です。
黒幕は誰なのか
TVAの組織そのものでもなく、タイム・キーパーは実在が無いかも知れない。
では、誰が何のためにTVAを組織して、神聖時間軸を守らせようとしたのか。
この辺の謎については未だわからぬままですが、にわかに怪しい人物は浮上しています。
それが、ラヴォナ・レクサス・レンスレイヤー。
TVAの裁判官も務め、メビウスと旧知の仲であるように見える、力強い女性です。
ところが今回の第4話にてC20のを亡くなったものとしたり、タイム・キーパーと謁見したり。
更にはラストシーンでロキを剪定したりと、もう怪しい行動が目に付きすぎます。
さてそんなラヴォナ・レクサス・レンスレイヤーですが、原作コミックスではヴィランの“征服者カーン”に深い縁のある人物。
これまではそこまで目立った存在では無かったことから、これはミスリードなのかな?と思っていたのですが、一転征服者カーン登場説が浮上してきましたね。
とはいえ現段階ではこれ以上の確定情報が無いため推測の域を出ませんが、何にせよ強大な力とやらは世の中に存在するべきではありませんね…。
まとめ
今回の記事では、マーベルドラマシリーズ『ロキ』の第4話「分岐イベント」についてネタバレ感想&考察をお届けしました。
『ロキ』は全6話。もう物語も後半に入ったわけですが、これ本当に後2話で終わるのか??という心配が頭をもたげていますが、この心配が無駄であることを私はすでに知っています。
それは前作『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ワンダヴィジョン』にて、この二作品ともラスト2話くらいの展開にひたすら驚かされ、魅せられ、そして着地した結末に拍手を贈ったのをはっきりと覚えているから。
むしろ心配なのは、気になりすぎて楽しみすぎてこの一週間『ロキ』のことばかり考えて過ごしてしまいそうなことですね。
まあこれは仕方ないし、なんと贅沢な悩みでしょうか……。
残り2話となった『ロキ』。
最後まで全力で楽しんでいきましょう…!!