こんにちは、yu-です!
最近はNetFlixやPrinmeVideoで洋画に手を出し続けてきた私ですが、久々にディズニープラスより『アトランティス 失われた帝国』を鑑賞しました。
この作品は、ディズニーの長編アニメーション映画の中ではかなりマイナーな部類。
物語そのものに目新しさがあるわけでもなく、めちゃめちゃおもしろい!!…というほどでも無いのですが、冒険に向かうワクワク感がたまらなく好きで、定期的に見返したくなる作品です!
というわけで今回の記事では、『アトランティス 失われた帝国』のネタバレ感想をお届けしたいと思います。
Contents
作品情報
公開年 | 2001年 | ||
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上映時間 | 96分 | ||
原題 | Atlantis: The Lost Empire | ||
スタッフ | 監督:ゲイリー・トルースデール 、カーク・ワイズ 脚本:タブ・マーフィ 製作:ドン・ハーン |
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おすすめ度 |
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特に日本ではプロモーションが少なく、登場してるキャラクターすら知らない!という方がほとんどではないでしょうか。
ところが、この映画、
東京ディズニーリゾートを訪れたことのある方が見たら、きっと「おや?」と思うはずです。
東京ディズニーリゾートとの関わり
東京ディズニーリゾート、と言うよりはもっと具体的に言えば
東京ディズニーシーのテーマポートの一つ、ポートディズカバリーとの関わりがあります。
その関わりとはズバリ、BGM。
実はポートディズカバリーで流れているBGMの一部にこの『アトランティス』の音楽が使用されているのです。
個人的には、「ポートディズカバリーのBGMの中で1ループに起承転結がある比較的長い曲」と言う印象で記憶していたこの曲。
東京ディズニーシーが好きな方はピンと来てくれるんじゃないかなと期待しています。笑
ストーリー
しかし、誰も彼を、アトランティスが存在することを信じようとする人はおらず、資金も人員もいない彼にとって、その夢は夢のまた夢であった。
ところがある日、彼は祖父の友人であるプレストン・ウィットモアに出会う。
彼はアトランティスへの手がかりである「羊飼いの日記」をマイロに託し、船と人員を手配した。
そしてマイロはアトランティス探検のメンバーの一人となり、その謎に迫っていくのであった…。
【ネタバレ感想】ワクワクできる壮大な冒険物語
第一印象はまず、楽しい!ということ。
映画全体のテンポがよくサクサク進むので、まるで映画そのものが一つのアトラクションであるかのような面白さがあります。
では『アトランティス 失われた帝国』について、物語に沿って語っていきましょう。
①アトランティスへの羨望と冒険
祖父の遺志をついだマイロはアトランティス実在の証拠を探し博物館に援助を求めるも、すげなく断られてしまう。
そんなある日、祖父の友人にアトランティスにたどり着くための鍵となる「羊飼いの日記」を祖父がマイロに残したことを告げられ、友人の助けによりマイロはアトランティスへ向かう探検隊の一員になるのだった。
個性豊かな探検隊のメンバーに初めは煙たがられるマイロだったが、冒険を進めていくうちに徐々に打ち解けていく。
そして一行はついにアトランティスにたどり着くのであった…。
冒頭のマイロの背景、そして冒険の準備をしていざ出発…!
その間もずっとワクワクしていますし、いざアトランティスが近づくにつれ興奮はどんどん高まっていきます。
はるか昔に、この世から姿を消したとされるアトランティス。
そこには何が待ち受けているのか。
どんな世界を見ることができるのだろうか。
マイロの祖父が思い焦がれたというアトランティスとはどのようなところなのだろうか。
アトランティス、という神話のレベルのものが実は存在しており、そこに足を踏み入れることができる…。
そのようなことがあったらどんなに素晴らしいことでしょうか。
ここがこの映画のうまいところで、アトランティスという場所についての設定がいろんな角度から切り込まれているのです。
よくある冒険もので一つの流れとして、主人公が予期せぬまま別の世界に迷い込んでしまう、というものがありますが、このパターンにはないもの…、その場所に向かっていくワクワクがこの映画にはあります。
この映画では主人公がずっと憧れていた、というバックがあり、見ている人にとってもその感覚が伝って、気づけばアトランティスは見ている私たちにとっても憧れの場所となってくのです。
②アトランティスの秘密と探検隊の真実
そこには住民がいて、独自の文明を築いて生活をしていた。
アトランティスの王女キーダに連れられ、自身の言語学を生かしてアトランティスの謎の解読を試みるマイロ。
その裏で探検隊の皆は銃を持ち、帰還するマイロとキーダを待ち構えていた。
そう、彼らはアトランティスの彼らのエネルギー源を持ち去って金儲けを企んでいたのだ。
そして彼らは、エネルギー源であるクリスタルと一体化してしまったキーダを連れ去り、邪魔をするマイロを残してアトランティスを去ろうとするのだった…。
さて、そんなワクワクと興奮が詰まった前半を終え、一行は一晩限りアトランティスを堪能し、そこでの発見や交流を楽しむことに。
これでそのまま帰還していれば平穏無事なのですが、当然物語はそれだけでは終わりません。
ここからの展開は、今度は夢や理想や神秘からはかけ離れた、生々しい人間模様になるのです。
まあ正直この展開は個人的には
「まあ、そうなるよねえ…」
という感じ。
そりゃこれだけで終わるはずないよなあと感じさせたとこで、さあ事態が動いた!という印象でした。
正直なところ、個人的には前半の方が好きです。笑
と、いうのもこの後半の展開は別に何もアトランティスを舞台にする必要が特に感じられないからです。
どこかで見たことがあるような展開
まさしくこの小見出し通りで。笑
なんかこの展開知ってるなあ、という感じを強く受けてしまうのです。
後半お金に目がくらんだ一部の探検隊のメンバーが、アトランティスの動力源であるクリスタルを盗んでしまい、それを取り返そうと奮闘する主人公。
③クリスタルをめぐる戦い
その説得に心を動かされ、ローク司令官とヘルガを除くメンバーはマイロとともにアトランティスに残ることを決意する。
そして彼らとアトランティスの民は、奪われた王女とクリスタルを奪還すべくローク司令官を追う。
激しい戦いの後、彼らは無事クリスタルの奪還に成功。
アトランティスは守られ、王女は返ってきた。
そして探検隊のメンバーは地上に戻り、マイロはアトランティスでキーダとともに生きていくことを選ぶのであった…。
アトランティス古代の乗り物に乗って、気球で立ち去ろうとするローク司令官一行をぶっとばすシーンは圧巻。
かなり、非常に、スカッとします。笑
特にラストシーンのアトランティスが再び守られるシーンは、音楽も合わせて非常に心にグッと来るシーンでしたね。
ディスニー”らしさ”が光る
この映画特有のいいところは、一旦お金に目がくらんで悪役サイドに行った探検隊の仲間たちが、マイロの人間性に惹かれてこちらサイドに戻ってきた、というところ。
これは私が感じるディズニー”らしさ”です。
古今東西の物語においては裏切りはよくあることで、
「この人たちが敵になってしまっては人間不信に陥る」
というレベルのいいやつですらあっさり裏切って敵になってしまうこともよくありますよね。
これが、2010年くらいまでのディズニー映画だと全くと言っていいほど存在しません。
ちゃんと視聴者が愛着を持ったキャラクターは必ず"善”サイドにやってくるのです。
これは見ているこちらとしてはものすごい安心感で。
あああこの人好きだったのに…!悲しい…!!
ということがないのです。
ものすごく安心して最後まで見ることができます。こういうところが好きです。笑
設定には謎が残る
最後まで見終わった後に
「あれ、結局これってなんなんだったけ??」
というような謎が残ってしまいました。
特に、アトランティスに住む人々の生活に関してはもう少し詳しい設定が知りたかったなあ、と言う印象です。
例えば、身につけていたクリスタル。なぜ一人一つ身につけているのでしょうか。
また、食べ物は何を。
どうしていくつもの言葉を話すことができるようになっているのか。
彼らの母国語のルーツは。
国は、どのような形で運営しているのか。
前半散々ワクワクさせられた分、存在するとは思われいなかったアトランティスの民については否が応でも興味が湧いてしまうんです。
しかし、そこに関する設定は少なく。こちらで勝手に考えるより他ない、というのが切ないところでした。
おそらくはこの世に実際に数多くあるアトランティス伝説等に関わっているのでしょうが、その辺りを知らない(興味がそこまでない)身としてはもう少し説明が欲しかったなあ、と思うところです。
【まとめ】一度は見て欲しい!壮大な映画
さて今回の記事では、ディズニー長編アニメーション映画より『アトランティス 失われた帝国』について紹介しました。
中盤以降の展開に多少の退屈さはあるものの、前半のワクワク感、そして何より楽曲が最高に良い映画です!
広い世界に羽ばたいた気持ちになりたい時、この映画から溢れる壮大さは、きっとそんな気持ちを満足させてくれることでしょう。
Twitterでは主に映画についてタイムリーにつぶやいています。
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