マーベル『ロキ』第1話「大いなる目的」のネタバレ感想&考察!TVAとミス・ミニッツが早速登場する新しい世界観に魅せられる!

こんにちは、yu-です!

 

いよいよ本日2021年6月9日、MARVELのドラマシリーズ『ロキ』が配信開始されました!

 

というわけで、もう夜になるのを今か今かと待ち焦がれ、もはや日中の記憶が吹っ飛ぶレベルで待ち焦がれ、早速第一話を楽しんできたのですが、本当にMCUは期待を裏切らない…。

 

エンドゲームのあの偶然がもたらしたロキの逃亡、そしてそこから始まる今回のドラマシリーズ。

過去二作のドラマシリーズ、というより今までのMCU作品からはかなり毛色の変わった新鮮な世界観に魅せられる一時間でしたね!

 

今回の記事では、そんな『ロキ』の第1話「大いなる目的」について、語っていきたいと思います。

 

 

作品情報

公開年 2021年6月9日~7月14日
上映時間 各話50分程度のドラマ形式※全6話
原題 Loki
スタッフ 監督:ケイト・ヘロン

 

MCU最新作のDisney+作品

 

『ロキ』は、マーベル・スタジオが製作するインターネットテレビドラマシリーズです

 

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)はこれまで映画をメインに展開され、テレビ放送やネット配信といった他の媒体で公開されたドラマシリーズは映画本編に影響を与えることがない外伝扱いでした。

 

『エージェント・オブ・シールド』や『エージェント・カーター』などが良い例ですね。

この2作品はアメリカのTVドラマシリーズとして公開しましたが、映画本編には影響なく、言ってしまえば「見ていなくても問題ない」作品でした。

 

 

…といいつつ『エージェント・オブ・シールド』が『ワンダヴィジョン』にすこーーし関わってきたりと、今後はどうなるかはわかりません(期待)。

 

話をもとに戻すと、一方で今後Disney+で公開される作品群は映画と同じくシリーズの将来に影響を及ぼす本編として位置づけられると発表されています。

 

今作『ロキ』は、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ワンダヴィジョン』に次ぐDisney+作品の第二作品目です。

 

 

今後MCU作品を楽しむためにはDisney+への加入が必須!

 

 

第1話あらすじ

 

「アベンジャーズ/エンドゲーム」のとある出来事により、”四次元キューブ”を手にしたロキはアベンジャーズから逃亡。

ところが、逃亡先に現れたのは、妙なコスチュームと武器を携えた集団だった。

そのまま為すすべも無く連れ去られたロキ。

連れ去られた先は、時系列を乱す危険の高い存在を排除する組織である、時間変動機関、Time Variance Authority、通称TVAであった…。

 

【ネタバレ感想】壮大なスケール!物語は”時間”の世界へ

では早速第一話について語っていきます。

 

『エンドゲーム』のシーンからスタート

開始早々描かれたのは、2012年のニューヨーク。

MCUファンならもうこの時点でピンとくるかと思いますが、舞台はニューヨーク決戦。

 

『アベンジャーズ/エンドゲーム』にて四次元キューブを手にしようとしたトニーがハルクに激突、たまたま捕らわれたロキのもとに滑り込んできたことからロキが逃亡を果たすシーンから物語は始まります。

 

ロキにとっては千載一遇のチャンスを手にしたシーン、トニーにとっては四次元キューブを手放してしまう雪辱のシーンではありますが、何度見てもことの元凶となったハルクの姿には笑けてきちゃうんですよね。

ニューヨークを救ったヒーローであるはず(それも切り札だった)なのに、階段を押し付けられちゃうところとか、それに対して「階段嫌い!!」と叫ぶところとか、絶妙に面白くないですか。笑

 

絶対『アベンジャーズ』の頃から、ハルクの扱い完全に変わってますよね…、彼は彼なりに苦悩していたはずなんですけども…。笑

 

 

とまあ話は脱線しましたが、そんなロキがたどり着いた先はゴビ砂漠。

きっと一度は社会の授業で聞いたことのある地名です。そのことにおお~!となっていたら、思ったよりゴビ砂漠ターンが短かった。←

せっかく逃げ出したのに、もっとわけのわからん組織に即刻捕らわれてしまいます。なんとも不憫だな…。

 

すでにこの辺りから、全力で悪党なのに憎めないロキの雰囲気が全開ですね!

 

ようこそ、TVAへ!

捕らわれたロキが連れてこられたのは、「時間変動機関」、通称TVA。

そこでTVAがなにか?が全く説明されないまま、ベルトコンベアよろしく片っ端から処置を施されていくロキ。

 

アズガルドのマント、一瞬で溶かされてしまって可哀想。(可愛い)

あの服を溶かすロボット(?)の表情も、絶妙に腹が立ちますね。←

 

超イライラしているのに、絶妙にいらいらをかわされていく姿が、見ていて可愛らしいです。←笑

 

TVAとはなにか?

さあ登場してきました、TVA。

何の前触れも無く登場して(正確には予告編にはめっちゃめちゃ登場していましたが。)急に物語の軸を奪っていった謎の組織。

 

こいつらが何なのか?というのは、第一話の時点ではそこまで語られず。

後のミス・ミニッツの言葉により、とりあえずそんな組織があったのね~、位の認識は得られます。笑

 

ちなみに、TVAという組織は原作コミックスにも登場していますが、今回のドラマ内の設定と特に大差はありません。

 

ミス・ミニッツの登場

予告やら、SNSやらで何度も登場していた、あの妙に鼻に付くハイテンションなキャラクター、ミス・ミニッツが早くも登場。

 

 

彼女(で良いんだよな…?)によって、前述のTVAが何なのか?TVAが何をする組織なのか?がさくっと語られていきます。

 

大体の要素をざっとまとめるとこんな感じ。

 

TVAとは?

  • 大昔、全てを知る”タイムキーパー”が多元宇宙を一の時間軸に統一、「神聖時間軸」を誕生させる。
  • 神聖時間軸の道を外れた存在を”変異体”と呼ぶ。
  • 変異体を放っておくと戦争が起こる。
  • タイムキーパーが従業員を創出、変異体を排除し時間軸を守っている。

 

これを遂行する組織がTVA!

 

なんだか急に色んな概念やら要素が出てきたぞ…、とSF系も大好物な私にとっては美味しい展開。

こういう要素にはワクワクしちゃうんですよ!もう!笑

 

基本的にはふんふん、と聞き流していた(ミス・ミニッツさんゴメン)のですが、一点引っかかっる言い回しがありました。

 

タイムキーパーたちがTVAと作業員を自ら創出

 

「自ら創出」…って何なんでしょうね?

なんとなく今後関わってくるのではないか?という気がしないでもありません。気にし過ぎかもしれません。

 

何にせよTVAの正体については、おいおい明らかになっていくことでしょう…

 

メビウスとの出会い

その後裁判にかけられることになったロキ。

完全に弱い立場であるはずなのにどこまでも堂々として、あまつさえ取引を持ちかける辺り、どこまでもロキですね…!

 

とはいえ…、ここでロキも話題にしていましたが、タイムキーパー的にアウトな行為の線引きが全くわかりません。

なぜタイムトラベルをしたアベンジャーズはOKで、それに乗じて逃げたロキはOUTなのか、その心はどうやら「予め決まっていたか否か」ということらしいのですが、これはかなり理不尽さがぷんぷんします。笑

私にもタイムキーパーと話しさせてくれ。←

 

そして有罪として”リセット”を言い渡されるロキ。

この”リセット”の正体もいまいちわからないのですが、見ている限りはシンプルに”消されて”います。

えげつないぞこれは…。

 

 

すわリセットされかけたところで裁判官を止めたのはメビウス分析官でした。

予告編にも度々登場していたお人ですね。

ロキを裁判所から連れ出したメビウス分析官は、「ロキの行動の意図が知りたい」とロキの過去の映像を見せつつ質問を重ねていくのでした。

 

個人的にはここでコールソンが登場したのが熱いですね!

姿を見たのは『エージェント・オブ・シールド』の完結以来。

思わず「コールソン!!」って内心叫んでました。笑

 

 

このロキのリアクション、そして言動を見て、このロキが明らかにあの「2012年当時のロキ」そのものであることがわかります。

例えばこのセリフ。

 

後少しで、全てを手に入れるところだった。
自ら手に入れるのだ。
そう決まっていたのではない。
お前や、TVAが私にそれを許可したからでもない。
お前らは無意味だ。
私が王になるまでの回り道だ。

 

これが本当にうまいな、と。明らかに、『ラグナロク』等々で知るロキの姿とは違うんですよね。

 

 

過去の自分の姿を見せられたときのロキのリアクションが良いですね…!笑

 

逃亡と未来

さあそこでそのまま終わるロキじゃあありません。

メビウス分析官の隙を見て、まんまと逃げ出します。さすがだ。

更に逃げた先で四次元キューブをまんまと手に入れます。さすがすぎる。

 

ところが、うまく進んだのはここまで。

四次元キューブを手に入れたロキでしたが、その四次元キューブが保管されている机には、数多くの「インフィニティ・ストーン」が、実に無造作に保管されているのを見つけるのでした。

 

そこで職員の方が口にしたセリフもかなり衝撃的。

 

ロキ「”無限の石”?なぜここに?」
職員「いっぱいあるよ。文鎮にしている奴もいる。」

 

いっぱいあるよ、ですって??

あのサノスとの壮絶な戦いを目にしてきたこちらからすると、これは衝撃意外の何者でもありません。

 

そしてここで、ロキも、私も、”TVA”という組織の恐ろしさをはっきりと認識するのでした。

 

インフィニティ・ストーンが保管方法といい、もう扱いが違いすぎるのは明らか。
TVAは何者なんでしょうか…

 

 

その後ロキはメビウス分析官と対談をしていた部屋に帰還。

そしてそこで彼は、本来彼自身がたどるはずだった”未来”を目にすることになります。

 

このときのロキの表情には胸をとんと突かれる思いが。

母の死、父の死、そして兄の姿と自らの死。

その、最後までを知ったロキのあの笑いには、かなり胸に来るものがあります…。

 

そしてまた『ソー』シリーズを見返したくなる…。
無限ループの始まりです。←

 

ロキの運命はどこへ向かう

その後部屋に戻ってきたメビウス分析官に、ロキは自らの心中を告げます。

 

人を傷つけるのは楽しくない。
楽しんではいない。
仕方がないから、大勢傷つけてる。
傷つけてきた。

 

そしてロキは、メビウス分析官に協力することを決意。

メビウス分析官に頼まれた仕事とは、「部隊を倒し続けている逃亡中の変異体を捕獲すること」でした。

 

そこでロキは、こちらも非常に気になっていた、最もすぎる質問を投げかけます。

「なぜ私だ?」と。

 

その回答は、ロキを、私を驚かせるにはもう十分すぎる内容でした。

 

我々が追う変異体は、君なんだ。

 

そうきましたかーー!!と叫びたくなるような綺麗な展開!笑
この後当該変異体の暗躍が描かれた後、第一話は幕をおろします。

 

【まとめ】

 

今回の記事では、マーベル『ロキ』の第一話、「大いなる目的」についてネタバレ感想をお届けしました。

 

いきなり新しい世界感と概念をぶっこんできて、それだけでもお腹いっぱいなのに、

それ以上に手厚く描かれていたのはロキの内面でした。

 

  • 第一話で描かれたこのロキの内面が、今後シリーズを経てどうなっていくのか。
  • TVAの全容は。
  • TVAの中隊を倒し続けるもうひとりの”ロキ”の目的は何か。
  • そして、今後ロキの運命はどこへ向かっていくのか。

 

楽しみな要素と謎を沢山溢れさせて、物語は第二話へ繋がっていきます。

また一週間、続きが気になって悶え苦しむ日々が帰ってきたのは確実ですね。

 

 

…、次の水曜日はまだですか……??

 

新しくスタートした『ロキ』の世界、楽しんでいきましょう!!

 

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