こんにちは、yu-です。
週に2~3本くらいはディズニープラスから離れて洋画を見ようかな~というゆるい方針で映画を楽しんでいる今日このごろ。
そんな中目をつけた映画が
『イエスマン ”YES"は人生のパスワード』
という映画です。
これが見てみたら、もう、面白い!!!
一見馬鹿らしいように見えて、最後には「ああ確かありかもな」と思わされてしまう、恐ろしい映画でした。笑
…というわけで今回の記事では、こちらの映画のネタバレ感想を語っていきたいと思います。
Contents
作品情報
公開年 | 2008年 | ||
---|---|---|---|
上映時間 | 104分 | ||
原題 | Yes Man | ||
スタッフ | 監督:ペイトン・リード 製作:リチャード・D・ザナック 、デビッド・ハイマン、ダニー・ウォレス 製作総指揮:マーティ・ユーイング 、デイナ・ゴールドバーグ 、ブルース・バーマン |
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キーワード | コメディ、明るい | ||
おすすめ度 |
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あらすじ
仕事にもプライベートにも「ノー」「嫌だ」「パス」と答える極めて後ろ向きの男、カール・アレン(ジム・キャリー)。
親友の婚約パーティーまですっぽかし、「生き方を変えない限り、お前はひとりぼっちになる」と脅されたカールは、 勇気を振り絞り、とあるセミナーに参加。
“意味のある人生を送るための、唯一のルール”は、全てのことに、それがどんな事であっても「イエス」と言うだけ。
何事も否定せず「イエス」を連発、偶然知り合ったアリソン(ゾーイ・デシャネル)は、彼の積極的でユーモアのある人柄に惚れ込む。
人が変わったように運気をどんどんあげていくカール。
だが全てが好転し始めたとき、思わぬどんでん返しが待っていた・・・?
―― もしも、すべてに“YES”と答えたら ――
これを実際に試してみたBBCラジオディレクターの体験実話が原作の『イエスマン “YES”は人生のパスワード』。
基本的には、というより完全にコメディなので、笑って楽しめる映画です。
では早速映画のネタバレ感想に入っていきましょう。
この先は映画のネタバレを含みますfa-exclamation-triangle
【ネタバレ感想】笑って楽しめる明るいコメディ!
めちゃめちゃ面白い映画でした。
ちなみにここで言う面白い、とは「クスっと笑えるシーンがたくさんある!」という意味での”面白い”。
どうしてアメリカのコメディってこう勢いのある面白さがあるのでしょうか。
面白いシーンのぶっ飛び方が凄まじいんですよね…。笑
物語の大筋としては、
「冴えない男がある経験を通じて大成功していく」
というもの。
そしてこのある経験、というのが
「全てに”YES"と答える」
ことでした。
ではこの映画について、ストーリーに沿って語っていきたいと思います。
①冴えない男が”YES”に出会う
その結果妻には逃げられ、仕事では昇進できず、挙句の果てには親友の婚約パーティーまですっぽかし、親友にまで愛想をつかされかけていた。そんなある日たまたま出会った旧友にとある自己啓発セミナーに誘われる。そのセミナーの名前は「”YES”!」。初めは「ノー」と断っていたカールだったが、「「生き方を変えない限り、お前はひとりぼっちで人生を終えることになる」と脅され、勇気を振り絞って自己啓発セミナーの会場に足を運ぶ。
この序盤の冴えないカールが、これまた極端。
飲み会も「ノー」、駅前で配っているチラシのバンド演奏も「ノー」、銀行員として融資をして欲しいと頼む客にも「ノー」、上司にパーティに誘われても「ノー」。
そして親友の婚約パーティーにも何かと理由をつけて「ノー」と回答しました。
逆にここまで何もかもはっきり「ノー」を言える人、日本だとかなり珍しい人材なのではないでしょうか。
日本人目線ではむしろ清々しいくらい「ノー」を連発するカールでしたが、結果的にかなり暗い人生を過ごすことになります。
そんなカールが一念発起して足を運んだ自己啓発セミナーこそが、”YES”!。
このセミナーも非常にぶっ飛んでいて、セミナーの教祖のような人がカールのもとに直接出向いて、勢いで半ば強引に”YES”の誓いを立てさせます。
「どんなことでも”YES”と答えること。さもないと災いが起きる。」
というシンプル of シンプルな誓い。
ただあの勢いでこられたら、どんなに嫌でも”YES”!と言わざるを得ないでしょうね。笑
②”YES"で変わっていく世界
すると、思いもよらぬ出会いや感情が湧いてきた。
そしてカールはどんどん運気が上がっていき、あんなに憂鬱で暗かった毎日が変わっていく。
次第に何事に対しても”YES”と答えることにのめり込んでいく。そんな折、彼はアリソンに出会う。
アリソンはユーモア溢れて刺激的なカールに惚れ込んでいくのだった…。
極端!もうとにかく極端!笑
「”YES”!」と答えてやったことのすべてがうまくいき、人生が好転していく。
”YES”の結果が、こちらが想定するよりも100万倍増しになっていく姿を見せられるので非常にスカッとします。
え、こんなうまくいくの!?と逆に心配になってしまうレベル。笑
例えば…
- 親友に好かれる
- 上司に気に入られて友達になる
- 会社で役員入りを果たす
- 誘われて”YES"!と答えたことで学んだ韓国語で相手の心を開く
- 誘われて”YES"!と答えたことで学んだ歌で自殺者を止める
なんてこったい。
流石に”YES”と答えられず”NO"と言ってしまった局面も合ったのですが、その直後エレベータが停電しあわや閉じ込められかけ。
さらには足を踏み外して階段から落ち、犬に襲われかけます。
このシーンは完全にドタバタ劇そのもの。笑いました。笑
その結果、カールは”YES"を言い続ければ100%うまくいく!!!と思いこむに至ります。
極端で、単純。
こう簡単にイエスマンになれるのは、むしろ才能なのでは?笑
人生は一度きり
”YES”一つでこんなにうまくいくわけ無いだろ!!
と思いつつもそんなカールの日々を面白おかしく見ていたのですが、要所要所にハッとさせられる台詞があるんですよね。
例えば、アリソンと早朝グリフィス天文台ランニングをしたときの2人の会話。
アリソン「決まりきった毎日を送るなら、死んだほうがマシ。
元カレはワンパターンな毎日に満足してた。箱の中で生きてる感じ。」
カール「そういう連中は肩をゆすりたくなる。
”目を覚ませ!人生を棒に振ってるぞ”ってね。」
”人生を棒に振ってるぞ”…、なんともグサッと来る言葉です。
人生は一度きり、だからこそ!というメッセージ性を持つ映画はたくさんあります。
例えば先日鑑賞した『ザ・プロム』の曲でも
「One thing's universal: life's no dress rehearsal. (唯一普遍の心理がある。人生はリハーサルじゃない。)」
という言葉がありました。
このメッセージを伝える方法は数多ある中、全力のコメディの中にスパイスのようにぐさっと刺さる言葉を入れている本作。
だからこそ逆にその言葉が心に刺さったまま抜けなかったりしています。
③”YES"はあくまでパスワード
ところが、旅行で飛行機に登場しようとすると、カールがイエスマンとしてとった行動を警官に怪しまれ、テロ容疑でアリソン共々連れてかれてしまう。
親友でかつ弁護士を呼びなんとか危機を脱するものの、
アリソンに「同棲の提案は教えの為に嫌々イエスと答えた」のだと思われ、別れを告げられてしまうのだった。
ついにカールのイエスマンが裏目に出ました。
それもまさかのテロと疑われるというトンデモ事態。
とはいえ、警官の見解を述べるシーンでは「ああ確かに怪しいと言われれば怪しくも見えるぞ…」と思わされました。笑
そしてアリソン、あなたは間違っていない。
なぜなら見ているこちらもカールに対して「この人本心なんてあるのか!?」思っていたよ。
こいつやばいぞ…、と思いながら見ていたよ…。笑
さてアリソンに振られてからも「イエスマン」を続けていたカールですが、今度は諸々が悪い方向に向かっていきます。
ついには「結局”YES”の教えって何だったんだ…!?」と思い悩み、テレンスに直談判。
テレンスの車に潜むとか、半端ない行動力としか言いようがありません。
その上事故っちゃうし。テレンス災難だなあ。
100%の真理なんて存在しない
ようやく妄信的な”YES”だけではダメなことに気付かされたカール。
、盲目的に”YES"というのが大切なのではなく、そういう意識を持った上で”NO"も必要だ、というところで落ち着きました。
100%の唯一絶対の真理など存在しない、ということでしょう。
その後アリソンに今度こそ自分の本心を伝えるのですが、このときの言葉には思わず共感。
これが一理あるぞ、と思わされました。
「全部本心だったけど同棲にはビビった。でもそれが普通だ、考えずにやることじゃない。」
「本当に嫌な時は断れるんだ。」
「確かに、この哲学には欠点がある。」
「でもおかげで君に会えた。
昔は自身がなかった。
”積極的に他人と関わっても、いずれ相手は失望する”と、自分を卑下していた。
でも今は君と分かち合うものがたくさんある。」
特に、”積極的に他人と関わっても、いずれ相手は失望する”という部分。
昨今はコロナの影響で他人と関わることに対して自粛ムードがありますが、反面そのことに安心している自分もいます。
その奥にはこの考えが潜んでいることに、この会話からはたと気付かされましたね。
最終的にはアリソンとよりを戻してハッピーエンドを迎えます。
ラストシーンには吹き出しました。笑笑
『イエスマン』はここで見れる!
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【まとめ】
さて今回は映画『イエスマン "YES"は人生のパスワード』についてネタバレ感想をお届けしました。
面白いシーンが豊富のコメディであり、見終わったときの爽快感が印象的なこの映画。
カールに肩をゆすられないような、素敵な人生を歩みたいものですね。
Twitterでは主に映画についてタイムリーにつぶやいています。
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