マーベルドラマシリーズ『ロキ』第3話「ラメンティス」のネタバレ感想&考察!シルビィとの会話の意味は?ロキの運命は?謎多き第3話を振り返ります

こんにちは、yu-です。

 

先週スタートしたマーベルドラマシリーズの『ロキ』、その第3話が本日6月23日に配信開始されました。

 

前回非常に気になるラストで終わり、3話の配信開始を今か今かと待ち続ける羽目となったこの一週間。

相変わらず、マーベルのドラマシリーズは終わらせ方と次への繋げ方がうまい。

こんなの、1~6話まで一気に配信されていたら、見終わるまでもう一瞬でしょうね…。笑

 

というわけで、今回の記事はそんな『ロキ』第3話のネタバレ感想&考察をお届けします!

第三話の物語を復習していきましょう。

 

第二話までのネタバレ感想記事はこちらから。

 

 

作品情報

公開年 2021年6月9日~7月14日
上映時間 各話50分程度のドラマ形式※全6話
原題 Loki
スタッフ 監督:ケイト・ヘロン

 

MCU最新作のDisney+作品

 

『ロキ』は、マーベル・スタジオが製作するインターネットテレビドラマシリーズです

 

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)はこれまで映画をメインに展開され、テレビ放送やネット配信といった他の媒体で公開されたドラマシリーズは映画本編に影響を与えることがない外伝扱いでした。

 

『エージェント・オブ・シールド』や『エージェント・カーター』などが良い例ですね。

この2作品はアメリカのTVドラマシリーズとして公開しましたが、映画本編には影響なく、言ってしまえば「見ていなくても問題ない」作品でした。

 

 

…といいつつ『エージェント・オブ・シールド』が『ワンダヴィジョン』にすこーーし関わってきたりと、今後はどうなるかはわかりません(期待)。

 

話をもとに戻すと、一方で今後Disney+で公開される作品群は映画と同じくシリーズの将来に影響を及ぼす本編として位置づけられると発表されています。

 

今作『ロキ』は、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ワンダヴィジョン』に次ぐDisney+作品の第二作品目です。

 

今後MCU作品を楽しむためにはDisney+への加入が必須!

 

 

第3話あらすじ

 

TVAを襲う変異体の後を追いかけたロキ。

変異体が向かった先はTVAだった。

そう、彼女はTVAの職員から聞き出したタイムキーパーのもとへ押し入ろうとしていたのだ。

そこへ駆けつけたロキだったが、そのまま二人はタイムドアを通って移動。

たどり着いた先は、「ラメンティス1号星:2077年」。

そこは、惑星の衝突によって全滅する寸前の星だった…。

 

【ネタバレ感想】物語は想定外のバディものに

 

まさかこの物語が、まるで『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のようなバディものになるとは。それも、女性と。

第一話を見た段階では、全く想像のつかない展開ですねこれは…。

 

前回の記事でも述べましたが、そもそもロキが迷い込んだ世界も謎、ロキ自身の思考も謎、そして登場人物も謎だらけ。

そんな中で様々な展開が繰り広げられるわけですから、先が読めないのも当たり前、といいますか。

毎回毎回、「えっ、こうなるの!?」と驚かされる展開が続きますね。面白い。

 

というわけで、ここからは『ロキ』第3話「ラメンティス」について物語の流れに沿って語っていきます。

 

①ラメンティス1号星

あらすじにて書いた展開を経て、二人がたどり着いたのは「ラメンティス1号星:2077年」

ついに地球以外の惑星へ飛び出しましたが、あのタイムドアを利用している以上「どの惑星か?」というのは大した問題ではなさそうですね…。

 

宇宙空間が舞台のMCU作品といえば『ソー』シリーズの他に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズがありますが、今作はどちらかと言うとダークな雰囲気が漂っているので個人的には『エージェント・オブ・シールド』味を感じました。

完全に好みですねこれは。

 

 

そんなこんなでたどり着いた惑星ラメンティスは滅びる寸前。

それもそのはず、変異体…こと女性版ロキたるシルビィは、大災害の前を狙ってTVAの目をごまかしていました。

そのため、恐らくシルビィの持つあのタイムパッドには、そんな大災害寸前の場所と時間が登録されていたのでは?というのがシルビィの発言からも伺えます。

 

タイムパッドの中で最悪の目的地

 

TVAでの戦闘、移動後の戦闘、そしてラメンティスだと発覚した後の罵り合い…。

どのシーンを切り取ってもロキさんの妙な余裕が感じられて、見ていて面白いシーンでしたね…!笑

 

シルヴィの正体とは?

さて、しれっと”シルヴィ”と書いてきましたが、彼女の正体は何か。

正直この点についてはよくわからないままです。

 

前回、ラストに登場したのが女性だった時点で、彼女が「レディ・ロキ」である可能性に言及しましたが、

今回彼女が名乗った名前、”シルヴィ”というのは、これまた原作コミックスに登場する、ロキに最も近い魔法を操る女性”エンチャントレス”というキャラクターの本名と一致しています。

 

 

ただ現時点ではいずれの説も可能性があると見て良いでしょう

何れにせよ、確定するような証拠は出ていないので…。

 

今後その正体を明らかにするのでしょうか?あるいは…?

 

②パワーをチャージせよ

さてそんなタイムドアを作り出す機械・タイムパッドを利用して脱出を図るシルビィでしたが、先程の移動によりパワー切れ。

そこで二人は罵り合いながらも、タイムパッドのパワーをチャージすべく共に行動し始めます。

 

惑星の滅亡が迫り、辺りには小さい隕石が常に降り注ぐ…という、The・世界の終わりの体を為す舞台で軽快な会話を続ける二人の姿が絶妙に面白いシーン。

この背景とのアンマッチっぷりには思わず笑っちゃいました。

 

”交渉術”

さて、ロキの前でシルヴィはロキの変異体の一部として振る舞うわけですが、お互いが利用する魔術には違いがあります。

そして、性格にも。

 

その二人の”差”が、小屋に住む住人に話を聞くときの対応や、警備をごまかして列車に乗り込むときの対応のシーンで色濃く現れているのが、これまた面白い。

 

特に、小屋に住む住人の旦那さん(?)に化けたロキが一瞬でふっとばされるのは最高ですね。←

 

そんなシーンの中でも、二人の間では
ロキ「ロキらしくない!」
シルヴィ」ロキらしいって何?」
…なーんて言うようなちょっときになる会話がかわされていきます。

 

列車の中での会話

タイムパッドのチャージをするためには、住民が避難するための”箱舟”のパワーを奪うしか無い。

というわけで二人は列車に乗り込む…、もとい不法侵入をするわけですが、ここで二人につかの間の休息が訪れます。

 

そして二人は、ロキとロキとして、ロキとシルヴィとしてポツポツと会話を交わすのでした。

母親はどんな人だったか。どんな魔術を使用するのか。愛とは何か。

 

その後軽く眠りにつくシルヴィでしたが、目をさますとなんとロキがTVAの制服に戻った上、呑んで、踊って、歌っている。

なんと軽率な…、と内心思いつつ、なんだこの可愛すぎるロキの姿は!!…と思ってしまったのは私だけでは無いはずです。笑

 

そしてロキは、シルヴィに愛についてこう語るのでした。

 

愛とは、短剣。
遠くからでも近くでも力を発揮する武器であり、
自分の姿を映す美しいもの、傷つけるまでは。
掴もうとすると…(消える)

 

ロキの人生にとって、”愛”というワードはなかなかシビアなワードですね。

 

③箱舟を目指せ

そんなガンガン酔ってしまったロキは警備員に怪しまれ、戦闘に突入。

シルヴィと共に迫りくる警備員をバッタバッタと倒すのですが、結局警備員たちにより列車の外へ放り投げられてしまいます。

放り投げられた表紙にタイムパッドも破壊。ロキの後を追ったシルヴィと共に途方にくれる羽目となるのでした。

 

その後絶望するシルヴィに、ロキは「箱舟に乗り込み、ちゃんと動かして一緒に脱出しよう」と提案します。

 

これにシルヴィは賛同。

迫りくる敵をかき分け、かき分け、ようやく箱舟に到達するも時既に遅し

隕石の衝突により箱舟はぶっ壊れてしまうのでした。。

 

この箱舟がぶっこわれたところで第3話終了。
果たしてロキとシルヴィは脱出できるのか。
恐らく脱出できるので、どうやって逃げるのか。
そして彼らの目的の行く先は…?

 

伏線?思い過ごし?気になったポイントまとめ

 

第1話・2話と異なり、物語としてはそこまで大きく展開せず、ひたすらにロキとシルヴィの姿を見続ける回となりましたが、細かい部分でちょいちょい引っかかる部分がありました。

そこで、この章ではそんな”引っかかる部分”についてまとめていきます。

 

伏線かもしれないし、もしかしたら単なる思い過ごし、考えすぎかも知れない。

とはいえ回収してくれたら嬉しいな…、という内容です。

 

A. シルビィの言動

まず気になったのは列車の中でのシルヴィの言動。

具体的には以下の2つのポイントが「ん?」となりました。

 

  • しきりにロキに休憩することを勧めること
  • 「何かが起きてる」というセリフ

 

特に二つ目ですね。

酔って歌い踊るロキのもとにつかつかと歩み寄った後、こんな会話を交わします。

 

シルヴィ「何かが起きてる」
ロキ「ああ、惑星が衝突する」
シルヴィ「変な目で見られてる」

 

この直後に警備員たちに取り囲まれることから、ここでシルヴィが警告したことはそれなのか?…とも思えますが、もしそれを警戒しているとしたら、「何かが」なんて言い回し、あまりしないのでは無いでしょうか。

 

B. やっぱりあの組織は怪しい

これはもう気になるべくして気にならせている気がするのですが、あの組織とはTVA。

もっというと、タイムキーパー、実は真っ黒なんじゃないの??ということです。

 

というのも、箱舟に向かう途中のロキとシルヴィの会話で、しれっと重大事実が明らかになっているのです。

 

シルヴィ「TVAのあの若い兵士は頭の中が滅茶苦茶だった。だからTVA以前の記憶を引き出した。」
ロキ「今、なんと言った?」

 

あれ。

TVAの職員は”タイムキーパー”が作り出した、と言っていたはず。

 

そして訝しむロキに対し、シルヴィはこう続けます。

 

全員私たちと同じ変異体。

 

まさか、と。

そうきたか、と。

そうか、結局タイムキーパーがとにかく親玉なんだな、と。何のかはわからないけれど。

 

現時点ではよくわからないことのほうが多いのですが、少なくともタイムキーパーが、ロキのような変異体をTVAの職員として働かせており、その上彼らはそんな自分自身の出自の一切を忘れている状態であることが明らかになりました。

 

怪しい。怪しすぎる。

 

C. 崩壊した建物が巻き戻った

3つ目は、ロキとシルヴィが崩壊する惑星、止めようとする警備員を押しのけて箱舟に向かっている最中のこと。

 

隕石の衝突によって倒壊しかけたビルが、まるで時間が巻き戻ったかのように見えたのです。

それも、間一髪のところで。

 

これはどういうことなのか。

ビルが倒壊する寸前、ロキが「任せろ!」と叫んでいたため、きっと彼が何かをしたのでは?と踏んでいるのですが、果たしてその正体は。

 

個人的に熱い展開としては、第一話の時点でロキがタイムストーンを盗んでおり、使用した…というもの。

もしそうであれば、第4話では時間を巻き戻して再びラメンティス脱出を図る…、なんて展開が期待できちゃいます。

 

もし当たったら褒めてください。←

 

まとめ

 

今回の記事では、マーベルドラマシリーズ『ロキ』の第3話「ラメンティス」についてネタバレ感想&考察をお届けしました。

 

1~3話までの間に大量に大小様々な謎が散りばめられた『ロキ』。

そんなこの物語も、全6話のためすでに折返し地点です

 

さあ次回の第4話は、物語の起承転結としては恐らく”転”に当たる部分。

ここまで広げた風呂敷を、このあとどんな展開でもって畳んでいくのか。

 

楽しみにしているし、期待もしている。

そしてきっとMCUは、そんな素人の期待なんぞ軽く飛び越えていってくれるんでしょうね…!

 

残り3話。

全力で楽しんでいきましょう!

 

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